2005年10月06日

なぜ北朝鮮は倒れないのか?

「北朝鮮を見つめるまなざし」で講演された高英起氏のお話で印象に残ったもののひとつに、なぜ北朝鮮の体制は倒れないのか?と言うのがあります。
それに関する高氏のお話の中から、印象深い所を一部ご紹介いたします。

「冷静に見て金正日さんというのは特別な朝鮮人じゃないと思うんですよ。
やっぱり儒教精神が染み付いてますから、中々上の人に反発すると言う考えが生まれて来ない。
北朝鮮と言うのは特殊なんですけれど、特殊な反面、朝鮮民族の悪い所・ネガティブな所が集まっているからこそ倒れないんじゃないかと思います。
決してあの体制を我々民族の生んだ特殊な体制と思うんじゃ無くて、あれはある意味必然的に生まれた体制だと捉えないと。
あれは我々民族とは関係無い、と言う捉え方は違うと思います。」

「もしかしたら金正日さん自身も北朝鮮の体制に問題のあることは分かってると思う。
ところが金正日さん自身もどうしようもない、指導力を発揮できないんじゃないか?
しかし組織と言うのは、企業でも粉飾決算とか潰れる組織・問題のある組織は、皆後で知らなかった知らなかったというけれど、体外の人は皆知ってるでしょう?
知っててもどうしようもなかった、どうしようどうしようと思っているうちにバカンと爆発した。
おそらく今の北朝鮮のかなりの数の上の人も、問題性があるのは馬鹿じゃないから分かっていると思う。
軍部と党の対立とかでがんじがらめになっていて、ある意味北朝鮮の体制を突き崩さないとどうにもならない。」


率直に言って、在日の高氏の口から、ここまでの言葉が出るとは思いもよらず、軽い驚きを覚えました。
ちょっと前なら在日の方からこのような発言が出たら、在日社会から袋叩きどころでは済まないのではなかったかと。
もっとも今でもまだ高氏のように勇気ある発言をする人は少数派、彼も総連関係の人からは睨まれている存在ではあるのですが。
拉致問題の発覚は、平和ボケ日本人の目を覚ましただけでなく、在日の意識の変化と言う大きな影響をも及ぼしているのだな、ということを改めて実感しました。

でも・・・日本人は北朝鮮の体制を暢気に笑っている場合ではないですよね。
蓮池透さんが自著「奪還」の中で北朝鮮と日本の事を「無法国家と無能国家」と表現されましたけど、異常なのは何も北朝鮮だけでなく、日本も同じ・・・ではないでしょうかねぇ?

政界・財界・マスコミ・・・ありとあらゆる所に総連の工作の手は入っていると言います。
いや、入っているのが当然であると見るべきでしょう。
今でも日本国内には多数の工作員が潜伏していると言う。
土台人と呼ばれる協力者もたくさんいると言う。
そしてそれらの影のネットワークは今でも機能していると言うのだから、工作活動はありとあらゆる場面で現在進行中と見るのが自然でしょう。

拉致問題を解決するには毅然とした態度で北との交渉に臨むべし、そのためには「覚悟」が必要である、と大方の人がおそらく考えている事でしょう。
一般にその覚悟とは、例えば北から万が一ミサイルが飛んでくるかもしれない事に対する覚悟とか、あるいは日本国内で工作員がテロ行為に及ぶかもしれないなどといった、物理的・暴力的なものに対する覚悟のように思われていたかもしれません。

けれど事はそう単純な話ではなく、むしろ必要なのは今まで闇の奥にしまいこまれていた日本の暗部が暴き出される痛みに耐える覚悟、ではないでしょうか?
その苦痛に日本の国民は耐えられるかどうか?
拉致問題と言うパンドラの箱を開けたとき、そこからどんな暗闇が飛び出るのやら?
以前から漠然と感じてはいた事ですが、最近この手の言い知れぬ不安や気持ちの悪さをつくづく感じてならないのです。
拉致問題の真相が本当に明らかになると、下手をすると日本の体制そのものが引っくり返りかねない恐れもあるのではないか?
それゆえに取りあえずの安定を望もうとする保身の力学のような物が働いて、なかなか拉致問題の山が動かないのではあるまいか?
冒頭の高さんのお言葉の北朝鮮をそのまま日本に置き換えても同じことが言えるのではないでしょうか。
集会でお話を伺いながら、ふとそんな事を考えたりもしましたが。

