2006年04月01日

06.3.16質疑応答 東京連続集会16(8)友愛会館にて

『質疑応答』

★質問者1

実はですね、週刊新潮で今月の24日元NHKのワシントン支局長の手嶋さんが講演をしますと言う事で、私早速申し込んだんですけど、まだ返事が14日が締め切りだったもんで来ないんですけど。
そこに書いてあったのは7名の拉致被害者が偽札をやっておると言うような情報もあるんですよ。
そしたら佐藤さん、申し訳ありませんが何らかの形で新潮社の広報部とですね。
・・・(聞き取れず)ちょっとその辺確認をされたら宜しいと思うんですが。

★佐藤勝巳会長

ありがとうございます。
そのように致します。
それもしますし、直接やはり確認も致しましょう。(拍手と笑い)

★質問者2

加納さん、○○と申します。
ご苦労様でした。
(熊本)市長と言うのは、先ほど聞こうと思ったんですけど、増元さんの方から仰られたので、まぁ選挙がらみじゃないか?と言うことでしたけど、イデオロギー的な背景はないんですね?

★加納良寛 熊本救う会代表

九州大学の経済学部の出身の方です。
つまり九州大学の経済学部は有名な左翼の向坂教授ですか?(「はぁ〜」と言う声)
九州大学は行って見ればわかりますが、今だに中核とどこかがやりあってます。
立て看板がだ〜〜っと出ていて、今から30年位前に流行ったなぁと言うくらい、そういう感じが致すほどで。
そこを出ていられますが、大体は保守系の県議会議員でした。

ところが県連の裁定を拒否して、一期後に熊本市長に出ろという裁定だったんですが、それを無視して一期前に出ちゃったもんですから熊本県の県連が割れまして、その当時の現職の三角さんと言う方と幸山市長と割れたんですね。
それで幸山市長はちょっと危ないと言う事で共産党のオルグが、熊本では良く分かるんですが、鹿児島が動いて、鹿児島のオルグがずいぶん熊本に入りまして、そして当選したと言う事であります。
そこで借りがあったのかな?と思います。
監査の勧告を拒否した時も記者会見のとき突然居なくなって、携帯電話をやって遠くから指示を仰いでいたような不審な動きもあったようです。
(会場より「駄目だな、ありゃ」の声、小さな笑い声)

★質問者3

2点あるんですが、横田滋さんが元気な姿を見せて頂いて大変嬉しく思う次第です。
こういう運動をされる方皆さん出来るだけ健康に気をつけてですね。
少なくとも金正日よりは長生きして欲しいと。

後一点課税問題なんですが、来年統一地方選挙がありますね?
そのとき地方議員の方々を巻き込んで、大きな運動を展開すべきだと私は思います。

★佐藤勝巳会長

ありがとうございます。
是非そうしたいと思いますし、それに関して4月の16日から早紀江さん、あの連絡来てませんが全国の県議会の拉致問題の立ち上げをやっている。
(司会より「連絡来ています」)
いつ?(「16日です」の声)16日。
これですね、全国に県議会に拉致議連が出来ましてね。
今いくつくらいあるのかな?
(司会より「今16で熊本が出来て17です」の声)
17。
で、事務局は埼玉がやるはずです。
そこの結成大会に救う会から私に非公式に打診が入っていて、横田会長の方でももちろん行くと思います。

そこでこの県議会の議連の組織の仕方と言うのはいろいろありましてね。
例えば自民党だけと言うところもあるし、超党派っていうのもあるし、それから県議会だけではなくて市段階の議員さんも入れているところとかいろいろございまして。
だけどそこが一つの協議会が全国に出来ますからね。
これは大きな力を発揮すると思います。
課税問題、ですよね?
それから今日は話題になりませんでしたけども、あのしょうもない金剛山とか何とか残ってるわけですよ、歌劇団。
あれ皆ビラを見れば分かりますようにね。
社会主義で一番きれいな素晴らしい国は北朝鮮とか書いてやってますからね。
こんな物に応援団体であるとか、支援団体とか県や市が名前を並べているんですよ。
こんな馬鹿な話は無いんであってね。

それから民族学校と称する物は、いかに金正日将軍が偉い人かと言う個人崇拝教育をやって、いかに日本がけしからんかと言う教育をやってるところにそこへ補助金を出しておるわけですよ。
そんな物ですね。
全部打ち切らなきゃおかしい。(拍手)
そういう事ですね。
そういう状況の中で今年の4月の中旬に、県議会を中心とした全国の議連が組織されると言うのは非常にね。
意義深い事でありますし、それから仰るように統一地方選挙が始まればね。
絶対に拉致の問題やってくれという事になりますから、仰るように頑張ります。(拍手)


2006年03月28日

06.3.16佐藤勝巳会長2 東京連続集会16(7)友愛会館にて

『佐藤勝巳 救う会会長の講演 その2』



国際世論と言うのは、例えば今日お話がありましたようにアメリカの大使が新潟に行ってですね。
現地を実際歩いてみる。
我が国の総理大臣も官房長官もそんな事は一度もした事が無い。
そうするとアメリカ下院が日本人とか韓国人を呼んで拉致の公聴会で発言を求める。
ワシントンから全世界に発信されていくわけです。
国連は国連であのような決議をやる。
やったんです、北朝鮮の人権問題を。

それで我が国もようやく国会で北朝鮮人権法と言うのが通過を致します。
これが通過いたしますと自動的とは行きませんけども北朝鮮が不誠実な対応をしたときは、経済制裁に入れると言うようなほぼギリギリ、立法府としてはギリギリ。
外交と言うのは政府の専権事項ですから、ここに踏み込む事は中々出来ないんです、法律上。
しかしここをギリギリ踏み越える所までの法案が今自民党内部の関係機関の中でほぼ、総会まで上がりそうな状況です。

総務会を通ればすぐ通常国会に提案されて、そうすれば民主党もそれに同調して、多分通過すると思います。
これこういうような世論の反映ですよね?
国会の中でそういう法律が通っていくという。
自己宣伝をさせて頂きますと今発売されている現代コリアと言う私の関った薄い雑誌があるんですけども、(笑い声)ここにですね。
山本一太さんが私のインタビューで法案の内容に詳細に触れています。
これは昨日か一昨日、15日に発売された物です。
中々面白い雑誌ですよ?
750円と高いんだけど、決して中身は損をさせない。(笑い声)
言う宣伝をさせてください。
(会場より「何月号になりますか?」の声)4月号です。

そういう言う事で情勢は大きく変わりました。
あとひとつ、あとひとつ結果として法律が、北朝鮮人権法が通りましたので、世論や我々の運動が支持しなかったら絶対駄目です。
安倍さんがどんなに拉致に理解があるからといったって世論がない限りは駄目です。
これが私達が10年間やってきた、私が学んだ非常に重要な教訓であって、結局は国民の皆さんが我々が訴えた事に対して応えて頂く事が出来たからここまで運動が来たんです。
マスコミの皆さんが我々の訴えを理解して正確に報道して頂いたから、ここまで追い込んで来ることが出来た。

