2005年12月09日

古川了子さん第4回行政訴訟報告会(7)05.12.6 東京弁護士会館にて

『杉野正治 特定失踪者問題調査会常務理事のお話』

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調査会の杉野でございます。
今日皆さん、本当にありがとうございました。
先程二瓶先生の方から「禅問答のようだ」という話しがありまして、まさにその通りだなと思ったんですけど、まあ時間もかかりますし、こちらの言ったことにまともに答えないと、そういう政府の態度でありました。

それを見ていて私思ったんですけど、まるで北朝鮮と対話してる(失笑)みたいだな、とそんな気がしてなりませんでした。
今北朝鮮の戦略といいますか、言えるのは、とにかく時間を何とか稼ぎたい。
まともに話しはしたくない、という感じだと思います。
日本政府もおそらく同じようなことだと思います。
だとすると日本政府は、まったくこの問題について、拉致問題について解決をしようと、拉致被害者を救おうという気がないと言われても、これはもういいんだというふうに思います。

先程、二瓶先生からもご提案ございましたように、これはもう、だとすると日本政府に対しても我々は、誠実な対応を取っていただけるように、やはり何らかの運動をしていかなければなりませんし、またこの裁判のことを、メディアの方などを通じる、あるいは国民の方々に直接訴えるという形で、もっともっと、先程生島馨子さんおっしゃられたように、知っていただくことが必要であろうと思います。
まあこうやって、ゆっくり、ゆっくり進んでいく間も、拉致被害者の方、今日は日本も寒いですけど、おそらく北朝鮮も寒いでしょう。

今日は伺うところによると特定失踪者佐々木悦子さんのお誕生日でございます。
そうやって皆さん歳を重ねていかれる。
日本国内のご家族の方も、歳を重ねておられる。
もっともっと、解決に向けてスピードアップをしていかなければいけません。
なおかつ犠牲が少ないように、できれば犠牲がゼロになるように、我々はまず救出ということを前提にして考えていかなければいけない。
と思いますので、皆様の方にも引き続きご協力をお願いしたいと思います。(まばらな拍手)

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このエントリーのテキストは原良一氏の手によるものです。


古川了子さん第4回行政訴訟報告会(6)05.12.6 東京弁護士会館にて

『二瓶和敏弁護士のお話、もう一度原田弁護士のお話他』

★二瓶和敏弁護士(原告弁護団のお一人)

代理人の二瓶です。
今日はですね、裁判所のやりとり見てまして、非常にやっぱり不誠実極まりないという感じが物凄くしてるわけなんですけども。
まあ一応裁判官はですね、ある程度国の代理人に対してですね、私から見れば、いろいろ問題はあるんですけども、かなり突っ込んだ形で認否について、どうするんだということを求めてたということがありましたんで、私は、根が優しいもんですから(笑、「良く言いますよ」など異議も(^^))。

とにかくねえ、国はけしからんと思いますね。
所謂「生の事実」って言ってましたよね。
それが訴訟要件にかからないから、認否する必要はないんだと。
あるいは、法律的な認知にならないんだと。

しかしこれはですね、法律家の考え方から言いますとね、「生の事実」についてどうであるかということから、訴訟要件があるかないか、あるいは法的認知にそれが評価されるかどうかということですから、評価の問題とは、事実が前提なんですね。その前提を逃げちゃってるんだ、あいつらね。
だから非常にけしからん話しで、だから裁判官が「法律家ならお判りでしょ」って、確かに答えないってことで、民事訴訟が進むってことはありうるわけですよ。
で、一般的に言えば、それは不利益に取り扱うというのが、裁判の一般原則なんですね。

しかし、そういうテクニック的な問題じゃなくて、事実について認否するというのが、国の最低の責任だと私は思うんですよね。
それをまったく避けて、逃げ回っているというのが、一貫していて、「逃げてるんじゃないか」と言ったら裁判官はまたですね、「その言葉は…」と言って(苦笑)、あの裁判官は、決して公正中立とはいえない。
やはり、国側にかなり軸足があるんじゃないか? ということは、皆さん見ておく必要がある、と。

そうしますとですね、裁判官を批判してもしょうがないですけど、わたくしは、国が一番けしからんと思いまして、この訴訟について、国がどういう態度を取ってるかということについてね、マスコミに報道してもらうとかですね、あるいはそれができないのであれば、次回は証人決定ということですから、当然それに向けてですね、国がどういう態度をしてるか? ということを、ビラ配りするとかですね、そういうのもやっぱ、行動として考えた方がいいんじゃないか、と。
それは裁判所の前でね当日撒いてもいいですし、その前に撒くとかいろいろありますけども、そういうこともちょっとね、原告弁護団、あるいは特定失踪者問題調査会、また皆さん含めてですね、行動提起を考えてみたいというようなことで、今日、裁判を、同じことを禅問答みたいなことを言ってて、本当にイライラするというのは、皆さんの気持ちだと思うんですね。それをやはり何らかの形で行動に移すということが、非常に重要じゃないか、ということを強く感じました。


★原田弁護士 

私は、裁判官はけしからんという立場です(笑)。
例えば、新聞に出ているようなことを、普通の民事裁判で、被告が否定した場合ですね、露骨に裁判官は「あんた何を言ってるんですか? 新聞に報道されてることでしょう」と「それも認めないんですか?」と露骨に責めたてるんですよね。
ところがね、あの裁判官、一生懸命顔を立ててるんだか、鼻息を伺ってんだか、全然通常の、ごく常識的な普通の裁判官のやるべき訴訟指揮もしていません。
それから例えば外交官交渉でね、田中実さんの交渉で、やったかどうかについては、相手が認めるか、認めないか自由でしょう、と。

じゃあ理論的に外交官交渉したことについて、担当されたのは、アジア局長なんですかね、斎木審議官なんですかね、では斎木審議官をあの裁判所に呼んで調べる腹があるかというと、そりゃないんですよ。あくまで逃げるという姿勢のためにね、ああいうことを言っている。
しかも外交秘密もあるでしょうと、これも証拠に基づかない意見ですね。
今までの答弁書に何も書いてないんです。
外交上の配慮があるんでね、答えられないなんて一言も言ってない。
勝手に裁判官がですね、証拠に基づかない予断と偏見でやるっていうのはですね、この裁判官が言ってる裁判の手続きは、こうやって厳格にやらなきゃいかんということと、全然別の次元の、実は予断と偏見を持ってやっているという意味で、私は、引き続きあの裁判官の訴訟指揮については、目を光らせていきたいと、以上です。

★二瓶弁護士

まああそこは、行政訴訟を専門にやってる部なんですよね。
だからどちらかというと、国の行為について、訴えられたことについての適法性について判断してるってとこですから、これは東京地裁ですとか、大阪ですかね、名古屋それ以外は、そういう専門部はないんですけど、まあどちらかっていうと国寄りに考えてるということは、我々の常識というか、そういうことですから、きちっと監視の目は、厳格にやってかなくちゃいけない。
さっきから微妙な操作はあるということでございますので、まあ一つよろしくお願いいたします。

★司会(川人氏)

まあ行政部というのは、昔はね、国が負けることは殆どなかったのですが、この間はですね、この何年かを見ると時々国が負けるんですよ。
ですので我々としては、この間もですね、難民の問題とか、アフガンや、イラクの関係の難民の問題とか、そういう関係含めて時々、この東京地裁でもいい判決が出る、という傾向、昔は殆どありませんでしたけど、最近はそういう傾向があります。

従いまして、非常に壁は厚いし、裁判官の姿勢もそう簡単ではないんですけども、何とか裁判をきちっと進めて、拉致被害者の救出のためのいい判決を取るように全力を尽くしたい、とそのように考えております。
それで次回が証人決定になると思います。
もし、次回証人決定しないというか、すべて証人を却下するっていうことになったら、これはちょっと黙っておれないですね。
その場合は、いろいろな対抗処置があると思いますけど…。
まさかとは思います。
しかしまあ、そういう可能性もゼロではないんです。
ゼロではないです。
国側の主張をすべて認めたら、もう証人調べは一切しないということも、論理的にはゼロではない。
我々としては、その点は警戒しながら、何としても証人決定を次回に得て、遅くとも3月には証人調べを行うと、いうふうにしたいと思います。

時間もなくなってきたのですが、安明進さんに直接伺いたいことありましたら、通訳の方もいらっしゃいますので、ありましたらどうぞ何かお聞きください。よろしいでしょうか? 
(質問が出ないので)そうしましたら、竹下さんの方からごあいさつ、あと調査会も、先に調査会の方から・・・

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このエントリーのテキストは原良一氏の手によるものです。

古川了子さん第4回行政訴訟報告会(5)05.12.6 東京弁護士会館にて

『一般傍聴者(川人弁護士の教え子)の感想』

★司会(川人氏)
どうもありがとうございました。
他にご質問か、なにか意見は? 何か、ご質問、ご意見等ありましたら、木内君、学生を代表して感想は? 急に感想っていうのも何だけど。

★木内達也氏(漢字は推定、川人氏の教え子)

川人先生のゼミで、先生にお世話になっております、東京大学文科二類の木内達也と申します。
普段大学で勉強してても、実際に裁判とかは見に行ったことはなかったので、国が冷たいっていう話しも、いろんな所で聞くことはあるんですけど、実際の裁判で目の当たりにしてみると、あんなに同じことを繰り返して突っぱねることもやるんだな、というのがわかったので、非常に勉強になりました。

★司会(川人氏)
まあいいよ。じゃあ、伊藤君、

★伊藤氏(漢字は推定、川人氏の教え子)