長年の呪縛の中でにっちもさっちも行かなくなっているのは北朝鮮の体制だけではない。
日本の体制もご同様と違いますかね。
なぜ北朝鮮は倒れないのか?
もとい、なぜ日本はこうまでも動かないのか?動けないのか?
問題の根っこは案外同じと違う?というのが私の素朴な疑問であります。


posted by ぴろん at 17:27| Comment(11) | TrackBack(1) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>>
けれど事はそう単純な話ではなく、むしろ必要なのは今まで闇の奥にしまいこまれていた日本の暗部が暴き出される痛みに耐える覚悟、ではないでしょうか?
その苦痛に日本の国民は耐えられるかどうか?
拉致問題と言うパンドラの箱を開けたとき、そこからどんな暗闇が飛び出るのやら?
以前から漠然と感じてはいた事ですが、最近この手の言い知れぬ不安や気持ちの悪さをつくづく感じてならないのです。
拉致問題の真相が本当に明らかになると、下手をすると日本の体制そのものが引っくり返りかねない恐れもあるのではないか?
>>
 仰るとおりだと思います。
小泉政権が、なぜあそこまでテロリスト国家との国交「樹立」にこだわるのか。理由は三つあると思います。
@国交樹立により歴史的に名を残す
A国交樹立後に行われる経済支援のキックバックによる利権
B朝鮮総連による対日工作(献金という賄賂)の隠蔽

@・Aはよく言われている事ですが、Bについては分かっている事ですが中々指摘されませんね。いずれ、北朝鮮が崩壊して総連の献金リストが公表されたら、日本の政党で無傷でいられるところはどこもないでしょう。その時に一番ダメージを受けるのは、ほんの短期間を除き戦後一貫して日本の与党であり続けた自民党でしょう。社会党や共産党も同じくダメージを受けるでしょうが、その重さは比ではないでしょう。彼らは社会主義・共産主義の政党ですから、それを口実にするかもしれませんが、それで罪が消えるわけではありません。
(この場合の政党は、政党すべてと言うよりは政党所属の国会議員と解釈してください。まあ、日本の政治家で献金を受け取らなかった人は右から左から誰もいないと言われていますが…。)

 自民党と社会・共産両党の決定的な違いは自民党が与党=政権党であったと言う厳然たる事実です。日本の政府として、国民の命を守るべき立場の政党が国民を拉致した国からの賄賂をもらって国民を見捨ててきたと分かったら、この日本の社会体制はひっくり返るでしょうね。

 まして、米ソ冷戦時代を日米安保の下、共産主義を敵として闘ってきた人たちが裏切り者だと分かったら、ただじゃすまないでしょうね。もし、その中に首相経験者の名前があったら、どうなるでしょうか。考えるにおぞましいですね。

 この手のリストが公表されずに済むには北朝鮮が崩壊しない事が一番大切なのです。そのためには、北朝鮮がどんなに人権弾圧の酷いテロリスト国家であっても、献金を受けた人々にとっては存続してもらわなければならないのです。だからこそ、今まで北朝鮮に対する物流のほとんどがノーチェックだったのでしょう。今だって、万景峰号は毎週のようにやって来ている。

 北朝鮮の対外工作は本当にお見事です。韓国をあそこまで抱き込んで、南北統一という美名の下警戒心を解き、ほとんど都合のいい金蔓にしてしまった。日本に対しても、それはお見事だったのです。政界・財界工作、一般国民に対しては主体思想研究を始めとする思想洗脳による工作、北朝鮮に共感した人々によるスパイ工作…。どれだけ多くのスパイがこの国でどれだけの事をしたのでしょうか。

 北朝鮮による日本人拉致がこうも長期間平然と行われていながら発覚しなかったのは、政府が拉致を知りながら、被害者を助ける事はおろか新たな拉致を防ぐための予防策すら取らなかったからです。なぜ、取れなかったのでしょうか。いくら社会党が強い第二党だったからといっても、過半数を持っている与党が国民の命を守るためなら出来たはずだと思うのですが。その裏にはいったい何があったのでしょうか。私は真実が知りたい。