後一押しです。
つまり北朝鮮人権法が国会で通ったら、今までと違って一段と様子が変わってくる。
そういう事ですね。
そのためには今報告された熊本の救う会の加納会長のような、確実に一つ一つ事実を踏まえて運動を積み上げていく。
それから茨城が先駆的にやったような、ひとつひとつ行政に向かって私達が働きかけかつその成果を積み上げていくというような事を抜きにして、運動が飛躍的に発展するなんてこれは金輪際ありません。
そんなこと絶対にない。

ひとつひとつきちっきちっと事実を踏まえて、で結局北朝鮮がですね。
昨年の11月、前に出した死亡診断書はあれは全部事実と違っておったと認めさせたのは、それは救う会・家族会がこことこことここがインチキだね、と具体的に指摘したわけです。
それには彼らは答える事が出来ない。
外務省の交渉する皆さんも、我々の指摘に基づいて、おかしいじゃないかと話をしているわけです。
言うような着実ないわば積み重ねが無い所でいくら・・・(聞き取れず)したって誰も動かないんですね。
これは私の10年のこの運動に関った結論の一つです。

ですからやっぱり駄目なものは駄目なんだと、それから、偉そうな事を私いろんな所で言っておりますけれどね。
拉致されて30年近くをね。
我々の仲間を取り戻す事が出来ないこの国って何なのよと。(拍手)
おかしい、どう考えてもおかしいわけです。
で、法律が出来た時制裁の発動は、小泉さんは首を縦に振らない。
何で振らないんだ?と。
自民党の先生方はなんで自分のところの総裁の態度を突き上げてくれないんだ?と。
おかしい、素朴におかしい。

私は単純明快、大層な理論とか世界観とか大層な事は無いです。
おかしいんだと。
何でこんな事がね、解決を出来ないんだ?と。
アメリカの大使はなんでわざわざ、およそ職務とは関係のないような新潟まで行って拉致の問題について、「自分の人生で最大の衝撃を受けた」みたいな発言をしているわけです。
なぜ日本の閣僚たちは総理大臣たちは何ゆえそれが出来ないんだ?と。
どうしてもやっぱりおかしい。
そういうおかしいことに対して素直に、つまり最初の初心に帰ってやっぱり運動を続けていかなければいかんのだろう、言うふうに思います。
私は拉致について解決できないなんて見通しは全く持っていません。

まだ少し時間があるみたいですから、今拉致を取り巻く国際情勢や国内情勢がどうなっているかと言う話をちょっとさせて頂きます。
最大の焦点は、朝中、この関係が今どう進むのか?言う所に今大きなポイントが一つあります。
北朝鮮の政権にとっては拉致の問題ではない。
政権その物が持続出来るのか?出来ないのか?の問題に、焦点はそこに今移って来ています。
この前金正日が大部隊連れて中国を訪問して、それで瀋陽とか広州とかそういう所を回りました。

何のために回ったのか?と言うと昨年の10月末、胡錦濤が平壌を訪問した時20億ドルの経済援助を約束しているんだそうです。
で、その20億ドルの約束には条件がついておって、北朝鮮が改革開放に政策を転換した場合援助をすると条件がついている。
それで金正日はマネーロンダリングなどの問題で慌てふためいて、それもあって行った。
で、改革開放と言うのはこういう物ですと言う所を実態を見せた。
で、帰ってきて、さぁ北朝鮮内部で中国から20億ドルの経済援助を貰うためには政策の転換が必要だ。
賛成か反対か、真っ二つに割れているんです、中が。
と言う内部からの情報です。

それで張成沢といって金正日の妹の亭主。
これが2年半くらい失脚してちょっと顔を見せなかったんだが、これがカムバックして来た。
彼を1ヶ月ないしは2ヶ月、広州、あの開放地域に経済特区に常駐させて実際に見てもらう、言う事です。
両政府間では決まってるんですけど北朝鮮内部で意見が割れてますから、実は派遣をする事が出来なくて足止めをされている。
その20億ドルが入って来なかったら、あの政権どうなるか?と言うことです。
だから内部で意見が真っ二つに割れているという事は、これは大変な危機的状況が迫っている。

もうひとつ、アメリカのマネーロンダリングの制裁が物凄く効いたと言うんです。
どういう効き方をしたかと言うと、アメリカは単純明快。
「はい、お前の銀行が偽ドルをロンダリングしているから、アメリカの銀行は取引をしませんよ」と言う措置なんです。
これはマカオのバンコ・デルタ・アジアという銀行なんですが、その他にですね、正確に言うと、こことアメリカとの銀行の正式な取引禁止を喰らったんです。
これを全世界の銀行が見ておって俺が北と付き合って下手に口座を設けさせると、俺の所もアメリカの銀行と取引禁止になる可能性があるよ、っていうふうに考えたんです。
だから北朝鮮があのバンコ・デルタを使って全部決済をしておったんです、貿易の。
そこが銀行の取引停止を宣言しましたから、北は貿易をするのに取引銀行が銀行を介しての取引が一切出来ない状態が発生したんです。
物凄い深刻な事なんですから。

中国。
実はバンコ・デルタ・アジアの、メインバンクは中国銀行です。
中国銀行と言うのは貿易業者を相手にしている銀行です。
これがバンコ・デルタ・アジアのメインバンクなんです。
だからアメリカ側のうまい所はね。
バンコ・デルタ・アジアが不正行為をやっている事を承知の上で金を貸してるか?って事になってるんです。
だったらお前の所もアメリカの銀行と取引停止も有り得るぞとなっているんです。
だから金正日も中国当局も慌てふためいたわけです。

中国は2年後に北京のオリンピックを控えておって、アメリカの銀行と取引停止がかかったら大変なことになるわけです。
あの問題というのはそういう背景があって、朝中両方とも慌てふためいておった。
同じような事が麻薬の問題、偽タバコの問題、これについてアメリカはすでに違反すればバシバシ取引停止。
それからアメリカ国内における北朝鮮商社の資産の凍結、取引停止、バシバシかけてますから。
そういう事が分かっていてなぜ出来ないのかね?
アメリカは一人も北朝鮮に拉致されていないんですよ。
拉致されている我が国がなぜそれが出来ないのか?
これも素朴な疑問として本当におかしいですよ?
 