同じゼミに属している、東京大学文科一類の伊藤といいます。
僕も初めて、裁判を目の前で見たんですけど、思ったよりも、もっとかっちりしたイメージかと思ったら、すごく裁判官の方とお話しされてて、ちょっとイメージ違ったなあというのと、それから僕も、全然1年生なもので、まだ不勉強なもので知識がないんですが、素直に見ていてやはり国の態度が、不誠実だと感じました。
僕も将来は、政治方面に興味を持っているので、その時にあんな不誠実な態度というか、はっきり言えない立場はわかるんですけど、やっぱりちゃんと誠実に答えることが大切だなと思いました。

それから、僕は、ゼミの中で「マスメディア・パート」というのに属しているんですけど、ですから今のお話しで、たぶん世間の人は、テレビとかそういうものに映っているものだけを真実として無意識に受け取っちゃうと思うんですけど、一般の人々に知られていないこととか、どうやったら世の中の多くの人々に、本当に伝えたいことを知ってもらえるかっていうのは、メディアの責任というのは考えさせられました。
今日は勉強になりました。ありがとうございます。

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このエントリーのテキストは原良一氏の手によるものです。

古川了子さん第4回行政訴訟報告会(4)05.12.6 東京弁護士会館にて

『生島馨子さん(特定失踪者・生島孝子さんの姉)のお話』



★司会(川人博氏)
何か、ご質問。ご意見あれば(Q:感想言わさせてよろしいでしょうか?)、どうぞ・・・。

★生島馨子氏(特定失踪者・生島孝子さんの姉)

古川さんや調査会の方にご迷惑かからないように、初めにお断りしておきますが、裁判を傍聴した私個人の感想を、少し言わせていただきます。
毎回傍聴していて、非常に厚い壁に弁護団の方たちが、立ち向かってくださる、とてもありがたく思ってるんですけど・・・。
日本政府がこれ程までに冷たいということを、マスコミは報道してくれないわけですよね。
裁判の途中経過なんてのは、普通の裁判であまり報道されないのが普通でしょうけれど、結果じゃなくて途中経過は。

それにしてもこの問題は、日本の国民が、すごく関心を持ってて、それなりの理解の仕方をしてると思うんですよ。
私に言わせると、国民は誤解をしているくらいじゃないか思うくらいなんですよね。
それは、日本政府は、こういう地道に行政訴訟まで起こしてるのに、あんなに木で鼻をくくったような対応を、三回も、四回もしているということを、国民の人は知らないと思うんですね。
一方で、前回の裁判の後で、ジェンキンスさんのご本の中から、タイだのシンガポールだのに拉致された方がいるということで、あちらのタイ政府なんてのは、即対応して北朝鮮に(抗議を)やってくれましたよね。それを思うと日本の政府というのは、凄く差があるなと思うんですね。

それから少し古い話しになりますが、安明進さんが、国会で参考人として選挙の直前でしたが、陳述してくださいましたよね。
その時に、横田めぐみさんだの、市川修一さんなんかと同列に並べて、古川了子さんを病院で見ました、と。
それから藤田進さんもタバコをもらいました、と言ってくださったわけですよね。
それに対して、何の反応もないんですよね、日本政府は。
国会という場で、正式に言ったわけですよね、まあ、立法府と行政府の違いはあるかもしれないけど。
相変わらず無視していると。

それから、ここのところは、聞き流してほしいんですが、救う会なんかも、それに対して何の反応も示さない。
それで、一般の人は、国会でああいうふうに証言をされたから、一緒に運動されてる、救出運動が、一緒になされていると思っていると思うんですよ。
そこら辺の所が、正確に伝わっていかないというのが、非常に今まで不満に思ってたんですよね。
これは、裁判のことはあまり宣伝はできないから、難しいとは思いますけれど、非常にどこに怒りをぶつけたらいいかわからないような、同じ家族としてはやるせない思いですね。

ちょっと話しは飛びますが、ここ最近、偽装マンション問題で、電波ジャックされたみたいに朝から晩までやってますよ、どこの局も。
ホントにひどい、あんなふうに…。
でも私たち特定失踪者、特にウチなんかもう34年です。
拉致された本人は34年、生命の危険を感じながら生きてるかもしれない。
家族は、人生をみんなダメにしてしまったんですよ。
それなのにね、この日本政府の冷たさね、マンション問題で人の命が大切です、大切ですって、マスコミで叫んでますよね、放送でやってますよね。
だけどこちらもね、34年生命を脅かされた人が何人もいる。
百人いるのか、400人いるのかわからないけれど、例えば、数の問題じゃなくって、一人の命って、国に守られて然るべきだと思うんだけど、そこら辺が何か、非常に世の中にもっと知ってもらいたいという焦りがあります。

そして、安倍さんが官房長官になった時のコメントの中に、「特定失踪者も含めて、生きていると思われる人が全員帰ってくるまでは、日朝国交正常化というのはありえない」とおっしゃったんですね。
それ聞くとね、あ、安倍さんて頼りになるなと思うかもしれないけど、私にしてみれば、逆なんですね。
特定失踪者っていう氏名の人はいないんですよ。
だから例えばね、古川了子さんだ、藤田進さんだ、加瀬テル子さんだ、佐々木悦子さんですか。
そういうふうにね、人の名前が一人でも出てくるんならいいけれど、特定失踪者なんていうふうに一括りにされてね、そいでね、皆さん運動してくださる、支援してくださる人たちは、「安倍さんが言ってくれたから、安倍さんが頼りになるんだ」って言うけれど、私個人としては、あまり信用できません。

話しが飛びましたけど、皆さん、どうしたら世の中に知ってもらえるか、本当に支援する方にそれを問いたいと思います。

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このエントリーのテキストは原良一氏の手によるものです。

古川了子さん第4回行政訴訟報告会(3)05.12.6 東京弁護士会館にて

『原田敬三弁護士(原告弁護団のお一人、最年長?)のお話』

介入という言葉が、裁判で出ましたので補足しますと、被告国側は、一切言わないというのを通していたわけですね。
裁判所の発言は、多少違いはあるけれども、例えば交通費の支給とか細かいことをあるんですけど、それは法的利益ではないんだ、と。
実はこういう構成の仕方もあるんだよと、それで事実の違いを認めて、でもそれは、多少の技術上の違いであって、法的な利益のレベルに達していないんだ、という対応をしてみたらどうですか、ということを、実はあの言葉の中で、被告国側にアドバイスしていたわけです。

それで私は、介入していると(苦笑しながら)言うと、裁判長は俄然、色めきたちましたけど。
基本的には、裁判所の誘導に、被告の指定代理人訟務検事は気がつかないままで、そういうことも、場合によっては後ほど検討すると、言わないまま、裁判所とのやりとりで終わってしまった。
まあ逆に、裁判所とのやり取りに終わらせてしまって、被告がそういうことも考えるということを言わせなかったのも、結果としてよかったのではないかということです。
そしてもう一つ、やはり裁判所が、かなり被告寄りだということを、傍聴された方にわかってもらいたいということで、敢えて裁判所に憎まれ口を利く、と。
まあ私の方が、あの裁判官よりだいぶ年上ですし、別に裁判官に睨まれてもいいということで(笑)、何よりも、複数弁護団の有利な点で、一人や二人でやっても、なかなかあれだけの憎まれ口を利くことは難しいんで、弁護団というのは、どこかでそういう役目を持っているというか、以上です。

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このエントリーのテキストは原良一氏の手によるものです。

古川了子さん第4回行政訴訟報告会(2)05.12.6 東京弁護士会館にて

『安明進氏のあいさつ(宋允復氏の通訳を再構成)』

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(写真:右が安明進氏、左は通訳の宋允復氏)

皆さんとお会いできて嬉しいです。
安明進と申します。
韓国、北朝鮮、日本と裁判の傍聴は始めての経験でございます。
大変厳かな感じで、当初の想像とは異なるものでした。
言葉も必ずしも全部聞き取れていない(裁判の傍聴では、荒木氏の通訳を受けていたが、場所がら大きな声では話せなかったので)ので、最初は上手く進行しているのかなと思ったんですけど、聞いてみますと、日本国側が、裁判そのものをまともに受け止めていないことについて、大変残念に思っております。

96年半ばに、私が日本人拉致被害者について証言しました。
当時は日本政府もそうですし、日本国民の多くも、まともに信じてもらえず、嘘ではないか、デタラメな話しではないかという扱いだったのですが、今回、裁判での国側の対応を見ますと、またその段階から始めなければならないのかなという失望感に陥っております。
96年当時は、日本国民全体を説得しなければならない大変困難な労力を要する闘いになるなと思ったのですが、今現在は日本国民の多くは、私の話しをきちんと受けて止めていただいている状況で、逆に最も容易と考えていた日本政府が、一番難しい相手として立ちはだかっているので、非常に困惑しております。

古川了子さん、北朝鮮にいる時は、名前を存ぜず顔だけを知っていて、今隣にいらっしゃっる方がお姉さん(竹下珠路さん)と存じますが、お顔を拝見すると、本当に当時の古川さんの面影が甦ってまいります(竹下さん目礼)。
私自身、古川了子さんに関しては、自信を持って本にも書きましたし、証言もしてまいりましたが、こうして日本政府が拉致認定しないのを見ますと、そもそも自国民を拉致されるがままにしていた日本国政府の責任というものに向き合おうとしない、また向き合うことを厭う体質が現れているのかなあ、という感じが致します。

古川了子さんが、仮に3年後4年後、あるいは5年後に北朝鮮政府が、拉致を認めて日本に戻ってくる段になったとして、私自身は話すべきことは全部話しました、と言う事で、顔向けはできると思いますけれども、その時に日本政府は、今回の裁判の対応を通じて取っている対応を、何と申し開きをするんだろうか、古川さんに会わせる顔があるのだろうか?
そして古川さんのために闘っている皆様も、古川さんを取り戻せた時に、どのような報告ができるかということを、心に留めていただきたいと思います。