 また、日本国民の中に明らかに拉致に加担した北朝鮮のスパイがいた事も事実でしょう。北朝鮮工作員とその国内協力者の在日だけで、すべての拉致が行われたとは到底思えません。その人たちは、今息を潜めて事の推移を見守っているでしょう。彼らが良心の呵責に耐えかねて、拉致問題の真実を語る日は恐らく永遠に来ないでしょう。よど号犯が決して拉致を認めないのと同じように。

 このようにこの問題の根本原因はに日本の55年体制にあると思います。保守も革新も、内閣官房機密費を通じて裏ではぐるで国民を騙していた。いったい、日本の戦後民主主義とは一体何であったのだろうかと考えざるを得ません。すべての真実は、北朝鮮が崩壊しない限り決して日の目を見ないでしょう。それは、不可能な事ではないでしょう。かつてのソ連が崩壊して数々の機密文書が公開され、朝鮮戦争の真実が明らかになったように。

 その日が一日も早く訪れる日を心より願っています。
Posted by うさぎ at 2005年10月11日 00:33
★うさぎ様

私は拉致被害者救出運動は人の命を救う運動と言うだけではなく、日本国民にある種の「覚悟を求める運動」であるとも思っています。

日本の抱える闇は北朝鮮に負けず劣らず底なし沼です。
それを何とかしようと思えば、国民の側もそれ相当の痛みを覚悟せねばならない。
その痛みに、果たして今の国民は耐えるだけの覚悟は出来ているのでしょうか?

小泉倒閣・安倍政権樹立。
その事で血眼になっている支援者もいらっしゃいます。
それを否定するつもりなど毛頭ありませんが、そういう倒閣運動をするよりも前に、私たちにはやるべき事があると思う。

安倍さんであれ誰であれ、戦後日本の腐りきった膿を一掃し本気で「日本を洗濯」しようと思ったら、国民の側もそれ相当の覚悟と理解をもって政権を支えなければならないのです。
しかし、小泉さんへの礼儀がなっていないなどと言う瑣末な理由で家族会バッシングをする程度の浅い認識しか持てない国民に、そこまでの覚悟が持てるのかどうか?
私には一抹の不安を拭い去る事は出来ません。

本気で日本を立て直そうと思うなら、尚の事拉致問題の認識を広める事に力を注ぐべきではないのか?
拉致問題の抱える本質を多くの国民が共有するべく、理解を広め理解を深める活動を積み上げる事が地道な様でも倒閣運動よりははるかに優先度が先ではないか?と私は思うのですが。
Posted by ぴろん at 2005年10月11日 10:44
ぴろんさん
昨夜は11日のエントリーから読ませていただきましたが、6日のここは見落としていました。
今日読ませていただいて、さらに共鳴しています。
最近なんとなく感じていたことについて、ぴろんさんの本文、うさぎさんのコメントに大変わかりやすく書かれていて流石!と感激しています。
先日アンデスさんの書き込みに触発されて、まだ整理のついてない漠然とした思いを蒼板に書いてしまいましたが、そうだ!そう言いたかったのだと、改めて納得しました。
この考え方を訴えていけないものでしょうか。
気の遠くなるような話ですが、問題の本質への踏み込みが不可欠な現状に思われます。(勿論、国交正常化反対や経済制裁発動など当面の懸案事項については政府に強くアピールしながら)。

>安倍さんであれ誰であれ、戦後日本の腐りきった膿を一掃し本気で「日本を洗濯」しようと思ったら、国民の側もそれ相当の覚悟と理解をもって政権を支えなければならないのです。

この姿勢がポイントだと思います。ぴろんさんと私とでは小泉首相に対する評価に違いがあると思いますが、それを乗り越えて本質に迫ることが拉致問題の解決にも、国家の問題を正すについても必要なのではないかと強く思います。
Posted by hashimoto at 2005年10月11日 23:48
★hashimoto様

>この姿勢がポイントだと思います。ぴろんさんと私とでは小泉首相に対する評価に違いがあると思いますが、それを乗り越えて本質に迫ることが拉致問題の解決にも、国家の問題を正すについても必要なのではないかと強く思います。

日本を洗濯する期待のリーダーとして、小泉さんにやる気があるかどうかが、小泉支持不支持の分かれ目だろうと思います。(笑)
私としては、やはり国家のトップにはもっと拉致問題に熱心な方が就任して欲しいと望みます。