法律が無いなら無い、しょうがないけどある。
あるのになぜ出来ないのか?
アメリカはもちろん国内法に基づいて全部やってるわけですから。
状況は同じなんですよ。
しかも日本がより北朝鮮から酷い目にあってるわけです。
当の日本がそれをやらない。
国際的にそうなるって言ったら、例えばアメリカの大統領が小泉さんに会って拉致問題の解決よろしくお願いします。
胡錦濤に会ってよろしくお願いしますと言ったって、だってお前の所は何をやってるの?と、いう事になるんですよ。
日本は拉致のために何をやってるの?と聞かれたら答える事が出来ない。
自分はやらないで人にばかりやってくれやってくれと言ってるわけでしょう?
こんな馬鹿な政治はどこにあるか?と。(拍手)

私は本当にね、小泉さんは・・・(聞き取れず)あったと思うんですよ。
なんか弱み握られているんだか何だか良く分かりませんよ?
良く分かりませんけど理由はあると思うんです。
だけど、あれは自民党の総裁なんだから、自民党の国会議員や党員が「総裁おかしいじゃないか?」と言う話をどうしてしてくれないのか?
全く不思議ですよ。
私から見ておったら全く自民党なんて政党はわけ分からん政党です。(拍手)
例えば家族会なんかに来ると・・・・・・・・(聞き取れず)拉致拉致なんて大音響で僕らの前でやるわけですよ。

そういう事を本当に素直に見てますとね。
不思議ですよね〜〜?
ですから私たちはそんなこと愚痴をいくら言ったって問題なんか解決しないから、ただひたすら「安倍さん頑張ってくださいよ」と、「応援します」と、言う以外に方法ないじゃないですか。
別に安倍さんのやってる事は悪い事をやってるわけじゃないですからね。
正しい事をやってるわけですから。
そういうふうな事で、一つ一つ地道に積み上げていって、そして日本が本当に制裁をかけた。

皆さん安明進と言う男を知ってると思うんですが、あの男は今現代コリア研究所の研究員として在留資格を取りましたからね。
彼はだから1年更新で、私の下でずっと仕事をしていく事になりますから。
で、彼が言ってるんです。
日本は北朝鮮と言う国に対してあらゆる意味で、日本が支えているんだと。

具体的になんだ?と言ったら、去年一年で北朝鮮の船が300隻くらい入港している。
貨物船なんかを含めて300隻くらい入っている。
とね、ある貨物船が入港して来た。
日本の海上保安庁とか日本の行政機関は写真撮るわけなんです、乗組員の。
その写真を検証してくれと言われて、見た。
見たら金正日政治軍事大学の一期先輩、二期後輩、そんなのがゴロゴロ乗って来てるんですよ、貨物船に。

貨物を運搬する時に、あれ、安明進と言うのはまさにテロを6年間教育された男なんです。
人を如何にして殺すか?と言う事を6年間、教育されてきた男です。
一年間に3万発も拳銃の弾を与えられて、それを撃ち切らなかったら懲罰をかけられると言う6年ですよ?
1年3万発。
だから俺に言うんですよ。
先生ね、先生殺すなんてのはね、どんな所でも瞬時にして殺す事が出来る。
拳銃が一丁あったらどんな姿勢でも。
一年間3万発も実弾を撃って来た男ですよ。
そんな奴らが何で貨物船に乗ってくるの?

だからそんなもの関係ない。
万景に行ってどんなに写真撮ろうが、あまり厳しくない貨物船に全部乗って来てますよと。
・・・・・・・・・・・(聞き取れず)だから先生一番先に狙われると冗談言うんですよ。
そんなね、万景をいくら厳密に調べたって、他の船でがんがんやって来るわけですから。
だから入港禁止措置を取らない限り、難しいんです。

要するに先ほど言いましたように大量破壊兵器の部品、弾道ミサイルの部品、これ日本の物が・・・・・(聞き取れず)流出しているんです。
それを対輸出措置を全部かければいいんです。
かける事が実際に難しいならどこがその部品を作っているかは、メーカーは分かっているんです。
東芝である、どこだどこだどこだ、通産省全部分かります。
そこの幹部たちを呼びつけて、日本の安全保障にとって君たちが出してる部品がいかなる結果を引き起こすのか、と言う事を政府が行政指導するべきなんです。(拍手)
それをですね、やらないからね。
駄目なんです。

法律で駄目だ、メーカーに止めとけって話をすればいいんです。
国家の安全が犯されていると。
拉致された人間が30年もね、帰ってくる事が出来ない。
それを四の五の四の五の下らない事を言い続けていると、君たちは・・・(聞き取れず)するのか?と製造メーカーに言えばいいんですよ。

こういうような戦いをしない限り、相手はテロ集団です。
普通の交渉?
何でね、あいつらが分かりました、それじゃめぐみちゃん返しましょうと、じゃあ増元るみ子さんを返しましょうと、絶対有り得ない。
自分の命が危ない。
自分の政権が倒れる。
言うような状況を作り出さない限り、拉致の解決なんて無いんです、それは。

そういう事で私一人興奮して頑張っております。(笑い声と拍手)
これくらいで質問を受けることにしますけど、ありがとうございます。(拍手)

2006年03月26日

06.3.16佐藤勝巳会長1 東京連続集会16(6)友愛会館にて

『佐藤勝巳 救う会会長の講演 その1』

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佐藤でございます。
今、皆さんの話を聞いておりまして日本は大分変わったんだなぁと言うふうに、私自身は感動いたしております。
私は朝鮮問題に関って間もなく半世紀経ちます。
こんなふうに世の中が変わるっていう、本当に凄い、ドラスティックな変わり方をしているわけです。

一例を申しますと、在日朝鮮人つまり総連のですね。
商工会の大幹部が埼玉県越谷にバッティングセンターを作ったんです。
その総連の大幹部の親友と私が親友ですから、バッティングセンター開所に当たってビールを飲みに行かないか?と言うのであぁ行きましょうと行ったんです。
そしたら紅白の幕が張ってあって、入り口があって、花輪がある。
左側には自民党・中村梅吉、これは法務大臣です。
右側には衆議院議員・中曽根康弘。
へぇ〜〜。

で、まぁ宴たけなわになりまして、主催者がビール注ぎに来たから、
「表にある花輪の二人は、朝鮮総連から見たら戦う敵じゃないのか?敵が何で花輪を送って来るんだ?あれどういうわけ?」
って聞いたら、私よりその人は10歳くらい上ですから今生きていらっしゃれば80代半ばくらいですよね。
彼は真面目な顔をして俺をまじまじと見て「佐藤さん、あんた朝鮮問題何年やってるんだ?」と聞くから真面目に「何年」と答えたんです。

大体社会党の国会議員なんかに献金をしても何の役にも立たないんだと。
本当にやってくれるのは権力を持っている人たちだと。
あれ豊島区ですから、中村梅吉って言うのはその人の家から直線で300メートルくらいです。
中村さんの親分って言うのは中曽根康弘ですから、この人たちに大変な献金をしているから花輪が出てるんですよ。
役に立たない党に金使ってもしょうがないんだと言ってるわけです。
表向きは社会党や共産党と連携している。
しかし実態は。
だいたいパチンコ疑惑の時に国会で質問した新潟県出身の秦豊は貰った金は30万ですよね?
後藤田さんは500万ですよね?
大体それくらい違うんです、金の額が。