私は、先輩の工作員たちが犯した悪事を大変申し訳ないという気持ちから、また金正日と闘うという思いから、こうして証言を続けております。わたくしなりに申し上げるべきことは、申し上げておりますし、今後も闘い続けていきますが、日本政府、そして皆様も金正日の悪と闘い続けるということ、そして自国民を守れず、拉致されてしまった日本の国のあり方とも闘うという思いから、最後まで退くことなく闘い続けていただきたい。
私自身が、この間証言し続けてきたことも、次々と事実であったことが明らかになっておりますし、金正日の悪行を暴くことにもなっております。最後まで信じて皆様も退くことなく闘い続けてください。(拍手)

司会(川人弁護士)
 
それでは、裁判の進行についてのご質問でも結構ですし、安明進さんに対するご質問でも結構ですし、あるいは調査会も杉野さん(杉野正治、特定失踪者問題調査会常務理事)に伺ってお答えいただきますので、ご質問あれば、あと若干の時間がございますのでお願いします。
 
宋允復氏より安明進氏の発言の補足

安明進さんのことで、言い残していたことがありまして、北朝鮮は、拉致した人間を殺すことができないと思う、と。今も生きていると、信念をもってやっていただきたい、と、必ず帰ってくると。
その方々が、生還した暁には、これだけのことを何とかやりましたよ、と言えるように、私もやりますし、皆様もお願いします、とのことです。

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このエントリーのテキストは原良一氏の手によるものです。

古川了子さん第4回行政訴訟報告会(1)05.12.6 東京弁護士会館にて

『川人博弁護士による裁判報告』

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(写真:右から二人目が川人弁護士)

では始めさせていただきます。
ちょっと関係者、荒木さん初めどうしても重要な用事(救う会の幹事会他)があって参加できないということがいらっしゃっるんですが、私の方で、司会を兼ねて報告をさせていただきます。
で、今日の法廷で、裁判官がかなり長い時間喋っていました。
ポイントについて改めてご説明申し上げます。

被告国側は、「本件は裁判になじまない。早々に裁判を打ち切って、訴えを却下してくれ」ということを、これまで一貫して言ってきたわけですが、はっきりと裁判を打ち切ってくれと、国が一週間ほど前の書面で出してきました。
何も喋らないで、答えないで、裁判終わらせてくれってね(苦笑)、こんなひどい話はないんですけども。
まあとにかく裁判は訴えを却下、認めないということで終了してもらいたい、とこういうことを言ってきた。
裁判所(正確には裁判長、以下同じ)は、今日だいぶ国側の代理人(訟務検事)とやりとりしてましたけど、こういうことなんですね。

国側は、事実関係についても、イエスともノーともはっきり言わないで、とにかくこの裁判については「法的利益がない」という言葉を使っていますが、裁判になじまないということで、訴えを認めないで欲しいとこういうことを言っているわけです。
例えばですね、こういうことなんですね。
田中実さんですね、神戸の田中実さんについて、今年4月の末に政府が拉致認定をしたわけです。
16人目の拉致被害者認定をして、そしてその後すぐに、北京ルートで彼を引き渡すようにと要求した。
これはもう、外務省あるいは政府関係者が認めていることで、新聞報道もされてるわけです。
にも関わらず、拉致認定しても、しなくても差別はしていないというわけですよね。
じゃあ同じように、古川了子さんについては、北京ルートで引き渡すよう言ったのかと、言っていないわけですから・・・。

要は、政府が認定してもしなくても、何ら差別はしていないと。
こういうことを一貫して言っているわけですけども、これは田中実さんを新たに認定して、すぐに北京の北朝鮮大使館にその名前を通告して、帰国させるようにということを交渉したという一事をもっても、明らかに差はあるわけです。拉致認定することの意味は明確なわけです。
ところがですね、この裁判では、北京ルートで田中実さんの引渡しを要求したか、否かについても、この裁判所の書面では答えないんですよ、答えない。
それについて繰り返しこちらが主張しても、国側は、イエスともノーとも言わない、そういうことがあったか、なかったかも言わないんですね。

ということで、裁判所が繰り返し「それについては認めるのですか? 認めないのですか? ということも含め聞いていました。
こちらも言いましたけども、そういうことです。
結局その事実を認めると、否認定者に対しては、差別的な扱いをしていることが明らかになるから困る。
かといって認めないわけにはいかない。
実際やってしまったことですからね。
ですので、皆さんが聞いていましても、おそらくおかしなこと言ってんなとお考えになったと思いますが、それが国側の態度でございました。これが今日の訴訟の前半戦ですね。

後半もですね、もうこちらとしては、国の方は、これ以上やっても何もはっきりしたことは言わないんですから、証人調べに入っていただきたい、とこういうわけです。
裁判というのは、前半にお互いに書類を出して言い分を言う、と。
後半に証人の調べをするというのが、だいたいの手続きなんですね。
それで我々としては、訴訟が始まって半年以上経っているわけですから、証人の調べに入っていただきたいということで、予め、安明進さん、荒木さん、増元さん、そして竹下さんの証人のお名前を出して、裁判所に証人の決定をするよう求めました。

今日安明進さんに今日傍聴していただきまして、私どもとしては、今日安さんのいらっしゃる時に次回の日にちも決めたいと。
それが最も安さんの日程もいろいろありますし、それがはっきり決めやすいと思いまして、そういうことで要求したわけですが、裁判所としては、今日そこまで決断できなかったのでしょう。
それで陳述書といいまして、だいたい裁判でどういう話しをするつもりなのかについて、予め裁判所に出すというのが、最近の裁判所では、慣例化されてきているんですね。
そんなもんで、こちらが申請している4人について、およそこういう趣旨の話しをしますということを予め書いて、それを裁判所に出して欲しい、と。
これを陳述書というのですけれども、これを裁判所が求めてきたのですね。

で、これ以上やっても今日は無理だろうと判断しましたので、次回来年1月26日(木)に期日が入ります。
それまでに4人の陳述書を出しまして、26日には必ず証人決定をしたい、というふうに思います。
まさか陳述書を出させた上で、誰も証人を聞かないということは、そんなことはしないと思うんですけれども、油断したら、何が起こるかわかりませんので、次回は、いよいよ証人決定の日だということで、是非皆さんのご注目をいただき、支援をいただきたい、と思っているわけでございます。
従いまして、順調にいきますと、証人尋問は来年3月ということになります。
ちょっと2月は厳しい。
3月中の火曜日か木曜日、入る曜日としては、そういうことになろうかと思います。
これが、だいたいの法廷の説明でございます。
時間の関係もあると思いますので、安明進さんからごあいさつをいただきたいと思いますが、通訳を宋允復(守る会:北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会事務局次長)さんにお願いしております。それではよろしくお願いします。

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このエントリーのテキストは、原良一氏の手によるものです。

2005年10月29日

古川了子さん第3回行政訴訟報告会(8)05.10.20 東京弁護士会館にて

『質疑応答(質問者・増元照明さん)』

★川人弁護士

他にございますか?
なにか取り組みその他でインフォメーションとかございますですか?

※増元照明さん

川人さん、先ほど裁判の中で彼らは認定してもしなくても、やってる事はやってると言う事は。
政府認定と言うのは総理の認証が要りますので無理だとしても。
彼ら自身は、じゃあ古川了子さんが拉致されていると認めることになるんじゃないですか?

★川人弁護士

そこは言わないんです。
言わないんですが事実上はそういうふうに近いわけです。
近いんですがハッキリは言わない。

※増元照明さん

今回の裁判は古川了子さんの拉致を認めるか認めないか、ということですが。
最終的には総理に認証させるしか無いと言うことなんですが、そこまで持っていくと?

★川人弁護士

裁判所が判決で認めれば、政府、内閣総理大臣はそれに基づいて認定しなければいけないと、こういう事になります。

※増元照明さん

裁判所の?

★川人弁護士

裁判所の決定に総理大臣が従って認証するという事になります。
それは三権分立の考え方からしますと、裁判所が決定したらそれに従わなければいけない。
こういう事になります。
それを求めているということですね。
で、向こうはそれは一種の専権事項のようなことで行政のフリーハンドにして貰いたいという事で、逃げてると。
やる事は一生懸命やってますと。
後はまぁ行政に・・・

※増元照明さん

言ってる事は同じことですね?

★川人弁護士

まぁ同じ事なんですけど、形として判決で内閣総理大臣の行為を縛るようなことはしないで欲しいと、こういうことですね。
本音はそういうことです。

えっと、よろしいでしょうか?
そうしましたら長時間ありがとうございました。
次回もですね、今日傍聴券の発行は無かったんですが、多分次回もないと思います。
裁判所の最近の傾向としては、定員とほぼ同じくらいの場合はですね。
多少多くなっても傍聴券の発行はしないと言う扱いになっているようです。
これは単純に理由は傍聴券を発行する職員の数が足らないと言う事、それだけの話なんです。
ですので、おそらく次回も傍聴券の発行は無しという事になるかと思いますが、従いまして、11時半でしたか。
まぁちょっと早めに来ていただければ、そうですね、20分か30分前くらいには法廷に入っていただいた方が宜しいかと思います。
どうも本日はありがとうございました。

・・・報告会終了・・・

古川了子さん第3回行政訴訟報告会(7)05.10.20 東京弁護士会館にて

『質疑応答(質問者 時事通信・ヤマネ氏)』

※質問者 時事通信・ヤマネ氏

すみません。
時事通信のヤマネと言います。
さっき川人先生が次回あるいは次々回、裁判官が決断を迫られると言う・・・具体的にどういうふうな展開になりそうなんですか?