その意味で小泉倒閣運動の趣旨も理解は出来るのですが、それのみにこだわっていては拉致問題の本質を半分しか見ていないに等しいと思う。
肝心なのは、国民にいかに拉致問題の本質を知らしめるか?
国内の膿を出し切る為に痛みを伴う戦いをするであろう内閣を、国民世論が全力で支持できるかどうか?にかかっていると思っています。
小泉さんは確かに支持率は高いけれど、それは他に適当な人がいないから、と言う消極的な理由が多い。
今度の郵政選挙で少しは変わったのかもしれませんが、あの方が熱心なのは郵政のみ。
あの情熱をそのまま拉致にも振り向けてくれるとはどうしても思えない。
それゆえに、今度の選挙で小泉さんに過大な幻想を抱く人が増える事を私は懸念するのです。
もっとも自民圧勝の結果を受けて、余りにも勝ちすぎた小泉自民を心配する向きも多いようですので、その点、国民の意識はまだまだ全うなのかな?とひと安心してはいるんですけどね。
Posted by ぴろん at 2005年10月12日 10:10
ぴろんさん
お忙しい中丁寧にレスくださってありがとうございます。

>日本を洗濯する期待のリーダーとして、小泉さんにやる気があるかどうかが、小泉支持不支持の分かれ目だろうと思います。(笑)
私としては、やはり国家のトップにはもっと拉致問題に熱心な方が就任して欲しいと望みます。

これは私も全く同意です。

やる気があるかどうか、の判断材料のひとつが今回の解散選挙の経緯でした。拉致問題は別にして、腐敗政治と言われるまでになったこれまでの自民党政治は、利権構造の温床である派閥関係を解消しなければ改善されるわけがないと考えていました。(いくら小泉さんでもまさかここまで一気に壊すとは思いもしませんでしたが・・)

拉致問題については、政治家小泉さんにとって当初たいした関心事ではなかったと推測しています。周囲に判断を任せたこともあろうかと。不勉強のつけが回れば後手後手の対応にもなろうし、あるいは過去の経緯から正面きっての交渉もならず・・。いずれにしろ国のトップとして拉致問題解決に必ずしも適任だったとは私も思いません。

しかし、結果責任、あるいは「拉致被害者を返せ」と言わないという理由で、小泉首相を退陣させるべきだとか、あるいは今回の選挙で敗退すべきだったとは思いません政官財を覆う利権のしがらみ、そこから生じる腐敗体質を根本から覆すこと、このことが、ぴろんさんやうさぎさんがご指摘の根が深い拉致問題の全面解決に絶対不可欠だと考えるからです。(「返せ」「経済制裁するぞ」と言えば返すような、そんな単純な状況でないことは誰の目にも明らかでしょう。)

まずは利権絡みの内なる膿を出し切ること、これは国家観がどうのという前の、むしろ人間社会の道義的な問題として政治家を含めた日本国民全体に課せられている課題、日本が近代国家として自立するための必須の課題だと考えます。
攫われた同胞を助けたい。でも、道義に背く隠し事が明らかになるのを恐れて手が出せない日本の中枢をせせら笑う北朝鮮に、どう立ち向かえるというのでしょう。政府も国民も、共に内なる膿を出す覚悟がまず必要だと強く思います。

安倍総理の誕生は私も心待ちにしていますが、今までにそれが実現していたとしても、彼の若さや経歴から考えて派閥の力学の影響を受けるのは必至で、国家ぐるみの隠蔽体質の底知れない力に対抗して拉致問題を全面解決するのは不可能に近かったのではないかと推測します。
内政に関して「そこまでやる気」のあった小泉さんの意気込みで自民党の構造改革が成った(?)今後なら、安倍総理が拉致問題に思う存分腕を振るえるかもしれない。