その今の金額と言うのは私裏を取ってるわけではないんだが、国会周辺に出回った資料に書いてある。
それで貰った資料に私がどうして国民生活課長やっとった警察庁の課長に、「この表間違いないですか?」と確認をしたら、「大体間違いがないですね」と答えたのが、平沢勝栄なんです。(笑い声)
当時、あれは課長をやってましたから。
だから警察の持ってる資料と私の持ってる資料、金額はほぼ一致しておったんです。
そういう時代でしたよ。

ですから今言った、朝鮮総連の施設に固定資産税をかけない、免税にする。
私だったら常識、当たり前だろうと。
あれくらいたくさん金貰ってるんだからそれ位しなければならんだろうと、いうふうに半世紀近くこの問題に関って来ると、大体精神状態が汚染されてくるんですね、こっちも。(笑い声)
でね、別に驚かんわけですよ、固定資産税免税なんて言っても。

で、不審船が来た時ね。
当時官房長官をやっておった前の、福田さんが記者会見をしていた、不審船が来たと。
福田さんが「けしからん奴だ」と言ってね、怒ったんですよ。
私なんか見てるとね 一ヶ月に一回くらい不審船が往来しているわけですから、別に驚かんわけですよ。
そんな事を発表されても、あぁまた来たかって言うような程度でしょ?
その時に私は、俺の精神は相当汚染されているなと思ったんですよ。
だんだんだんだん長年やってるとね、相手がデタラメな事をやってるなんて当たり前だと思ってるから。
政界との癒着、めちゃめちゃなんですよ。

今回のね、2月上旬の日朝交渉で、皆前進がなかった駄目だ駄目だと言ってるけど、私もそう思ってるんですよ?
そう思ってるんですが、私は皆さんと違うのはいつでも日朝交渉が開かれるたびに、必ず日本の政治家の中で北の意を受けて外務省や総理大臣にプレッシャーをかける奴が必ずおったんですよ。
だから北朝鮮との戦いではないんです。
北の意を受けて動いている政治家や親朝派の学者や運動体との戦いだったんです、私の50年間は。
本当言うと、それは途中で気がつくんですよ?
何でこいつらはね、金日成のいう事を聞いて動くんだろう?と。
で、だんだんだんだん調べていくと、なるほどねと、構造的なものが浮かび上がってくるわけです。

長銀がよく倒れて1兆4千億とか金入れたと言うじゃないですか。
あれはね、どういうことかって言うと、つまり毎年朝鮮総連側から見て北朝鮮に貢献してくれた政治家たちの勤務評定と言うのがある。
ちゃんと勤務評定と言うのがあって、この人には年末にいくらカンパをやるかとず〜っと書いてある。
それを平壌の今中身を調べましたけど、金容淳(キム・ヨンスン)という3号庁舎担当の書記がおった。
これが最終的にそういう表を見てですね。
これはちょっと多すぎるんじゃないかとか、この先生は頑張ってくれたからもう少し金額増やした方が良いとか、勤務評定をやるんです。
その最終的な物は今度再び総連に降りてくるんです。
降りてくる物を朝鮮総連が総額1000万なら1000万、1億なら1億、まぁそんな半端な金額ではないです。
合計何億何十億になるわけです。
どこからひねり出すかという事になるんです。

そうするとこの朝銀にですね。
東京のそれから埼玉とか近県のところに割り当てをするんです。
そうすると割り当てされた朝銀は理由なくして金を出す事が出来ないから、裏口座を作るとか、あるいは個人の名義で貸し出しをするとかと言う形で資金の調達をず〜〜〜っと、日韓基本条約が妥結した1965年以来、やってきたんです。
私はそれを繰り返し繰り返しあちこちに書いたけど、私が一人どれだけ書いても喋っても、誰も相手にしてくれない。
初めて相手にしてくれたのは渡辺しょういちろう(?)なんですよ。
「朝鮮商工組合の間に合意書のような物があるではないかと佐藤が書いてくれた」と、どこかであの人が引用したんです。
それで初めてですね、なんかそういう関係があるらしいなと。
1976年に紙ではなく、言葉の上でどうも約束がされたらしい。
契機は何か?と言うとですね。

あちこちで書いてあって喋って恥ずかしいけれどこの本の中に、北朝鮮の今が分かるように、これは数年前に出した本です。(自著「北朝鮮の今が分かる本」を掲げる)
今日ここで喋るに当たって、我輩は昔何を言っておったかと言うのを勉強して来たんです。(笑い声)
それで具滋龍というのがいるんですよ。
具滋龍。
我々の世界ではこの人の名前を知らない奴はもぐり。
と言うのが、こいつはですね、金貸しだったんですよ。
文藝春秋の本社のすぐ近くにあるんですが、そいつが脱税をしたと言うので関東国税局が手入れをやったんです。
手入れをやって、奴の取引銀行であった同和信用組合、今の朝銀の前身です。
1968年、機動隊400名を動員して証拠の接収に入った。
シャッターを降ろして入る事が出来ない。
機動隊の方はバーナーを持っていって、ガスバーナーでシャッターを破って突入したと言う、我々には非常に大事件。

さぁ大事件が起きた。
朝鮮総連は全国の組織に命令してですよ?
つまり多重地域なんですけども「強制捜査は在日への弾圧である」と抗議行動を全国組織したと。
そうすると税務署が仕事にならないんです。
毎日毎日やってきますからね。
それでテーブルを叩くわけなんです。
「36年なんだとお前ら思ってるんだ」という事を全国でやられたんです。
でね、国税の仕事はマヒ状態に陥った。
それでも国税は頑張ったんです、税務署当局は。
だけども、余りにもしつこく、特に大阪の西成です。
酷いもんですから。

とうとう音を上げて社会党の当時の副委員長・高沢寅男の議員会館の部屋で、あそこに高沢が間に入って国税の課長以下何人か、今ちょっと資料ありませんけど、名前全部分かってますけど誰が高沢の部屋へ来か?
商工会の人が来てそこで話し合われて、あの5項目と言う中身が確認されていったんです。
国税は否定してますよ?
どういう否定の仕方をしたと言うと、こういう仕方をしたんですね。

これは1999年2月26日、参議院の予算委員会の総括質問で鴻池祥肇(よしただ)議員、今回の郵政民営化で反対投票やった奴です。
彼が質問をするぞ、と質問通告を出したんです。
国税の総括で。
すると国税の担当課長からすぐ電話が入った。
「そんな合意書なんか存在しないから先生質問やめてくれ」と、「あぁ分かった分かった」と。
しかしまぁ、あの人は人に言われて自分の意思を曲げる政治家じゃありませんから、だんだん総括質問が近付いてきたら不安になってきたんですね国税が。
そこでまた違う課長が電話をかけてきた。
「あぁ分かった分かった」
質問の当日になったら今度は別の課長が部屋に現れてドアの前に立ちはだかって「先生質問やめてくれ」って言うわけです。
そしたら鴻池議員が「貴様ら公務員が政治家の質問権に介入するな、どけ!」って怒鳴り上げて、その課長をドアの外に出してそれで参議院の総括質問の部屋に入って行ったんです。