★川人弁護士

こちらとしては証人採用決定を求めていくという展開にしたいと思うんですよ。
つまり向こうはこれ以上乗れないと言うわけですよね。
ここに書いてある以上は。

で、普通の裁判だとですね。
こちらが主張しているように古川了子さんは、こうこうこういう経過で突然失踪したと。
こちらが言ってる事に対して、その事実は認める、あるいは認めない、分からない。
このどれか答弁をしなければいけない、普通の裁判ではね。
突然何月何日にいなくなったと、こちらは言ってるわけですね。
7月の7日にいなくなったというふうに主張していると。
その事実に対して、認める・認めない・分からない、このどれかを答弁しなければいけないというのが裁判のルールなんですよ?
所がそれをしないわけですよ、向こうがね。
だから実態審議に入らないで門前払いしてくれと言うのがそういう意味なんです。

通常の裁判だと認める・認めない・不知ということになってですね。
どれかなんですけど、それはなぜやるかと言うと、認めると言う部分に関しては証拠調べをする必要はないわけですよね。
で、争いになってる部分だけ、証人調べをしていくわけですよね。
ですから始めの内は書面のやり取りが続くというのが裁判なんですね。
ところが本件の場合は向こうがいつまで経ってもそれを応えないわけですよね。
ですので、こちらとしては見切り発車をして、相手が応えないと言う事は、全て争うという趣旨だと考えてですね。
どんどん証人調べをしていきたいと。
だから彼女が失踪した経過も含めてですね。
ご家族の方にも証人に立ってもらってですね。
どういう経過でいなくなったかと言う経過も含めて、証人調べに入っていただくと。
そういうことを裁判所に要求したいと思います。

そうしますとその時点で裁判所としては、証人決定をするかどうかと言うことで迫られてくるということですね。
向こうが言うように門前払いをするということは、証人調べを一切しないということですから。
ですからこちらが証人調べを求めるという事に対して、裁判所としての態度決定が迫られていくと。
そういうふうに理解いただければと思います。
ですから次回・次々回がその辺のやり取りが、裁判所としてもそろそろ、だから3人の間でそろそろ議論をしているんじゃないでしょうか?
どうしようか?というような話を、多分そういうような展開になると思います。

古川了子さん第3回行政訴訟報告会(6)05.10.20 東京弁護士会館にて

『質疑応答(質問者・川添友幸 救う会神奈川会長)』

★川人弁護士

更にご質問ご意見等ありましたなら、あ、どうぞ。

※質問者 川添友幸・救う会神奈川会長

救う会神奈川の川添と申します。
ちょっと気になる点があってお聞きしたいなぁと思ったんですが。
先週例の、警視庁公安部がですね。
よど号の裁判の中で、「福留貴美子さんが拉致被害者では無い」と言うことを明言すると言う発言がありまして。
私たち神奈川の会では慎重に反論を書いて発表したんですが。
今まで初めてじゃないかと思うんですね。
拉致被害者ではないと言う事を言っていたと。
私たち心配していたのは今日の裁判を見ていて、最後は政府がそういうことを言ってくるんじゃないのかなぁ?と、言う事を感じたんですが。
あの、警視庁公安部の発言がこの裁判に影響すると言う事は、出て来る可能性というのはあるんでしょうか?
お願いいたします。

★回答 川人弁護士

あのですね。
拉致被害者として政府が認定しないと言う場合にですね。
ちょっと大別すると二つのタイプのグループがあると、被害者の。
一つはですね、典型的に古川了子さんのようにある日突然失踪して、それで警察や政府が言う所のハッキリした証拠がないと、言う事で認めてないケースですね。

で、もう一つは北朝鮮にいたことは事実だけども、要は自由意志で行ったと、言うふうな趣旨。
そこまでハッキリ言わなくてもそれに近い奴。
この間の証言は自由意志ってハッキリ言ったんですかね?
裁判では?
自由意志とは言わなかった?

★岡田和典 特定失踪者問題調査会理事

一度帰って来ているにも拘らず、そこで訴えだとかそういうものが無かったじゃないか?と。
で、そのまままた(北朝鮮に)帰ってるじゃないかと、そういうような話ですね。

★川人弁護士

ああなるほど。
つまり本人が、広い意味で自由意志という事になりましょうか。
そういう趣旨であると。
で、従って認定しないと。
多分大別すると2種類のタイプがあると思うんですね。

それでですね。
後者の方についてはですね。
あるいは他にも良く似た事案があるのかどうか分かりませんが、もうそういうことを考えて言い出したのかも知れませんね。
ある意味で言えば、有本さんのケースなどもですね。
騙されて行く訳ですけども、そういう100%暴力的な拉致の場合と騙して行く場合と比べて。
つまり騙して行く場合と言うのは、法律的には内心ですね。
瑕疵ある意思表示というんですけども、物理的な意味で拉致されたり連れて行った者と比べると、あるいは論争をしようと思えば、向こう側がですね。
騙されて連れて行かれたのか?自分の自由意思で行ったのか?と言うことが、論争しようと思えば向こうが出来る余地がややあると。
つまり色々な嘘の証言を集めればですね。

ですので、あるいは前回のよど号事件の証言の話は、今後そういう自分の自由意思で行ったのかどうか?というタイプの拉致認定に影響する事案ではないかと思います。
古川さんの事案は、そういう意味ではそういう議論になる余地は全くないと思います。
そういう意味での違いはあると思います。
ただ全体としての問題として、田中さんの認定が4月下旬にやられたわけですけども、その後新たな認定は今の所無いわけですよね。
そういう意味では、政府の方としては拉致の認定に消極的であると、変わってないということはあると思いますので、この裁判その他の活動を通じてですね。
その点の姿勢を正していく事は必要ではないか?と思っております。
そういうふうに思っております。
ちょっと補足をね・・・

★岡田和典 特定失踪者調査会理事

調査会の理事の岡田でございます。
ちょっと今の自由意志云々の話なんですけども、例えば田中実さんのケースなんですけども。
私ども兵庫県警に繰り返し拉致認定を求める。
そういう、外事の方に出向いて話をしておりますとですね。
自由意思で行った可能性はあるということは必ず匂わせながらですね。
だから中々拉致認定にならないんだと、そんな事も言ってるわけですね。
付け加えるわけですね。

ただですね。
この点についてはですね、非常におかしな訳ででしてね。
現実に4月の終わりに拉致認定された。
またこのですね。
去年の暮れぐらいにですね。
どうも田中実さんはですね、自分から進んでといいますかですね。
ラーメン屋の親父にですね、一緒に連れて行ってやると言われてると言う事をですね。
周辺に相談していたとか、そういうような情報が去年の暮れから初めて出てきたんですね。

最終的にはですね。
どんな情報が出てきたかと申しますと、養護施設の理事長のところにですね。
卒業してから、その養護施設を卒園してから1回だけ訪ねてるんですね。
その時にですね。
「僕は籍を売ろうと思ってる」と。
そういうふうな話すらもしているわけですね。
それが丁度、拉致認定の前くらいに出てきてるわけですね。
となってくるとですね。
自由意思で行ったか?と言う点ですね。
これがまだハッキリと明確な物が無いにも拘らず、拉致認定になったということですね。

もう1点ですね。
様々な伝聞情報、または雑誌などで、暴露・告発等によってですね。
田中実さんが北朝鮮に拉致されたと言う事は色々と取り沙汰されたわけですね。
ただ現実に、田中実さんを政治軍事大学で見たと、金正日の政治軍事大学で見たという証言があったのはですね。
安明進一人なんですね。
他には無い訳ですね。
こういう点からも含めてですね、向こうでの目撃証言があるいう点。
これは古川さんと共通する安明進氏の証言のみですね。

で、今言ってるのは自由意志云々という事になってくるとですね。
これもどちらかと言えば、今16人認定されている中ででもですね。
(田中実さんは)自分の意思で行った可能性が一番高い方でもあるわけです。
自分で籍を売りに行くんだと言う事をわざわざ周りに喋ってると、言うようなことででしてね。
この点もなぜ拉致認定されたのか?と言う点になるとですね。
はなはだ明確な根拠があるとは思えないわけですね。

非常に摩訶不思議なのはですね。
この古川さんの裁判、こうして続けているわけですけれども、何を思ったのかですね。
先日の、神奈川の川添さんから今お話がございました、よど号の帰国に関する裁判が先日行われた折にですね。
警視庁は何も聞かれてもいないのにですね。
わざわざ「福留貴美子さんは拉致被害者じゃない」と言う事を、極めて踏み込んだですね。
必要の無い裁判での発言をしているわけですね。

で、この古川さんの裁判においてはですね。
いまひとつ踏み込んで来ない。
逃げてばかりでいるにも拘らず、否定する部分についてはですね。
極めて積極的な必要も無いことをですね、言うてると。
じゃあ被害者で無い根拠は何なんだ?と、いう事になってきたときにですね。
その警視庁の公安の裁判の説明によるとですね。
福留さんはモンゴルに行きたい行きたいと言っていて、騙され諌言によってモンゴルに行って、騙されて北朝鮮に行ったもんだと言うふうに我々は考えているんですけども。

そのあとよど号のメンバーの指示によってですね。
日本に今一度再入国しているわけですね。
こうして日本に今一度入ってきたときにですね。
本当の拉致被害者であればですね。
いくらでも逃げられる自由とかそういう物があったんだと、それをしていないから拉致被害者じゃないんだと。
いうような説明をしているわけなんですね。