勿論、小泉さんが拉致問題解決にも「そこまでやる気」を持ってくれて任期中に即刻奪還ができることを願っています。でも、2回目の訪朝後は故意に拉致問題を避けているのではないかと危惧しています。例の「空白の10分間」直後といわれるニュースの映像を、私も見ました。(勝ち誇ったような態度で)立ち去っていく金正日を見送る小泉さんの茫然とした表情がやけに強く印象に残っています。すごく嫌な感じがしました。その後の経過を見聞きしても、対日工作に対する隠蔽の必要性が深刻度を増しているのではないかと想像せざるを得ないのです。彼個人の負い目だったらこんなに誰もが黙り込んでしまうわけはないと思います。足を引っ張りたい人はたくさんいるのですから。
今回の解散選挙のように一切のしがらみを断つ覚悟で、膿を出し切って北に対峙する「やる気」を是非示してほしい。国民全体を巻き込んで。と思うのです。
もしその気がないのなら、やる気のある人に替わってほしい。
そこが私にとって支持不支持の分かれ目です。
官邸にもその旨脅迫しているのですが(笑)。国民一人の声がどれほどのものなんでしょうかねと思いながらの抗議、提言です。

もし万一、うぎさんが挙げられた中の

>@国交樹立により歴史的に名を残す
>A国交樹立後に行われる経済支援のキックバックによる利権

が真実だったのなら、私は永遠に彼を軽蔑するでしょう。ただ、今回の選挙で彼を選択したことは、先に述べた理由で後悔しません。誰がトップでも、拉致問題の全面解決には政財界の浄化は不可欠であり、その足がかりを小泉さんでなければつけることができなかったと思うから。
駄文、長くなって失礼しました。
Posted by hashimoto at 2005年10月14日 00:40
★hashimoto様

要は安倍さんであろうと小泉さんであろうと、被害者を救い出してくれれば誰でも文句は無いのです。(笑)
仰るように、小泉さんは元々拉致にそれほど関心があったわけではなかろうと私も思います。
そして5・22以降、目に見えてやる気を失っている、あるいは北の工作に凋落されている?と言う印象を否めないのですね。
ですから問題の山を動かそうと思ったら、やはりトップの座には拉致に熱心な方が就任して陣頭指揮を執って欲しいと願うのです。

しかしここで問題になるのは、トップの首を挿げ替えればそれで事足りるわけではない、と言うこと。
小泉退陣・安倍政権樹立が成ったとしても、劇的に拉致問題の山が動くとは私には思えません。
そこは退陣論者も過剰にばら色の幻想を抱きすぎているように感じます。
安倍さんがトップに就いたとて、多少政府内の風通しが良くなる程度、位に思ってるのが現実的と思います。

総連の裏工作はおそらく半端な物じゃないですよ?
それに総連に圧力をかけて潰そうと思えば、彼らも生き延びる為には必死に抵抗してくる事でしょう。
表沙汰になっては拙い事を隠す為なら、事故か何かに見せかけて、人の一人や二人葬り去るくらい朝飯前。
それでも尚、日本を洗濯する為に闘うとなれば、それ相当の覚悟が国民に求められるのです。
首相一人交代したくらいでどうにかなる程、この問題はやわではない。

仮に安倍政権が出来たとて、それを積極的に支える国会議員がいなければ、安倍さんも政治力を発揮する事は出来ません。
今回の郵政選挙の例を持ち出すまでも無く、政治と言うのは国民の強い支持があって何ぼの世界です。
拉致問題解決の為には首相から国会議員、一般の国民まで一致団結して事に当たる必要性があり、そのためには今にもまして世論の喚起と拉致問題の本質を周知徹底する必要があります。
そのためにも今は地道であっても支援の輪を広げる運動は、何よりも重要と思います。

なのに、「小泉退陣に賛同しない者は支援者にあらず!」と言わんばかりに、内ゲバを仕掛け排除の論理をもちだして、せっかくの心ある支援者を支援の輪の外に追放したがる人たちが少なからずいます。
一体彼らは、本気で拉致問題を解決する気があるのか?
被害者を救い出し、日本の膿を搾り出して日本を洗濯する気があるのか?
私は大いに疑問です。
小泉退陣だけに囚われているのでは「木を見て森を見ず」なのです。
視野狭窄に過ぎるのでは?と、あとどれ位言葉を尽くせば彼らにこちらの真意が通じるのでしょうかね?
Posted by ぴろん at 2005年10月14日 10:46
ぴろんさん、こんにちは。
お久しぶりです、テキストのUP何時もお疲れ様です、非常に感謝しております。
音声で聞けるようにもなったのですね、とても素晴らしい事です。