そこで項目の中身を振りかざして、出席している全閣僚に配ったんです。
「よく読め。これは朝鮮総連が合意があるといって、総連のこれは公式の文書だぞと、よく読め」
で、「なぜ特権を与えてるんだ?」と言ったら国税庁の次長が出てきて、「そういうことは一切ありません」
「そういう事が巷に言われているから惑わされてはいかんと言う通達、通告を出しております」と答弁した。
鴻池議員はそのとき他の質問もたくさんあったから、追及しなかったけど部屋に帰ってきて「待てよ?」と気がついたんです。
奴らは通達を出したと言ったけど、いつ出したんだろう?と思って電話かけて聞いたんだと。(笑い声)
メチャクチャな話ですからね。
あちこち出した本の中で僕は同じ事を何度も書いているんです。
いかに酷いかと言うことです。
 
そういうような事が公然と1960年代中ごろから、要するに65年ですから昭和40年ですよね。
ず〜〜〜っと続いてきて、あろう事か現場ではどういう事かと言いますとね、朝鮮商工会に加盟している朝鮮人の税金の申告と言うのは、朝鮮商工会の役員が風呂敷に包んで税務署の課長の前にど〜んと置く訳です。
「はいよろしく」
これが申告ですからね。

それで中身を見ておかしいなと思って呼び出しをかけると、誰が出てくるかと言うと本人は全然出てこない。
納税者は、申告者は。
商工会の役員が出て行ってそこで税務署と団体交渉です、税金が。
こんな事を全国いたるところでず〜〜っとやって来たんです。
彼らはこう言ってる訳ですよ。
「我々を差別抑圧している日本国家になんで税金納めなきゃいかんのだ。そんな納める金があったら金日成に納めます」と言うのが彼らの理屈ですから。
それは一つの理屈なんです。
それだったら我が国もそういう奴らは納税に違反しているんだから、片っ端から摘発すればいいんです。
と言うようなメチャクチャな事がやられてきたのを長年私見て来ていますから、総連の会館に固定資産税の免税なんて、ええと言う話になっちゃうわけなんです。
だって所得税が納めなくていいんですから。

と言うような事が、もっと酷い話はですね。
税金とは余り関係ない話なんですけども、北朝鮮の持っている労働一号とかテポドン何とかと言う物の、部品。
これ殆ど日本の物ですよ?
今自分の書いた本を読み返して学習してみた。
どこの部品をどこの国から買ってきたかと言うのがみんな書いてあるわけです。
これ鴻池先生が質問しているんです、みんな。

京セラは弾道ミサイルが大気圏から突っ込んでくる時の調整するときね。
それをコントロールする機械を京セラが出しているじゃないか。
三菱電機は何々を出してるじゃないか。
日立は何々を出してるじゃないか。
と言う事を具体的に明確に・・・(聞き取れず)部品名を挙げて追求しているんです。

何と答えるかと思って当日、テレビで見ておりましたら、警察庁の次長だか警備局長だかが出てきて、「そういう情報も私たち存じ上げておりますので、国際機関と緊密に連絡を取って調査中」と、こういう話ですよね。
で今は与謝野大臣、あれが当時通産大臣かしておって、「今議員ご指摘の事も耳にしておりますので調査いたします」、とこういう話ですよ。
否定はしない、全部調査しますと言う答弁が出てきたんです。

これね、1999年の春の話ですよ?
今は2006年でしょう?
何にもその間変わってないんです。
何も。
安倍さんが官房長官になって初めてですね、「違反してる奴は片っ端から捕まえろよ」となったんです。
しかも国会で通った外為の改正法、外国船舶の入港禁止法、そういうものの発動は一切無いわけです。
現行法規を使って違反事項を摘発すると言う事ですね。

ところが2月の北京の日朝交渉で何が問題になったかと言うと、梅田さんと言う参事官が斎木さんの後になって交渉をやってきたんです。
あの人は自分が今回の交渉5日間やってみて、受けた印象を述べますと言って私たち説明を受けたんです。
第一点は、北朝鮮が最も気を使って神経を尖らせているのは拉致についての日本国内の世論である。
第二番目は、拉致についての国際的世論である。
第三番目は、今日本国内で片っ端から総連系の・・・(聞き取れず)をやってるわけです。
これが相当堪えている。
この3つが北側が神経を尖らせていると言う印象を受けたと私たちに言いました。

・・・その2に続く・・・

2006年03月24日

06.3.16松尾秀雄茨城救う会代表 東京連続集会16(5)友愛会館にて

『松尾秀雄 茨城救う会代表のお話』

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★司会平田氏

お手元に3月8日のメールニュースが配られております。
茨城では4つの市に総連の施設があるんですが、一応全部減免をしないという事になりました。
救う会茨城の松尾代表が来ておられますので、ちょっと報告をお願いします。

★松尾秀雄 茨城救う会代表

松尾です。
メールニュースを見て貰ったかも分かりませんが、朝鮮総連への課税問題。
先ほど熊本の加納代表が言われたように、平成15年6月の救う会の幹事会で決まりまして。
水戸の方はそれ以前5月の末から・・・・・・(聞き取れず)の方から水戸市の方に申し入れておりまして、6月30日付で市の方の情報開示の書類を見ましたら6月の6日付で情報開示で、減免しておったと返事を頂きまして。
あと茨城の場合は水戸市を県本部としまして日立、それと土浦、それと今ここに本橋(隆一)幹事がおりますが下妻、一本部3支部になっております。

平成15年6月13日に、まず茨城県朝鮮総連茨城本部、土浦支部が減免ということになりまして。
県本部の所在地であります水戸市減免取り消し。
その次7月の5日に日立市の支部が減免取り消し。
いうことでこの間の3月8日の救う会全国協議会メールニュースに載ってます。
今回下妻市で、全県、言葉は悪いですが網をかけたと言う状況になっております。
それにつきまして救う会茨城メンバーの方々のご協力、そして県民の皆さんのご協力、それと市の当局者のご協力を頂きましてこういう結果になりました。

ところが残念なのは去年の6月ですが、水戸市が平成15年の6月30日に課税しまして去年平成17年で、もう2年になるわけです。
課税をした時に一般市民の方に対しても固定資産税の徴税、いわゆる集金と言えばいいんですか、まぁ取立てですね。
取立ての方は2年ほど猶予を見ておると、いう事を聞いておりまして、2年過ぎればすぐ差し押さえをやっていくと。
地方税法においては督促状のほぼ10日後に差し押さえが出来るそうです。
ですから東京都知事の石原慎太郎さんが文京区の朝鮮総連関係施設に課税してます。
競売を申し立てましたが、決して英断ではなくて地方税法に当たり前に載っておった事であるという事なわけですね。