こういうところからでも、古川了子さん、あるいは田中実さん、また福留さんのこういうものを通じてですね。
国の姿勢と言うものが、垣間見えるわけですね。
何としてでも勝ち取っていきたいと思ってる次第でございます。

★川人弁護士

ちょっと法律家としての見解を申し上げます。
これちょっと私の個人的見解ですが、将来必要であれば法律家の会としての見解を出したいと思いますが。
おそらくですね。
次のどちらかの用件を満たしておれば自由意志ではないんですよ。
まず、向こうに行く時に、騙されたりもちろん暴力的に拉致されたりした場合、こういう場合は自由意志ではない、拉致であると。
これはまず明確ですね。

もう一つはですね。
そうであるかないかに関らずですね。
つまり全く100%共和国は素晴らしい国だと思って行ってもですね。
今度は向こうから自由に国を出られないと、そういう場合はですね。
これも拉致の被害者として、厳密に言うと言葉的には監禁の被害者なんですけども、そういう形で被害者として認定するべきだと。
だって自分の国籍である日本に自由に出国出来ないというのは、身柄を拘束されているのと同じですから。

ですから私は自由意志議論が問題になるとすれば、それは(日本を)出る時、または、且つじゃなくてね。
(日本を)出るときに何らかの形で騙されたりしていると。
または(日本を)出るときに仮に100%自由意思で出て行ったとしても、もう(北朝鮮を)出られなくなった状況になったときには、それはまた被害者として認定するべきだと。

例えばですね。
始めに騙されて(北朝鮮へ)行ってですね。
そして向こうで生活している間に様々なしがらみが出てきた結果、まぁ、言葉の上では帰りたいとは言わないとか、日本に。
あるいは寺越さんのような状況になったりすると言うことがあるわけで、ですから今現在ですね。
その人がどういうふうな表現を使ってるかどうかは、一番始めのところで犯罪行為によって連れて行かれている場合にはですね。
今その人がどう言っているかと言うことは基本的には関係ないです。
被害者なんですね。
連れて行かれたという場合、その後しがらみの結果、今は自分が日本に戻りたいとは思わないと、仮に言葉として使っているか使ってないかですね。
そういうことは基本的に問題ではない。
被害者の認定のあり方は、おそらくまたは、ですね。
(北朝鮮に)入っていく、または(北朝鮮を)出られないと言う、どちらかを満たしておれば被害者と考えるべきで、自由意志と言うのは本来ほとんどのケースで有り得ないと。

よど号の犯人はどうですかね?
この辺になってくると、それでもあり得るかもしれないですかね?
そういうふうに思っています。
また今後色々議論をしていきたいと思います。

古川了子さん第3回行政訴訟報告会(5)05.10.20 東京弁護士会館にて

『質疑応答1(質問者・生島馨子さん 特定失踪者・生島孝子さん姉)』

★川人弁護士

何かご意見、あるいはちょっとこの点が良く分からないと言うようなご質問等ございましたらどうぞご遠慮なく。
もしマスメディアの方がいらっしゃったら挙手していただいて結構です。
もしありましたならどうぞ。
はい、どうぞ。

※質問者 生島馨子さん(特定失踪者・生島孝子さん姉)

生島孝子の姉の生島馨子でございます。
3回ほど傍聴させていただきましたけど・・・裁判の事についてはど素人ですのでお任せする。
それから調査会の方で色々お骨折りいただいているので、そうじゃなくて疑問に思うと言うか不思議に思うことをちょっとお聞きしようと思ってるんですが。

この行政訴訟を起こした当時、起こしましたと言う簡単なニュースは流れたんですね。
その後、まぁ被告側の回答がああいう物だから、マスコミでは取り上げようが無いんでしょうけれども、そういう事に関して余り報道されないんですね?
一方現実には認定された方とされてない者と、交渉の場のテーブルにも名前も直接出て来ない。
官房長官の談話なんかでも、会見なんかでも「その他にもいるようだし」と言う言い方しかしないんですね。
で、そういうような理解で・・・当事者も、国と言うのは当事者ですよね?
当事者もいるし、マスコミもそこら辺がキチッと分かってないし。

それから国会なんかでも質問はしてくれますけども、質問なさってる方も、この間の山谷さんのあれなんかを見てもね。
ちょっと扱いに差があるんだというのを分かってるのかなぁ?と言うのを、感じがしないでもないんですよね。
そして、「全員救出をするまではどうとか」っていうような答弁があるんですけども、拉致被害者という言葉の理解がそれぞれの立場ですごく幅があるように思うんですね。
政府はもしかすると、認定した者だけに思ってるんじゃないか?と思うし。

一般に運動してくださっている方には、当然それは認定者だけじゃなくて調査会で色々情報を得て告発した人も入ってるし。
名前の分かってない最後の一人までね。
救出するまでが拉致被害者っていうふうな理解して運動している。
私たちは「全員帰って来るまでよ」って簡単に言うわけですよ。
で、そういう言葉からすると推察されるのは、全員帰ってくるというのは認定されて無い人も入ってるんじゃないかなぁ?と思うわけですよね。
その言葉の幅がすごく広いので、裁判、係争中のことはあまり報道したり運動に使ったりしたらいけないんでしょうかね?
もうちょっと一般の人たちに、こういうようなことを知ってもらえるようなことは拙いんでしょうか?

あの例えば差があるという事実ね。
こういうふうに差があるんですよ、3回も(裁判を)やってるのに国の方は態度が全然変わらないんですよと。
そういうことをもうちょっと一般の人が分かるようにですね。
分かりやすく広めてって言うか、理解してもらえるようなことは出来ないんでしょうか?と、思うんですが。

★回答 川人弁護士

仰るとおりだと思うんですが、ちょっと色々その辺り、努力させていただきたいと思います。

★回答 荒木和博調査会代表

改めて(裁判も)もう3回目になるわけで、改めて向こう側が動かそうとしないと言うことは完全に明らかになっているわけですので。
今パッと思いつきませんけど、ともかく、古川さんの訴訟の事に絞って分かるような物を何かの形にまとめて公に発表すると言う事くらいは、それほど難しいことではないので。
そこはそうですね。
この訴訟の問題だけでひとつちょっと分かりやすくアピールできる物をちょっと考えて見ます。
これはですからマスコミがと言うことではなくて、我々が発信するという事になるわけですけども。
マスコミの中にも関心を持ってる方はいるので、今生島さんが言われた事を頭に置いてその部分をやってみたいと思います。

ですから拉致被害者がどこまでの枠かと言うのは、これは一人でも多くの人が大声で、全部最後の一人が帰ってくるまでは、帰ってこなきゃ駄目なんだと言う事を言い続けて既成事実化していくしかですね。
方法がないと思います。
政府の方は出来るだけ今の16人のところで止めておきたいと。
拉致被害者というイメージもそこまでにしておきたいというイメージ、だと思うんで。
それでもあの前は完全にそうだったわけですよね?
完全にそうだったものが、やはり世論が認定した被害者だけじゃないんだと言う事が分かって来た事によって、政府も少なくとも一言は付け加えなければいけないというふうになって来ている訳ですから。
これはもう世論が大きくなれば変わらざるを得ないと思うので、我々も注意して考えていきたいと思います。

※質問者 生島馨子さん

お願いします。

2005年10月28日

古川了子さん第3回行政訴訟報告会(4)05.10.20 東京弁護士会館にて

『荒木和博 特定失踪者問題調査会代表のお話』

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今日はどうも、皆さんお忙しい所をありがとうございます。
今先ほど川人先生のお話をちょっと聞いて思ったんですが、やはり政府が認定しているとしていないに関らずちゃんとやってると。
言う所を、我々はもっと効果的に使っていく必要があるのではないだろうか?と、いうふうに思います。
今竹下さんが言われた、告発している人以外はやってるかどうか分かりませんと。
これもし何かちょっとでもやっていれば、おそらく警察はやってますと言う風にですね。
一応10にしても100にしても言うだろうと思いますから、分からないと言う事はやってないと、言う事だと思います。
これだけでも認定しているのとしていないのとの違いがハッキリ分かるのではないだろうかと、言うふうに思います。

今年の6月の参議院の内閣委員会の官房長官の答弁でですね。
ともかく認定については、要は民主党の森ゆうこ議員が「認定の枠をもっと広げても良いんじゃないか?」と言うことを言ってるわけですが、官房長官は「ちゃんと証拠が集まって警察が調べて、証拠が集まった物について認定する」と言う答弁をしております。
これも考えてみれば逆に使えるのではないか?と思っておりまして。
警察の責任で認定するのであれば、逆に認定をしていなかった方が拉致だと分かった場合は、当然警察が責任を問われるべきことですね?
警察の捜査によって分かったんではなくて、例えば曽我さんのように北朝鮮側が発表したことによって分かったと。
いうことであれば、当然それまで分からなかった、曽我さんの場合26年間ですか?
分からなかった事の責任をですね。
誰かがとって貰わなければいけないはずであると、いうふうに思います。

で、この6月の参議院の内閣委員会の時には官房長官はお詫びを一言言ってます。
おそらく私が覚えてる限りでは、これが政府がお詫びをした初めてのことではないかな?と、いうふうに思っておりまして、少し私も脅かしを込めてですね。
もしそういうことが分かったら警察庁の長官も当該県警の本部長もですね。
当然皆辞表を出すんだろうなと、いうふうに書いてあります。

尚且つこういう言い方をすると非常にご家族の方もおられるんでちょっとあれなんですが。
それでも帰って来た方に謝ることが出来ればまだマシな方で、もう謝ることもできない状況になってしまっていたと、いう事にでもなったらですね。
その時は辞表なんかでは済みませんよと、と言うふうにですね。
ちょっと今あちこちで言ったり書いたりしております。