さて、他所では書くのが怖いので、ぴろんさんの所へノコノコと書き込みにやってきました(笑
最近他所の掲示板を見ていますと、非常に荒れていますね。
ぴろんさん曰く「内ゲバ」の様相を呈しています、怖い(笑
私は最近思っていたのですが、Net上で議論されている「拉致問題」は、運動家の問題であり、一般人(所謂素人)が入り込める余地はないと・・・。
一般人はそのNet上で起きている議論を見て、恐らく怖さを感じ始めているのではないかと思います。
「拉致問題=運動家=過激な行動・言動」と言う感覚で見られているのではないでしょうか?
私は約1年くらい前、ある掲示板に「セクト主義にならないようにしましょう」、なる書き込みをした事があります。
でも、現状は完全にセクト主義化し、本質を飛び越えて自らの「主張」を堅持する為の場所になっています。
所謂「論客」と称する人々が声高に「自己」を主張し、共同作業によって問題を解決しようとしているようにはとうてい見えません。
その「論客」達の逆鱗に触れれば、いとも簡単に「圧殺」されてしまいます。
或いは「何々教信者」とか「北の手先」とか「工作員」とか、レッテル貼られて終了ですね(笑
そこまで言われて「誰が支援・応援」するのでしょうか?
「もう関わりたくない」というのが本音の人もいるのではないでしょうか?

ある掲示板では管理されている方が、「もっとROMしている皆さんも書き込んで下さい」なる旨の発言していましたが、私は正直「時既に遅し」と思いました。
また、その管理人の方は「味方になろうとした人たちを外に追いやった云々、5.7に集まった全国の人を拾いきれなかった云々。運動家が右よりに偏ってしまった問題云々。(怖がって近づかない人もいるようです。)」と書き込みされていました。
(無断で転用しましたので、一部表記を変えてあります。)
この件についても、私自身「今更何を(笑」の感情しかありません。
当初一般人から出ていた意見ですよ(笑
ここまで苦しい胸の内を明らかにするくらいなら、何故一般人の意見を早く取り込まなかったのでしょう?
セクト主義化し、論客達がぬるま湯に浸る為に作り上げた、「神聖なる領域」を守る為としか思えません。
今更「皆さんの参加を・・・」と訴えても、当時傷を受けた一般人は嫌悪感しか示さないのではないでしょうか?
もし、リセットしてスタートするならば、一旦方向性を吟味し直し、当時の「謝罪」を掲示する事が必要でしょう。

ある掲示板である方が「1年ぶりに来たが何ら進展はない」なる発言をしていました。
私はこの方の言うとおりだと思います。
ただ何かの言葉尻を捕まえて、それを繰り返し議論すると言う事を
続けてきた様に見えます。
その方の発言に対しても、「そうですか?気をつけます」と言う姿勢ではなく、逆ギレ?(笑の反論が出ていました。
話は飛びますが、2ちゃんねるの拉致関連の方が、もの凄い勢いで議論・検証されています。
運動家・論客がいない分、自由に発言し自由に議論されています。
思想的に中立の人が多い為か、帰国者・家族会に対する批判も散見されます。
また基本的には無記名である事も重要で、管理人にIPを監視されるよりは気楽でしょう(笑
倒閣を主義・主張にされている方もいます。
ある方が一生懸命その危うさを唱えていましたが、やはりその熱意は無駄のようでした。
で、一般人はこういった事も、「拉致問題=運動家=過激な行動・言動(倒閣)」として見ていると思います。
「反体制=反政治活動=過激派」に見えませんか?
馴れている人には違和感はないと思いますが、馴れていない、所謂新参者の人たちには怖いのではないでしょうか?
その主義・主張は良いと思いますが、もう少し空気を変えた方が良いと思います。
今の形では「過激派・全学連」と同等のような気がします。

拉致問題がなかなかニュース等に取り上げられませんね。
最近のニュースは、元脱走兵のジェンキンスさんの本の事ばかり(笑
で、「日本へ来た時にさっさと話せば?!」と言ってしまいそうな告白本。
お金にならないと話さないのでしょうか(笑
私は拉致問題の進展・解決の為には、帰国者5人とジェンキンスさんの、公的な証言を得る事が必要不可欠だと思います。
勿論国家としての公聴で、宣誓に基づいた証言です。
何故、思い出したように、時々「新証言」が飛び出すのでしょう?
北朝鮮に残されている方々の事は、帰国した人達が一番よく知っているのでは無いでしょうか?
荒木さんも暗に言っていたような気がします。
「そっとしておいてほしい」のはわかりますが、私は彼らにこそ言いたいです、「残された同胞を救えるチャンスなんだ」と。
重大な証言があれば、国家・政府としても動きやすいのではないでしょうか?
よく言われる「国の威信」をかけて闘っているのであれば、帰国者とジェンキンスさんに強制的にでも公聴をして頂きたいと思っています。