それと後一つ去年の今、話途中になりましたが、去年6月30日に嘆願書、これ増元さんにも同席してもらったんですけども、水戸市の方に渡しまして。
ところがこれ、実際恥ずかしい話なんですが。
課税はしましたが2年以上経っておりますが、まだ水戸市は徴税しておりません。
今日の事がありましたので今月の2週間ほど前に市長を尋ねまして、「いかがですか?」と聞いたところ、財務長とかみんな市長が呼んでくれまして聞いたところ、プライバシーの関係でハッキリせんわけです。
プライバシーの事もありますので、払ったか払ってないか言えませんと。

言う事で、すぐ法務局へ行きまして謄本を調べましたら何もまだ・・・・(聞き取れず)化してるとも何も言ってないと言うことですから徴税はされていません。
救う会茨城で全県を網かけたと言いましても、今回もまた下妻の方で課税して頂きましたけど、今度は徴税の戦いが始まっております。
課税して今度は取立てと言うのは行政はいかに考えておられるか?と言うことです。

それと後一つ総連の・・・(聞き取れず)ちょっと追加したいんですが。
ご存知かと思いますが1994年、政府の方針で朝鮮総連に対して平成6年・1994年に破壊活動防止法、いわゆる破防法。
これオウム(真理教)にも適用されませんでしたが、解散指定を検討しておるということで公安調査庁に聞きましたら、まだ継続して検討している状態だそうです。
破防法の適用団体です。
一応すみませんが、話は一杯にいたします。(拍手)

★司会 平田氏

徴税決定をしてもですね、知らん顔して払わないと言うのがこれから続くんです。
これに対してどうするのか?と言うのが新たな問題があるという事で、茨城だけでなくて今後もですね。
そういう問題が広がっていく可能性があります。
それではいろんな所で適正化に関る話がありましたので、救う会で佐藤会長にこれから一つお願いします。

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参考リンク

★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2006.03.08)
http://www.sukuukai.jp/houkoku/log/200603/20060308.htm

過去参考エントリー

★茨城県下妻市における朝鮮会館課税問題の救う会いばらきの取り組みの紹介
http://piron326.seesaa.net/article/14584049.html

2006年03月23日

06.3.16増元照明さん2 東京連続集会16(4)友愛会館にて

『増元照明 家族会事務局長のお話 その2』



本当に在日の方たち、いい方が一杯いらっしゃいます。
私の友人もそうですけども、自分達の国がこういう拉致と言う物をやった事を、非常に恥ずかしいことだし残念に思う方たち本当に大勢いらっしゃる。
そういう方たちと連携していく必要もあるのかなと思ってはいます。

今週末に、有本さんから連絡があったんですけども、神戸の方で在日の集会がありましてそこに20〜30人が集まるので、そこに有本さんに来て頂きたいという事でご相談があったようです。
で、私はそういう所であれば、民団系らしいんですけどそういう所に行って有本さんたちに話して貰う。
有本さんたちの気持ちを分かって貰う。
そして考えていっていただく在日の方が本当に増えてそれが手を結ぶようになったら、金正日政権と言うものの崩壊が近くなるのかなと思っています。
日本から行くお金が少なくなればなるほど彼らは困るわけですし、崩壊が早く始まると言う事。
それを非常に望んでいます。

更に今、佐藤会長から後ほど話があると思いますけども、北朝鮮が今一番嫌がっているアメリカの金融制裁。
これに関しては、今日アメリカのシーファーさんとお会いしましたけど、アメリカは拉致問題が全面解決するまでは、今アメリカは6者協議の中で核、それから偽ドルの問題を非常に問題視しているけれど、拉致という、日本人拉致と言うものそれは韓国人拉致を含めてですが。
この拉致問題の明らかな解決が無ければ、全ての問題が解決していないと言うふうに理解すると仰っていますし。
シーファーさんが「今まで聞いた話の中で余りにも酷い話、一番最も酷いストーリーである」と言う事を仰って。
「私が駐日大使でいる限りこの拉致問題の解決に私は協力していくし努力、ベストを尽くしたい」と仰ってました。

早紀江さんも何度も外国の方とお会いして感じるんですが、彼らはおそらく政治家に近い人だからそうかも知れませんが非常に人の心を捉えるのがうまいですし、自分の心を相手に伝えるのが非常に上手いのか、言葉が通じなくても彼らの言ってる事は非常に私たちの心の中に響いてくるんですね。
これが日本の政治家だと本当に美辞麗句は並べるんですけど言葉は分かるんですけど、心に訴える物が殆ど全く無いです。
これが不思議なんですけども、今まで会った外国の方全てが心に伝わる喋り方をします。
そして今日もそうだったんですけど会見の中、皆こちらの方が感動して涙を流すほどのそういう雰囲気がその場に出来上がるわけです。
それが日本の政治家にはそういうものが全く・・・悔しくて涙を流す事はたくさんあるんですけどね。
感動して涙を流す事は殆どないですね。
そこらへんはやはりアメリカの欧米人の、問題に対する彼らの正義感、それが私たちに伝わって来ている。
非常に感動させられた一日でした。

今北朝鮮が向いているのは、何回も言いますがアメリカですから。
そのアメリカが姿勢を崩さない。
口を極めて言っているというのは金正日に対して大きな圧力になると思います。
これがもっとスピードアップしていけば必ずこの拉致問題が解決、金正日が被害者を返すと言う結論になるというのはそんなに遠くないと言うふうには感じていますし、そうなって頂きたいと思っています。

来月、アメリカの公聴会で早紀江さんに行って頂こうとは思っているんですけども、あの、中々ご主人の体調も少し心配なようで、つまりお父さん一人残してアメリカに行くという事に対して非常に心配なさっておられまして。
お父さんの経過次第で、今のところ7割がた行って頂く事になっていて後3割はちょっとまだ分かりません。
それほどまだ横田のお父さんの体調が本調子になっていない部分と、お母さんがお父さんを一人残して行くという事に対し、非常に不安を持っていられるということのようです。

ですから私たちもそれに対して無理強いはしないと思うんですが、やはりアメリカの公聴会。
下院での公聴会、そこで訴えると言うのは大きな意義がありまして、その訴えがやはり母親の声だともっと大きな相手に対して感動を呼ぶので。
私たちはきょうだいですので、やはり親の思いときょうだいの思いとは雲泥の差があると私は感じます。
私の両親の姉に対する思いと、私の姉に対する思い。
私は同じようには考えていますけども、でも実際には両親の姉に対する思いには、全然僕たちの思いもつかない深い物であろうし、それを訴えるのはやはり親の言葉でしか訴えられないと言うのがありまして。

是非行って頂きたいとは思っていますが、後はお父さんに順調に休んで頂いて体調を戻して頂く事を、あとそれと早紀江さんにもなるべく外に出て頂かないでゆっくりと休んで頂く事。
本当は入院したらどうですか?と言ったんですがね、それなら休めるからと。
でも入院したら皆さんが騒いで困るでしょうから、また心が休まらないでしょうし。
なるべく集会とかも出ないで休んで頂く事が良いと思っております。
後は横田家が判断される事ですからお任せしなければなりませんが、来月の公聴会、是非成功させたいと思いますし、私たちも強行軍になりますけども行かなければならないかなと言うふうには、行ってどうにか伝えて来たいと思っております。