だからもしそういう所で責任を取らされるのが嫌であれば、だったら警察だけでは出来ないんだと。
認定と言うことだけでは、拉致は解決できないんだと言う事を警察自らハッキリしろと。
言うふうに言っておりまして、こういう形で古川さんご家族にご無理をいただいて、そして法律家の会の先生方が一生懸命やっていただいているお陰で、ある意味で言うとそういう部分にいろんな所に道が開けているんではないかと言うふうに思っておりますから。
我々もこのことをですね。
私たち自身がこの訴訟のことを出来るわけではありませんので、この訴訟でやってる事を基礎にして、更にいろんな形の取り組みをしていきたいと思っておりますので今後ともよろしくお願いします。(拍手)

古川了子さん第3回行政訴訟報告会(3)05.10.20 東京弁護士会館にて

『増元照明さんのお話』

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ご苦労様です。
裁判を聞いていて、先ほど川人先生が仰ったように「何を言ってるんだ、こいつら」と思ったんですけども。
実際、家族会は認定被害者家族ですけども、認定と非認定の場合、非常に差があると思っております、私たち自身も。
私も調査会の一応理事をやってますので、外務省関係で佐々江局長たちとお会いするのは家族会・認定の家族だけです。
その他非認定の方たちに関しては直接佐々江さんと会う事も、今のところ誰も会っていないと思います。
それだけ差が出ていると言う事。
それが法的にどういう利益なのか分かりませんけども。

実際認定と言うのは2002年の9月17日以降、ちょっとハードルが高くなったんですね。
証拠が有る無しに関らず、横田めぐみさんは一応警察では拉致容疑事案に入ったんです。
それが9月17日金正日が認めたがゆえに、認定と言うふうになった。
それまでは私たちも拉致容疑事案であって、政府認定ではなかったんです。
ただ国会で一応6件9人、それはまず間違いないだろうという国務大臣、自治大臣の答弁があったので、一応認定と言う形になったのだと思いますが。

更に認定がされたのは横田めぐみさんが1997年の3月だと思いましたけど、国会答弁の後にされました。
有本恵子さんは2002年の3月、やはり東京地裁で八尾恵が証言して認定されました。
その時は政府認定ではなくて警察認定と言う形なんですけど。
ですから非常にこの認定と言うの。
警察がそこまで容疑事案としてあげても、官邸がそれを認めない限りは国側の認定にならないんです。
これが一番問題で、官邸サイドが増やそうとしていないので、一番攻めるべきはおそらく官邸だとは思うんですが。
これから私たちの運動で官邸がどう動くか?
それは私たちにも全然良く分かりません。
でも実際この拉致問題の全面解決までにはこの拉致は終わらないと感じておりますので、私たちは一生懸命やっていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。(拍手)

2005年10月27日

古川了子さん第3回行政訴訟報告会(2)05.10.20 東京弁護士会館にて

『竹下珠路さんのお話』

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こんにちは。
皆さんありがとうございます、お忙しい中遠くまでありがとうございます。

私どももこの準備書面と言う物を読ませていただいた中で、本当に皆さんと一緒にイライラすると言うのが現実なのですけども。
準備書面といって出された中に国会での審議の書類が入っていたんですけれど、今日ちょっと読ませた頂いた中でも、警察庁が「証拠があれば認定する」と言う文言があちこちにありまして。
証拠集めを、これは荒木先生が前々から言って頂いてる、証拠集めをして拉致認定に結び付けると言う日本の警察のやり方が本当にそれで拉致という事につながっていくのか?と言う思いが。
警察はそれで証拠集めを一生懸命していても、それは証拠が出ないから認定されないという事になってしまうのか?というのを、つくづく感じます。

つい3週間ほど前に、千葉県警の担当官の方が私どもの方にも中間報告だと言う事で来て頂いたんですが。
「その後何にも証拠が出ないんですよね」って、彼らも言っているんです。
そこの中で国が証拠があったら認定すると、ここの同じ国側ではありながら矛盾では・・・
どんな証拠を?と言う私も求めたいんですけども、それでは拉致認定にいつまで経っても、警察の今のやり方ではつながらないんではないかな?と言うのが本当に歯がゆい思いをしております。
もっと色々な面から警察も考えていただかないと、それから千葉県警の例でも担当官は
「千葉県内から失踪した全ての人について捜査をしていただいているんですか?」
と私が踏み込んで尋ねた所が、
「いや私たちは古川事件に関して、これは告発されているので捜査しております。
それからもう一件千葉県では、加瀬テル子さんの事件に関しても捜査チームを作って捜査しております。」

「それ以外全般的な千葉県内の色々な特定失踪者の方々について捜査はしているんですか?」
と重ねて尋ねても「僕達には分からないんです」と言われてしまいました。
そういう県警外事課の返事をしているかもしれないし、してないかもしれないというのが、本当に暖簾に腕押しと言う感じがしてなりません。
弁護士の先生方と調査会の皆さん、救う会の方々にも政府が前進するようにお力を頂きながら頑張りたいと思いますので、どうぞ皆さん方もよろしく応援をお願いいたします。
ありがとうございました。(拍手)

古川了子さん第3回行政訴訟報告会(1)05.10.20 東京弁護士会館にて

『川人弁護士による裁判報告』

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皆さんご苦労様です。
弁護団の川人と申します。
私の方から前回の法廷以降今回までの法廷でのやり取りについてご説明したいと思います。

前回の法廷がございましてですね。
要は前回の時に、被告・国側としてですね。
本件については門前払いにしてくれと、こう言う事をはっきり主張したわけです。
そして前回から今回までの間に、と言っても実際には今から一週間前なんですが。
被告側からこういった準備書面1と言う物が出てきまして。
それと合わせていくつかの国会議事録ですね。
などが出て来ました。
それが向こうから約一週間前に提出されまして、今日は主としてその問題についてのやり取りを中心に行ったわけです。

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結局の所、今被告側が何を言っているかと言うと、こういう事なんですね。
拉致被害者支援法と言う法律が2002年の12月に出来たわけですね。
第一回の日朝首脳会談の後に拉致被害者支援法と言うのが出来ましたが、要は国側の主張は、被害者の認定をしてもしなくても、いずれにしてもやるべき事はやっていると。
こういう事なんですね。
従ってこの裁判で拉致被害者として認定するように要求が出されているけれども、そういう事の法的な利益が無い。
法的な利益が無い。
こういう事をるる述べてですね、それで具体的に過去に遡ってですね。
拉致問題でどういう取り組みをしてきたかと言う、まぁHPでですね。
彼らが書いている物の写しを裁判所に出してきた。
特に目新しい物は何もありません。

私どもはこれまでも主張した事なんですけども、今日もより裁判官に認識して貰いたいと思いまして、繰り返し弁護団の方から申し上げたのはですね。
古川さんの扱いと田中実さんの扱いを比べれば歴然としている、この問題は、という事なんですね。
古川了子さんについてはですね。
一度たりとも北朝鮮との交渉に名前を出した事がない。
そういうような報告はご家族にも一切無いわけです。
ですから一般的にですね、拉致被害者として認定した15人の方以外にもですね。
取り組みをしているといってもですね。
具体的にその問題で北朝鮮に対して追求して交渉したと言う事実が無いわけです。

他方ですね。
田中実さんに関しまして、今年の4月にですね。
この裁判が提訴された以降ですけれど、今年の4月の下旬に政府が16人目の拉致被害者として認定したと。
で、その後すぐですね。
北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に対して、彼を拉致被害者として政府は認定したと。
そしてこの件についてきちっと北朝鮮に対して真相を明らかにしなさいと。
彼を帰国させるように扱いなさいと。
いうことで、日本政府は北朝鮮政当局に要求をしたと、言う事であります。
それは新聞報道などで明らかなわけです。

ですから認定しても認定しなくてもですね。
違いはないんだと、同じようにやってるというのは、これはもうどう見てもおかしいわけですよ。
だけどもその当たり前の事をですね。
とにかく国側の代理人としては認めようとはしない。
結局ですね。
彼らが書いてる書面にはですね。
特に田中さんの問題については書けないんでしょうね。
一言も触れてないんですね。
私どもは田中実さんについては繰り返し今までも書面で触れているわけです。

一応裁判の書面では相手方の言ってることに反論をする書面でしょう?
今私が言った事はこれまでも繰り返しですね。
書面でも、田中実さんのケースと古川さんのケースの違いを主張しているわけです。
ですから彼らが反論を書いた言うんであればその事に触れてなければならないわけですね。
だけども反論は以上ですって言って、田中さんの事は一言も書いてないです。
つまり彼らの言ってる事と辻褄が合わないから、書きようが無いわけでしょうね。
それが今日のやり取りであります。

皆さん方から見られてですね。
しかしそれにしても裁判官はもっとなんで強く言わないんだ?と、被告国側に?と、思われたと思うんですね。
私どもも、もちろんそういうふうに思います。
ただですね、行政訴訟と言うのはなかなかですね。
裁判所もですね。
国側に変な意味で配慮すると言う所が、どういう事件でもございましてですね。
我々もですね。
そういう意味では裁判所を一つ一つ粘り強く説得してですね。
裁判官を味方に付けていくという活動をしなければいけないというのがありまして、現在の時点では余り強く裁判官を追及していくという法廷姿勢は取らないということであります。
もっぱら被告側を追求すると言う事で、裁判所にはですね。
あくまでもこちらの立場に立って判断をするように粘り強く説得すると。

