2005年11月08日

「信じられる国・日本」は実現しているのか?

近頃の私は集会でご家族のお姿を拝見するのが辛くてなりません。
特に高齢の横田夫妻や有本夫妻のお姿を間近に見るのは、耐え難い苦痛を覚えます。
人前では気丈に振舞ってはいらしても、連日の全国行脚です。
さぞかしさぞかしお疲れのはず。
彼らのお姿を見るたびに、お願いだから体を休めて!少しは休息を取って!と心の中で思うのですが。
今の彼らに休めと言うのは、我が子の救出を諦めろと言うのに等しいのでしょう。
まさに進むも地獄、止まるも地獄。
この地獄の苦しみは一体いつまで続くのだろうか・・・?
政府いつまで経ってものらりくらり。
結局は今日も明日も明後日も、家族は支援を求めて全国を駆け巡るより他にない。
それが悲しい現実。

★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2005.11.07)より

■日朝協議につき斎木審議官が家族会・救う会に報告

斎木審議官は、「拉致を置き去りにすることは誓ってないと申し上げる。それは信じてほしい。今後どういう交渉になるかは我々の提案に対する回答を見て、政府の指示を受けてやる。政府の方針は変わっていないが、この1年間のことを頭に入れて提案したものだ。拉致問題だけでは先方は協議に応じないだろう。協議に引き込み、日本側から強い主張を行なう場が必要だ。しかし、北朝鮮側がボールを投げ返してこないという状況は私は絶対に認めない。経済制裁以外でも北朝鮮が困ることは色々ある。またタイ人の拉致問題が出てきたことや、国連で非難決議の動きがあることも北朝鮮には圧力だ。アメリカとはきっちり連携してやりたい」等と述べた。

信じろと言われてもね・・・(溜息)
斎木審議官はこの現状の中で本当に良くやってくれていると思います。
しかし、肝心の官邸サイドがあれでは・・・
信じて欲しいと言われても信じたいと言う気持ちがあったとしても「ハイそうですか」と素直に思えないのが家族の偽らざる心境でしょう。
家族は余りにも待たされすぎている。
余りにも期待を裏切られ続けているのだから。
政府は本当に最後の一人まで救い出す気があるのかどうか?
非常に怪しいのだから。

それから、どうして未だに拉致担当大臣の設置ができないのでしょうかね?
警察や公安、外務省など関連各省庁が連携し情報を共有する組織が無ければ有効な戦略さえ立てられない。
だいたい誰と誰と誰が拉致されているのか?と言った基本情報さえ、国は積極的に把握しようとしないんですから。
これで本当に全ての被害者救出がなるのかどうか?
家族が不安に思うのは当然の事。

制裁を発動するにしても、それを有効に機能させるには、日本側の体制のバックアップは必要なはず。
制裁を最大限効果的な戦術として機能させるためにも、制裁発動後のあらゆるフォローがしっかりと出来る組織の立ち上げを早急に望みたい物ですが。

★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2005.11.08)より

■タイの被害者家族と面会へ−家族会・救う会

タイのカンタティ外相は7日、北朝鮮に拉致されたと曽我ひとみさんが証言したアノーチェさんのお兄さんから事情聴取を行なったが、家族会・救う会では、今後連帯して救出運動を行なうため、明日9日、タイに増元照明家族会事務局長と西岡力救う会常任副会長を派遣し、アノーチェさんのお兄さんや政府関係者と面会する。

明日から増元さんはタイへ飛ぶ。
いつまで家族がこんなにも体を張って骨折りをしなければならないのか?
どうして彼らが自分の命を削ってまで全国行脚、果ては世界行脚まで続けなければならないのか?
これは家族会よりも先にまずは政府が担当者をタイに派遣して、関係者から事情聴取をして来るべきではないのか?

忘れてはいけないのは、かように情けない日本国政府を支えているのは私たち全ての国民であるということです。
いくら政府が悪い小泉が悪いとほざいてみても、それを選び支持しているのは私たちなのだという原点を忘れてはならない。

「信じられる国・日本」

その実現はまだまだ程遠い日本の有り様に、情けなくて涙も出ないこの頃ではあります。


posted by ぴろん at 15:25| Comment(2) | TrackBack(1) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
タイは北朝鮮と国交があるそうです。 もしかしたら、日本より先にタイのほうが先に拉致被害者を取り戻すかもしれません。 その場合、日本政府はどう感じるか--さすがに沽券にかかわるとしてもっと本腰を入れて取り組むようになるだろうか、それとも国交があるなしでは違うのだよと開き直るだけで済ませてしまうだろうか。 もしかしたら、二流国家タイに負けるわけにはいかぬとばかりにタイ独自の外交努力に水を差すような愚行に走ったりはしないだろうか。 今回のタイ人拉致疑惑は、全体の中では非常に小さな話かもしれませんが、日本政府の心意気と今後の流れを占うひとつの材料にはなっている気がしました。

(私はふだん北朝鮮による日本人拉致犯罪について積極的に関心を持ってきたわけではございません。不謹慎があれば本コメント削除してください。)
Posted by Chokmok at 2005年11月13日 22:18
★Chokmok 様

当Blogにコメントを寄せると言う行為は、それだけでも十分に拉致に関心がある事だと思っています。。
これをきっかけに、家族の声に耳を傾けて欲しい。
被害者を家族のためにも、自分に出来る範囲で構いませんので、これからも関心を持ち続けて頂ければと考えています。
集会テキストばかりの地味なBlogですが、拉致についての知識や関心を深める場として、これからも発信し続けていくつもりですので、宜しければお付き合いいただけたらと思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

>もしかしたら、日本より先にタイのほうが先に拉致被害者を取り戻すかもしれません。 その場合、日本政府はどう感じるか--さすがに沽券にかかわるとしてもっと本腰を入れて取り組むようになるだろうか

理由はどうあれ、日本政府は本腰を入れて被害者救出の為に動いてくれるのであれば歓迎します。
間違ってもタイ政府の被害者救出運動を邪魔するような愚行だけは許さないぞ!と。
そういう気持ちで日本政府の動きも注視していきたいと思っています。

>それとも国交があるなしでは違うのだよと開き直るだけで済ませてしまうだろうか。
>流国家タイに負けるわけにはいかぬとばかりにタイ独自の外交努力に水を差すような愚行に走ったりはしないだろうか。

残念ながらこういう心配をされてしまうのが、今の日本の情けなさの極致なのだろうと思います。
被害者から見れば、理不尽に拉致されたのに未だに助けてくれない祖国・日本。
彼らの目には祖国・日本はどういう国に見えるのでしょうかね?
彼らの痛みに何の共感も想像力も及ばない国民ばかりがこの国の主流を成しているのだとしたら、日本はすでに死に体ではないでしょうか?
まぁ、さすがにそこまで日本人と日本国が落ちぶれたとは思ってはおりませんが。

国際世論は徐々に北に対して厳しくなりつつあります。
日本もいまこそ毅然とした態度で、被害者を帰せと声を挙げ、具体的な行動を示して欲しい物です
Posted by ぴろん at 2005年11月14日 14:07
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