先日もう一つ分かりました、ジュネーブで人権委員会がありまして、「そこへ家族会のどなたか来るつもりはあるか?」とメールが入ってましたので、救う会の平田さんと副会長と相談してジュネーブに行く事も今考えています。
この評議会ではパネルディスカッションのような物をやる予定のようでして、「パネラーとして発言するつもりはありますか?」との事でした。
もし出来れば、国連の人権委員会の中でそういう機会を与えられるのであれば行きたいと思います。
それほどの今国際的になって来たこと。
本当に私達が9年間続けて、2001年からアメリカ行ったり国連へ行ったり、ようやくそれが徐々に徐々に広がりつつある事。
これはもう時間はかかりましたけど、ここまで来た事に私たちは非常に感謝しておりますし、それは2002年9月17日以降日本の国民の皆さんの絶大なるご支援があったお陰だと思っております。

まだまだ全ての日本人を取り戻さない限りは拉致問題はとにかく終わりませんし、それまで私はやっていかなければならないと思っています。
ですので皆さんにも私たちと同じ思いで、同じ同胞、1人たりとも日本人を疎かに出来ないという思いで、安倍官房長官の言葉もありますが全ての日本人を救出するまで、全ての拉致被害者を救出するまで北朝鮮の悪と言うものと対峙して、そして一緒に戦って頂きたいと思っております。
よろしくお願いします。(拍手)

2006年03月22日

06.3.16増元照明さん1 東京連続集会16(3)友愛会館にて

『増元照明 家族会事務局長のお話 その1』

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どうもご苦労様です。(拍手)
家族会事務局長の増元です。
新潟に今日行って参りました。
横田ご夫妻とそして私とで、シーファー大使をめぐみさんが拉致されたとされる現場にお連れして、いろいろとお話をさせて頂きました。
その報告は後ほど横田早紀江さんからされると思いますけども。

今日はこの朝鮮総連施設への課税適正化問題。
昨年から適正化に関しては、救う会の全国協議会の幹事会でやって行こうと決められております。
それに先んじて、すでにここにいらっしゃる救う会熊本の加納さんたちが課税問題で裁判を起されたわけですが、孤軍奮闘されまして、本当に裁判に関しては頭の下がる思いです。

今回高裁で一応減免措置が不適当と言う結果が出たんですが、我々としては早くこれが確定される事を望んでいたんですが、幸山市長が上告されたと言う事で。
これが上告されると言う事は、全国で今広がりつつある朝鮮総連の施設に対する課税が、また最高裁での裁判までちょっと遅れるんですね。
これが確定の意見になれば広がりはもっと強くなったと思うんですけど、これがなかなか最高裁へ上告しちゃったもんですから、また少し一歩進まない状況になるのではないかと非常に残念に思っています。

この幸山市長と言う方が伺った所によると保守系の方らしいんですが、何で保守系の方が減免措置に対して異様に執念を燃やすのか?ちょっと理解が出来ないという事があるんですが。
何となく漏れ聞く所によりますと、幸山市長が市長選に立候補される時に最終的に社民党・共産党の支援を頂いたと言う事で、おそらくそちらからの圧力があったのではないかと思います。
幸山市長本人がどのように考えているかはまだ私もお会いした事がないので分かりませんけども、選挙のために当たり前の事が出来ないのであれば、これはもう市長を辞めるべきだと私は思いますけどね。(「そうだ」の声、拍手)

一部の利益の為だけに市長と言うのは働いてはいけないと思いますし、国内法に対しては遵守していかなければならないし、国内にいる永住外国人に対する意識よりも、国内にいる日本の国民に対して県民に対して意識を持って頂かないといけないというふうに考えています。
その点に関しては熊本救う会の皆さんが一生懸命やって頂いて、今度幸山市長にお会いする機会があれば熊本にも行ってみようかとも思うんですけども。

九州って、私も九州・鹿児島なんですけども九州の教育界と言うのはどちらかと言うと左が多いんです。
左って言うと非常に言葉が悪いですけども、鹿児島もそうなんです。
県教委の人たちが平壌に行って、鹿児島県の教育委員長がですね。
昔、金日成の統治に対して絶賛しているんです。
「平壌にはゴミ一つ無い。そういう町を作った金日成と言う方は素晴らしい」と礼賛していますので、そういった方たちが九州の教育の中枢にいると言うのがまずありまして。
私は九州と言うのはもっと質実剛健そしてどちらかと言えば保守系と思ってたんですが、私自身もいつの間にか毒されていた部分もありました。
今思うとそういう長いそういう教育が徐々に浸透して行っているのはまず間違いがないと思います。
教育界からまず変えていかなければならないんだろうなと言うふうには思います。(「朝鮮総連の実態その物が分かってないんだよ」の声)
だと思いますけど。(司会より「ご質問は後でお願いします」の声)

今法の適正化に関してもそうですけど、先日名古屋の方で金昭子と言う朝鮮総連女性部長が再入国許可を求められて保留されました。
これはその時に入管局長が保留した理由について金昭子氏に言ったところによると、「今いろいろな問題があるようだと。もう一度審査してやりたい」という事を言われたら、すぐ弁護士を連れて入管の方に行かれたそうですが、その報道した中日新聞ですけど、「在日朝鮮人の1人である金昭子」としか書いてないんですね。
それは「最高人民会議の代議員である金昭子」、すなわち「北朝鮮の国会議員である金昭子」とは書いてなくて、いわゆる在日の人たちに対する非情な行為ではないかと言う事を新聞では言ってるだけなんです。

それが何を意味するかも全く書いていない。
ただ事実関係だけを書いていくと言うのは非常に残念でならないし、それをやはり見たら一般の人たちは、何も知らない人たちはそれは差別だろうといってしまう人たちもいるだろうし。
そうするといつでも組織的にやってる方たちが更にそれが増えて、入管の方に抗議の電話なりがあったと思うんです。
そこで抗議の電話があると弱いと言うのが官僚ですから、・・・・・・(聞き取れず)多少の抵抗はしたけれども、結局は抗議の電話に屈したのか許可を出してしまいました。
これは非常に残念な事なんですが、でも一官僚としてはここが出来る限りのことではないでしょうか?
国家がと言うか政府がもっとキッチリとした方針を決めて、そして一官僚に対してもどういう対応が出来るように、指針を示しておけばそのときにもちゃんと応える事が出来たと思うんですけどね、官僚も現場サイドで。
でも政府の指針として出来ていないので、官僚ひとりが抵抗してもどうしようもないんですね。
ですから非常に残念ではありますけど、再入国許可が出されております。

この方は4月11日に入港する万景で北朝鮮へ行かれると言う事ですけど、そのとき私は当然万景峰号の入港に関して抗議に行きますので、その時にその事を訴えたいと思ってますけど。
出来れば金昭子さんには拉致被害者と引き換えに、拉致被害者と一緒に帰ってくるのであれば帰ってくれば良いと思うんですけど。
それでなければ北朝鮮の平壌で生活して欲しい。(拍手)

あの人が言うには、故郷に帰るのは人間の基本的な権利であると言ってますけど、私たちの家族は30年近く帰る事も出来ないし、声を発する事も出来ない、手紙を出す事も出来ない。
これらの状況を全く無視して自分達の権利だけを主張するなんていうのは、今この状況で日本で暮らしている最高人民会議の代議員として何を考えているのか?