今後の問題なんですけども、次回12月の6日という事になりました。
裁判所の方としては、向こう側が一週間前に出した書面についてですね。
反論の書面を出してくれと言うことなんですね。
でも、反論と言うか、我々も言う事は言ってあるんですけど、とにかく一応書いてあるものをそれは出しますと。
それはまぁ約束をしたんですが、合わせてですね。
本件に関して訴訟をどんどん進行して貰いたいと思いますので、次回は証人のリストを裁判所に出そうかと今思っています。
ですから具体的にですね。
証人申請をして、こういう人から裁判所に事情を聞いてもらいたいというリストを提出しようかと言うことで考えています。
具体的にはご家族と共に、安明進氏などの証人リストを次回裁判所に提出しようかと思っています。
今検討中でございます。

今日はですね。
日弁連、あるいは警察などに出してきておられます、竹下さんが作られた当時の彼女が失踪した当時の経過がわかる詳細な図面ですね。
どの場所からどういうふうにいなくなったという、図面など。
あるいはそれらについての写真ですね。
現地の方、我々よりもご存知でしょうけれど、彼女が立ち寄る予定で結局立ち寄らなかった美容室が、まだ同じ所にあるんですよね。
そういう所を含めて写真等も提出いたしました。
更に原告の竹下さん私どもが調査した内容のポイントなどについても、書面として出した次第でございます。

最後にですね。
向こう側が今後どう出てくるかと言う事なんですが。
おそらくですね。
今日やり取りした域のことは出てこないという可能性が高いと思います。
今の所。
向こうではおそらくいろんな議論をしているんだと思うんですけれど。
ですので次回、あるいは次々回位はですね。
いよいよ裁判所が決断を迫られる段階に入ってくると思うんですね。
今のところは裁判所もこちらが強く言うと、検討してくださいと向こうに言ってますが、裁判官はそろそろどこかで決断しなければいけない時期に近づいているわけですね。
その点では私どもも、裁判所を説得するためにはどういう点が大事かと言う議論をしてですね。
法廷に臨んでいきたいと。

中々傍聴席から聞かれていて、いらいらするやり取りかと感じられたと思うんですけれど、今申しましたような意味でですね。
次回、もしくは次々回はかなり重要な局面に入るかと思います。
向こう側の準備書面ですね。
とにかく認定してもしなくても一生懸命やると繰り返し言ってますので、これはある意味逆手にとってですね。
特定失踪者の方々についてですね。
何をやっているのか?と、どんどん追求して要請を強めていく必要があると。
とにかくしてもしなくても一生懸命やると繰り返し言ってますので、その通りにやってもらうのはそれ自体は重要な事です。
ですからその辺りはある意味では逆に活用してやっていただければ良いかなと、そのように思っています。
どうも私の方からは以上報告いたしました。
では、後は珠路さんの方から・・・

2005年08月16日

古川了子さん第2回行政訴訟報告会(7)05.8.4 東京弁護士会館にて

『その他の参加者のお話』

★岡田和典 特定失踪者問題調査会理事
特定失踪者問題調査会理事の神戸から参りました岡田です。
先ほどから川人弁護士の方からもお話がありますように、拉致認定されるとされないでは、そりゃもう雲泥の差がございます。
まずですね。
一番びっくりいたしましたのは、4月25日にですね。
田中実さん拉致と言う方向で、夕方には記者会見があったわけですけれどね。
その翌日にはですね、早速と町村外務大臣のほうから、北京の北朝鮮の大使館を通じまして、日本でこのようにして田中実が拉致認定されたんだと。
ついてはと言うような形で、すぐに通告を致しております。

これ一つ取りましても、過去の中で私ども、繰り返し繰り返し内閣府に参りましたり、あるいは兵庫県警を通じまして、また様々な議会関係者を通じましてですね。
田中実の拉致をなんとか固有名詞を上げて取り上げてくれと、言うような事を繰り返しお願い申し上げておりました。
にも関らず、そのような成果は何一つございません。
その事一つとりましてもですね、いかに拉致認定がですね。
最終的には私たち、北朝鮮に拉致された日本人被害者を一日も早くこの国に取り戻す事でございます。
そのような大きな目標に対しましてですね。
極めて大きな力になる、また大きな利益に成るものと、いうことで今後ともですね。
私たちと共にこの古川さんの認定訴訟、何としても勝利の日まで、皆様方と共に闘っていただきますよう宜しくお願いいたします。
座ったままで失礼します。(拍手)

※川人弁護士
第一回から今回までも間に千葉で集会があったかと思うんですが、それをどなたかお話いただければ。
榎本さん、前回の千葉での集会の模様をお話いただければ。

★榎本さん(千葉商業高校卒業生 古川了子さん同窓生)
どのような形の話をしたらいいんでしょうか?
(川人弁護士)あの集会の模様などを。
あぁ、模様ですか。

榎本と申します。
私は古川了子さんと昭和48年に千葉商を卒業した同級生です。
ちょっと座らせてもらってすみません。
6月の25日ですね。
市原市で「古川了子さんを救う千葉集会」と言う位置付けでは第2回目。
第1回目は昨年のやはり6月26日ですが。
第2回目として地元である市原市民会館、こちらで開催させていただきました。

この時は、市原市の方で古川了子さんがまだ住民登録ですか。
まだされておりますので、市原市長の佐久間さんですね。
この方が非常に協力をしていただきまして、1回目の時にも確か来られていたと思いますが、その佐久間さんからまずご挨拶を頂きまして。
続きまして、ちょうど座り込みをされていてとても大変な時だったんですが、増元さんの方にも来ていただきまして、講演をお願いいたしました。
そしてあと今こちらにもおられます、真鍋専務理事に大町ルートということで千葉県での拉致被害者はこういう形でいるんだという話をしていただきまして。
そのあと若干の質疑応答と言うことがあった次第なんですが。

その時って言ったら良いんでしょうか。
あの、ちょっと主催者として若干心配しましたのは、昨年は千葉市民会館と言うことで千葉駅から歩いてそんなに遠くはない所。
今回は市原市と言うことで、市原市民会館、ちょっと交通ルートが若干不便でですね。
バスに乗っても15分程度かかるということで。
どれくらいの方がお出でいただけるか、若干不安だったんですけども、地元と言うこともあったかと思います。
あとここでとっても大きな力となっていただけましたのは、市原市役所とあと市原市の各自治会ですね。
町会、自治会。
こちらの方たちが、集会に関してのパンフを全部回していただけまして、そのような形でおよそ200人ほどだったでしょうか?
の人に集まっていただくことが出来ました。
ですからまぁ、地理的には不便な所だったんですが、集会としては自分で言うのも変ですが成功したのかなと思っております。
これも皆様のご協力の賜物と非常に感謝しております。

※川人弁護士
どうもありがとうございました。
そろそろ時間も押してきたんですが、なにか他に取り組みとかでご報告とか、今度こういうシンポジウムとか集会があるとか、そういうご案内はございますか?
よろしいでしょうか?
そうしましたら以上で今日の報告会を終わらせていただきます。
今後の取り組みに関しましてはまたお願いする事があるかもしれません。
よろしくお願い申し上げます。
どうも本日はありがとうございました。(拍手)

・・・報告会終了・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※8月16日 PM8:55 本文の一部を訂正しました。

古川了子さん第2回行政訴訟報告会(6)05.8.4 東京弁護士会館にて

『特定失踪者ご家族の挨拶・他』

※川人博弁護士
今日ですね、特定失踪者家族の森本さん他上京していらっしゃいますので、ちょっとそれでは・・・

★生島馨子さん(生島孝子さん姉)
生島孝子の姉、馨子でございますよろしくお願いいたします。
(しばらく間をおいて、会場より「何か一言、二言」の声)
(少し戸惑い気味に)言っていいんですか?
前回もそうなんですが、非常に驚いていると言うか・・・怒り、が、ありますね。
あちらの被告側の答弁書の中に本件の訴えを却下する。
それを、突き破るのに私たち家族は、あのこの訴訟に何を、支援したらというか?
お助けしたらいいのか?・・・どういう事をすればいいのかと考えますけれど・・・とても分かりません。
私たちは何をしていったらいいんでしょうか?
教えていただきたいと思います。
よろしく・・・
(馨子さんのお言葉は、言葉を選びながら、しかし静かな怒りを感じさせるお話しぶりでした)

★森本美砂さん(山本美保さん妹)
山梨から来ました山本美保の妹の森本です。
今日は貴重な会議と言うか裁判に参加させていただいてありがとうございました。
私も本当に驚きまして、初めてのこととは言え、こんな対応をするのか?と。
で、本当にこの拉致問題、大きな問題に対して、いったいあの若造はどういう人なんだろうという思いでいました。
どこまでこの拉致問題を分かっている人が出てきたんだろうか?って感じで。
事が分かってる人が出てこないんじゃないか?という印象がありましたね。
皆棒読みで、まずどういう方が出頭したというか、裁判所が命令できないんでしょうか?と言う思いもありました。
川人先生のお話もありましたので、次回からは進展が出来るんだろうと思っておりますし、私たちも出来るだけ支援していきたいと思いますが、やはり物を申していかないと本当に摘まれてしまうと思いましたので、やはり恐れずに声を上げていかなければと思いました。
いろんな専門的な立場のご支援を頂きながら、私たちに出来る事を家族として出来ることをやっていきたいと思いますのでよろしくお願いたします。