Posted by Ambient1 at 2005年10月14日 13:22
公安が動いた薬事法の件
以下、動画とそのサイトのキャッシュです。

動画
http://www.bcast.co.jp/cgi-bin/yahoo/news.asx?cid=20051014-00000030-jnn-soci-movie-001&media=wm300k 日本テレビ
http://www.bcast.co.jp/cgi-bin/yahoo/news.asx?cid=20051014-00000010-ann-soci-movie-001&media=wm300k テレビ朝日
http://www.bcast.co.jp/cgi-bin/yahoo/news.asx?cid=20051014-00000030-jnn-soci-movie-001&media=wm300k TBS

HP(既に消されていますので、キャッシュです)
http://web.archive.org/web/20041019001624/http://www.kara.gr.jp/furosan/001.html
----------------------------------------------
普通「薬事法違反」で公安が動くのですか?
ぴろんさんそこのあたりどう思います?
家宅捜査して何か出て来たら、次は本体でしょうか?
データは古くなったら本件ごと削除して下さい。

Posted by Ambient1 at 2005年10月14日 15:30
★Ambient1様

>他所では書くのが怖いので、ぴろんさんの所へノコノコと書き込みにやってきました(笑

あはは、そうでしたか、それはそれはどうも、です。
管理人の私と違う意見であっても、礼節を守った上での冷静な議論であればいつでも歓迎しますので、どうぞ気楽にお立ち寄りくださいませ。(笑)
私とは違う視点から拉致を見つめるAmbient1様のご意見は、見失いがちな素朴な視点を開いてくれます。
こちらこそ感謝いたします。

>最近他所の掲示板を見ていますと、非常に荒れていますね。

そうですね。
私も内ゲバは正直うんざりです。
座り込み騒動に郵政解散選挙・・・単なる机上の空論・視野狭窄の思い込みはもううんざりです。
現実無視の議論を繰り返しても被害者救出には近づかない。
根本を見失って過激に走るばかりの論陣が、結局支援の輪を狭めていることに彼らは気が付いていないのでしょう。
そしてそういう人に限って、我こそは支援者の中の支援者であると言わんばかりの驕りの姿勢がある。
笑止千万ですね。
暢気に笑っている場合じゃないのですけれど。

>運動家・論客がいない分、自由に発言し自由に議論されています。
思想的に中立の人が多い為か、帰国者・家族会に対する批判も散見されます。

「家族会・救う会」の事を神聖にして犯すべからず、といわんばかりの姿勢で奉っている方もいらっしゃいます。
それはどうなのでしょう?
小泉大事の小泉信者と同じ罠にハマっている事を、おそらく彼らは気が付いていないのでしょうね?
だから視野狭窄だと何度も忠告しているのに、どんな言葉を尽くせばこちらの真意が届くのか?
Blogのエントリーを書くのにも四苦八苦です。

それと組織が健全であり続けるには批判の声にも耳を傾け、運動の方向が間違わないよう柔軟な軌道修正が出来なければなりません。
それが出来なくなった時、組織としての「家族会・救う会」は本質を見失った、組織維持の為の運動体に成り下がる危険性があります。
その事を運動の中心にいる支援者の方々はどこまで自覚をされているのか?
過激に走るばかりの最近の風潮・論陣をみるにつけ、運動のあり方がどんどん先鋭化していくようで気がかりです。
溺れる子供を前にして、内輪もめ・うっぷん晴らしなどしている場合でないというのに。
運動が停滞して苛立つ気持ちも分かりますが、こんな時だからこそ、謙虚に原点を見つめて欲しいと思います。

>何故、思い出したように、時々「新証言」が飛び出すのでしょう?
北朝鮮に残されている方々の事は、帰国した人達が一番よく知っているのでは無いでしょうか?

素人の素朴な疑問として、そういう感情を抱く人がいることは私も承知しております。
先日参加した藤沢集会の後の懇親会でこの件に関してこういう意見交換がありました。

「安明進でさえ、全ての証言を出し終えるには4年かかっている。
下手に証言をすれば北に残した家族や北でお世話になった指導員などに直接悪い影響があることを彼らは良く知っているので、そこを乗り越えて証言を出すには相当の覚悟なり勇気が要るはず。
帰国した被害者たちは生きる為とはいえ北の悪事にも加担させられているはずであり、それを告白して国民が好意的に受けとめてくれるかどうか?
それと国は体を張って北の魔の手から自分達を守ってくれるのかどうか?
彼らは今ひとつ国家を信用し切れていないのではないか?
洗いざらい告白するにはまだまだ躊躇があっても仕方が無い」

微妙に言葉使いが違ってるかもしれませんけど、概ねこんな発言内容でしたかね?
北朝鮮の体制を崩す事の難しさ、私たちが闘うべき相手の底知れぬ闇の深さを思い知らされる話でした。
であるならば尚の事、より一層の闘う覚悟を国民に求めねばなりません。
本質を理解してもらう運動をしなければなりません。
小泉退陣ごときで仲間割れなどしている暇は無いのですけれども・・・

>普通「薬事法違反」で公安が動くのですか?
>家宅捜査して何か出て来たら、次は本体でしょうか?

まだ少ししかニュースソースに当たっていないので今の段階では何とも言えませんが。
捜査が入ったこの病院は、おそらく関係者の間でいわく付きと言われている裏のある病院ではないかと思われます。
当然、単なる薬事法違反だけでの捜査ではないでしょうね。

公安に限らず、それぞれの現場にいる人は結構必死に頑張っているんです。
問題はそれらを束ねる国家のトップの意識の問題。
現場を離れて上へ上へと情報が上がるに従い、だんだんと机上の論理になり、関心も薄れていく。
これをどうにかしない限り、中々問題の山は動かないのでしょう。
Posted by ぴろん at 2005年10月14日 16:28
ぴろんさん
こんにちは、何時も丁寧なレスを頂き感謝しています。
ぴろんさんのレスを読んでいて、心の中で絡んでいた物が、少し解けかかっています(笑
ありがとうございました。
テキストのUP、本当にお疲れ様です。
私も少しずつ動いています。
お互い頑張っていきましょう、早く解決させたいですね。
Posted by Ambient1 at 2005年10月14日 17:19
ぴろんさん

テキストアップでお疲れのところ何度もお邪魔してすみませんでした。

>総連の裏工作はおそらく半端な物じゃないですよ?
それに総連に圧力をかけて潰そうと思えば、彼らも生き延びる為には必死に抵抗してくる事でしょう。
表沙汰になっては拙い事を隠す為なら、事故か何かに見せかけて、人の一人や二人葬り去るくらい朝飯前。
それでも尚、日本を洗濯する為に闘うとなれば、それ相当の覚悟が国民に求められるのです。
首相一人交代したくらいでどうにかなる程、この問題はやわではない。

そうですね。総連については私はまだまだ情報をものにしてなくて、考え方の中にしっかり納まっていませんでした。知れば知るほど根深そうですし、腹が立ってきます。総連による工作に関する情報は周囲に支援を呼びかけるためにも効果的ではないかと考えますが、客観的な資料が掲載されているサイトがあるでしょうか。集会のテキストの中で、発言者が触れているのを拾い集めるくらいでしょうか。

今日のニュースでは、願っていた希望的観測がもしかしたら現実の動きになるか?という期待を抱かせられています。それは結局、下の方で仰っているように国家のトップの意識如何なのでしょうね。一人でも多くの国民の熱意が動かすことを祈ります。今回はこれにて失礼致します。

追記 ついでで失礼ですが、logさんの過去ログへのリンクありがとうございました。保存して時間のあるときに読ませていただきます。
Posted by at 2005年10月15日 15:58
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ブレない国士であったひと。
Excerpt: 実はこれがですよ…。もしかして、 対立候補者への見せしめの意味があったら、恐ろしいなあ、 とか思ったんですが。妄想です、妄想。 気のせいですよね? さて。 誰が宰相であれ、世の習いであること。..
Weblog: * 園丁日記 *
Tracked: 2005-10-09 20:08
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