★古川了子さんの妹さん(名前不明)
古川了子の妹でございます。
本日は皆様どうもありがとうございます。
弁護士の先生方にもご協力いただきましてご支援いただきまして本当にありがとうございます。
なんと御礼を申し上げて良いのか、胸が一杯でございます。
竹下の姉が本当にいろいろと手を尽くし話を進めてくれているのに私は何の手伝いも出来ないで、(この辺りから涙で声を詰まらせながらのお話)苦しい思いをしておりますけれども。
今日も裁判を見て、話が全く進展していないような気がしまして。
また次が2ヶ月先。
そのまた先はいったい何ヶ月先になるんだろうかと思うと。
母もかなり年をとって参りましたし、一日でも早く進展を、少しでも進展を、して欲しいと思っております。
皆様のご協力を、これからもどうぞよろしくお願いいたします。(拍手)

※川人弁護士
今ご質問、あるいはご意見を頂いたんですけれども、裁判の支援と言う意味で具体的にどういうことを?というお話がありました。
この点に関してはですね。
弁護団の方としても調査会の方々と、また原告の方とよく相談をしていきたいと思います。
一般に裁判への支援と言う場合にですね。
普段の様々な取り組みとは別に、裁判所に向けた署名をしたり、あるいは裁判所の前での宣伝活動を法廷のある日にですね。
裁判官が出勤する頃に9時から10時くらいに裁判所の前でビラをまいたりとか。
そういうことをしたり裁判所に対する署名を出したり、そういうな事もやってる場合も少なからずあるわけですね。

何よりも傍聴の問題も大切なわけで。
何だかんだ言っても裁判長が他の事件にくらべれば、あれでもかなり言う方なんです。
そういうのはやっぱり傍聴者が席を埋めているという事が、裁判長にとって一番大きなな関心になってくるんですね。
今申しましたように署名とか含めてですね、裁判所自体に対するどういうような働きかけを皆様の支援を受けてするかは、今後よく相談をしてまた具体的にお願いする事があるかもしれませんがよろしくお願いしたいと思います。

それと今森本さんからお話がありましたんですが、我々としてはですね。
次回が10月ですけれど、なんとかペースを上げていきたいと思っております。
裁判所もですね・・・(マイクがシューシューと言う異常音を発し、一時中断)
何とかペースをですね、一層促進する上げていく。
これもいろんな角度から働きかけを進めたいと思いますし、先ほど申しましたようにこちら側の証人の申請とかをですね。
早い時期にどんどん行っていくとか。
あるいは先ほど安明進氏に一度見ていただくなんていうのも、あるいは裁判所に対して一番プレッシャーになるかもしれません。

それで国側で、ちなみにどういう人が出てきているか?と言う事なんですが、今日全部で9人いましたね?
でですね。
基本的に喋っていますのは証人検事(しょうにんけんじ:専門用語のため正確な文字不明)訟務検事(しょうむけんじ)と言いましてですね、要は国側の代理人を専門に仕事をしている人、なんです。
だから他にも国が被告になった裁判で登場する仕事っていう、それ専門の仕事があるんですね。
身分は法務省の職員と言う事なんですけど。
そういう人が司法に応対したり書面を書いたりしているわけです。
あとはそれぞれの各省庁、関連省庁から一人ずつ来ているんだと思います。
支援室とか、多分公安調査庁とか、それぞれ各省庁ごとに一人ずつみんな来ているんだと思います。

それでは他にご質問ご意見等ございましたらどうぞ・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8月16日 PM9:00本文の一部を訂正しました。

2005年08月15日

古川了子さん第2回行政訴訟報告会(5)05.8.4 東京弁護士会館にて

『質疑応答』

※川人博弁護士
それではちょっとどうしましょうか。
ご質問ご意見をまずお伺いいたしましょうか?
ご意見ご質問等ありましたなら出していただきたいと思います。
あとは更に特定失踪者問題調査会の役員の方、各地から参加していただきましたのでもしありましたなら、適時ご質問ご意見をお願いいたします。

・・・以下質疑応答・・・

★質問者1
時事通信のヤマネと言います。
今日法廷は入って無いんであれなんですけども、次回までに国側は答弁するっていうふうな旨を言ってた・・・?

※回答 川人弁護士
一応ですね。
ハッキリ約束した事は何かと言うと、当たり前のことではあるんですけどもさっき私が申しましたように向こうが言ってることは、実際に話したじゃないかと。
拉致被害者として認定した場合とそうでない場合は明らかに、差別してるじゃないかと。
こういう別の扱いをしてるじゃないか、と言う事をこちらは証拠を出したわけですね。
で、これに対して当然のことながら国側としては反論、ですね。
こちらの言い分に対する反論があれば反論するということです。
もちろん向こうはやらなければならないし、必ずやると言ってます。

あと合わせてですね。
裁判所の方からも向こうに忠告があった訳ですが、それは本件の古川さんの問題に関してもですね。
それは段階論では無くですね。
今から当然裁判の当初から古川さんの事件に付いてもですね、どのように認識するのか?と。
言う事をあわせて政府はですね、言い分を明確にするべきだと申し上げているわけです。

この点に関しては、裁判長の方もそういう原告側の意向も汲んでできる限りやるように、というような趣旨の話で、その点について被告側がどこまで書いてくるかどうか、現時点では未知数ですね。
今日の法廷の雰囲気なんかも察して作戦を変えてですね、この古川さんの事件全体について政府の見解を出してくる可能性もあると思いますし。
依然としてその点については逃げるという可能性もまだあると思います。
そこはちょっと書面を見てみないと分からない。
いずれにしても、要は向こうは門前払いを求めているわけですね。
認定をするかしないかによって差は無いんだと言うことを言ってるわけですが、ここに関してはですね。
この論争事態はそう長くやる事じゃないですからね。
次回の論争でこの件については基本的に打ち切りとなると思うんですね。

今最高裁の方でも訴訟期限についてはうるさく言うようになってますので、地裁の裁判長もですね。
迅速な処理と言うことは頭の中にあると思いますんで、我々としてはまたこれから議論しますが、次回位からは証人申請とその準備に入っていくと。
ということでどんどん訴訟の進行状況をですね
早める為の準備なり裁判所に対するプレッシャーをやりたいと思ってます。

どうぞ記者の方もご質問等ありましたなら仰ってください。

・・・次の質問が無かった為、質疑応答はここで終わり・・・

古川了子さん第2回行政訴訟報告会(4)05.8.4 東京弁護士会館にて

『その他弁護士の先生方の挨拶』

※川人弁護士
他の弁護団の方でもし・・・にげ(あるいは二瓶さんか?)さん、○○さん、○○さんとか・・・(一部名前を聞き取れず)

★にげ弁護士(漢字表記が不明の為カナで表記します)

にげです。
今日は皆様ご苦労様です。
普通ですね、答弁すると言うのはもっと素直にされればいいんですけれど、この事件はそういう点が特殊でありまして、中々答弁をしないと。
それもですね、前回からかなり経っているにも関わらず、また2ヵ月半くらいですかね。
それは裁判迅速法案という促進法案が出来て、裁判は一年くらいで解決すると、言うような事ですから。
我々弁護士がいつもですね。
すぐに出せということを、だいたい一ヶ月以内に書類は出せと、いう事で何時も裁判所に迫られていて大変与えられる仕事をしていると言うのが最近の実態ですね。
それに比べると、大変裁判所は国に対して甘いと、いうふうにそう感じます。

ただそう言ってもですね。
2ヵ月半も時間を与えたんですから、この次は同じような事をすればですね。
これは前科2犯みたいなものですから、2ヵ月半の中でまともなですね。
答弁をするように期待をしておりますし、またそういうプレッシャーをですね。
今日かかったんじゃないのかな?ということですので、次回が大変大事な法廷になるのではないか?と思いますのでひとつよろしくご協力の程をお願いいたします。(拍手)
以上です。

※川人弁護士
新たに今日加わった滝本先生。
滝本さん、ご存知のようにオウム真理教の坂本君の弁護をした方です。

★滝本太郎弁護士

北朝鮮は破壊的カルトの国家ですので、今日から法廷に出させて頂きました。
とにかく引き延ばしするのは北朝鮮だけで十分だと、日本まで引き延ばししてどうするんだと。(「その通り」の声)
法廷でも不規則発言をするのも、まだ今日は最初なので言うのもあれなので、もうちょっと声が時に出てますけど開廷直前まで出てますけども、よろしくお願いします。(拍手)

・・・・・・・・・・・・・
ご紹介の弁護士の先生の正確なお名前が不明です。
正しいお名前が分かり次第、訂正をしますのでご承知置き下さい。(8月16日 PM9:15)

2005年08月14日

古川了子さん第2回行政訴訟報告会(3)05.8.4 東京弁護士会館にて

『荒木和博 特定失踪者問題調査会会長の挨拶』

特定失踪者問題調査会の荒木でございます。
本日は皆様お忙しい所ご苦労様でございました。

私も法廷の事は良く分からないんですけれども、見ていると原告側代理人の顔つきにはですね。
自分達が無理していると見て取れる事が感じました。
この国側の論理は破綻しているわけですから、とにかくこの入り口だけでも入れないようにして押さえようと、そこに全ては尽きるのかな?と思っております。
今日の法廷弁論に関してはいろいろですね、プレシャーが原告側にかかったとは思いますけども。
我々の方も様々な形で、この法廷の外でですね。
この間も衆議院の委員会等々で質問をやってもらったりいたしましたが、更にその古川さんに関わる認定の問題を外からも突いていって全体を動かしていくようにしたいと、言うふうに思いました。

それからこれは弁護団とは実は相談していない、今ふと思いついたんですけれど、たとえば場合によっては将来証人として呼ぶ可能性のある安明進さんを、例えば一回傍聴してもらうなんていうのもどうかな?と、いうようなことも今ちょっと思いつきなんですが考えた次第でございます。
ともかくこれで全てを進めるための通過の訴訟でございますので、大事にしてこれから先も有効な手を打っていきたいと思います。
お願いします。(拍手)
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