国会でも証人喚問でも参考人招致でもして聞いていただきたいと思います。
現在6人いらっしゃるんですよね?
朝鮮学校の先生とか朝鮮総連の幹部とか6人、最高人民会議の代議員が6人います。
その方全員に国会議員で答弁をして頂きたい。
今北朝鮮政府の一員として、あなたはこの拉致問題をどう考えるのか?という事を彼らは回答する義務があると思います。
北朝鮮の最高人民会議の国会議員ですから、彼らは北朝鮮がやっている拉致の問題に関して、日本との交渉の中で言っている北朝鮮政府の姿勢に関して、彼らは日本国内の国会の中でもそれを回答する義務があると思うんですけど。

はっきり言ってそれをまだ喋ろうとしていないし、こちらから要請しているのかどうかも分かりませんけど、今度それもやって頂きたいなとは思ってはいますから。
議連の先生方も聞いて、拉致特とか参議院でも拉致特ありますし衆議院も拉致特ありますから、その中で招致して頂いてそこで回答して頂く事も考えてもいいのではないでしょうか?

それと適正化問題と言うことでは私たちは本当にいろいろな要請をしております。
熊本の救う会の加納さんも仰っていましたけど、在日の方たち、私も在日の友人2名おりました。
今でも友人の1人ですけども。
彼らが言うのは自分達が韓国でも自分達のいる場所がない。
北朝鮮でもいる場所がない。
で、日本でも自分達のいる場所がないというふうに感じている。
そういうことを非常に辛い立場である事は確かでしょう、らしいです。
在日と言うのは本国でも差別されている状況が続いている。
彼らは今の朝鮮総連に対して非常に恐怖も抱いているし、朝鮮総連が本当にすべてと言う人はほとんど今はいないと思いますけど、彼ら自身が声を出して言って頂く事が一番大きな力になるのではないかと思っていますけどもね。

私たち日本人が日本人として当たり前に「私たちの家族を返せ、同胞を返せ」と言うのは当たり前のことなんですが、彼らも自分達の祖国であると言うのならば自分達の祖国を良くする為に、今日本で声を上げていく必要があるのではないか?と思うんですが、それが中々出来ない。
やろうとしないのか?出来ないのか?ちょっと私には理解に苦しんでいる部分があります。
でも恐怖はある。
自分達がそういう事をやったら親類に危害が加えられるという。
それは目の当たりにして見ている訳ですから、その恐怖を乗り越えるのはまず大変な事だろうとは思いますけれども、もう3世4世の時代ですから彼らにはその事を考えて頂きたいと思います。

日本に対するその中でいろいろ教育の中で彼らは反日になっていらっしゃると言いますけども、まず自分達の国を良くしようと言う強い気持ちを持った人が彼らの中で現れて然るべきだと私は思っています。
現状を一番知っているのは彼らですから。
彼らは修学旅行で平壌に行ったりしているわけですから、その中で見聞きした事を非常に多分、絶賛はしないと思います。
妙な国だというふうに感じているのは彼ら自身でしょうから。
それを自分達の手でどうにかして行こうと言う機運が高まる事を強く望んでいます。

で、私たちはこの運動をしているわけです。
彼らと共生する為にも彼らは自分達が果たすべき事をやって頂きたい。
税金にしてもそうですけど、ちゃんと日本人だったら払うべき物を、彼らは在日と言うその地位だけでそれを減免されていると言うとそれは逆差別であり、恥ずかしい事だと思っていただきたい。
もう日本で生活していくと決めていらっしゃる方たちが大勢いらっしゃるでしょうから。
帰化する事が嫌な方でも、でも日本の法律は守って頂きたいし。

そして国の税から国民の税金から不当な支援を受けるような形になっているのは、彼らがプライドの高い人間だとすると、それ自身さえ逆らってしまうと言うか。
彼らがプライドが高ければ高いほど、日本の経済措置に対してもシッカリとそれには反発して、日本の誤解はいらない日本の措置はいらない。
ちゃんと自分達は自分達のアイディンティティとしてここに暮らしているから、私たちは払うべき物は払うと、そういうプライドは持っていただきたいと、僕は思っています。(拍手)

・・・その2に続く・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
参考リンク

★電脳補完録様より

「在日の最高人民会議代議員に再入国許可を保留」
http://nyt.trycomp.com:8080/modules/news/article.php?storyid=4825
「元朝鮮総連幹部の再入国許可を1週間保留、総連が抗議」
http://nyt.trycomp.com:8080/modules/news/article.php?storyid=4830

2006年03月21日

06.3.16加納良寛熊本救う会代表2 東京連続集会16(2)友愛会館にて

『加納良寛 熊本救う会代表の講演 その2』



今度福岡高裁に移ったわけですが、福岡高裁で4月21日控訴して7月の21日に第一回口頭弁論があったんですが、その席で中山(弘幸)と言う裁判官だったんですけど何を言ったかと言うと、「熊本市側が提出している朝鮮会館内の写真撮影を見るとある部分に幕が張ってある」と。
「この後ろは何があるのか?」と第一番目に熊本市に聞きます。
結局その幕の後ろには金日成と金正日の額がかかっていたわけですが、それを幕で覆って熊本市側は写真を撮って証拠として提出したんです。
それで、それを聞いたときに私どもは少し一筋の光明があったような気が致しまして、この裁判長ならもしかしたらちゃんと審理をしてくれるかも知れないと思いました。

それで次の口頭弁論のときに熊本市側は、幕の後ろ側の写真を出したんですが、写真があるものの周りを写して額の端っこは写真に写ってるんですが、真ん中に何が写ってるのか分からないようにして証拠提出を致しました。
しかしこの中山と言う裁判長は何をしたのか知りませんけども、そこに判決文の中でハッキリと金正日・金日成の写真があって個人崇拝の写真が張ってあるという事を判決文の中に書いておりますので、独自に調査をされたのかな?と思います。

それで福岡高裁では熊本地裁の時に一週間、朝鮮会館が使われていないと言う証拠を出したんですが、それではちょっと足りないかなと思って今度は一ヶ月間張り込みをお願いしまして、平成17年の8月1日から9月の2日まで一ヶ月ちょっとですね、行いまして。
近隣の人どころか在日の人も使っていない事を証明しました。
証拠として提出しました。

皆さん私は良く申すんですが、朝鮮総連と在日とが一体とは思っていませんか?と時々申し上げます。
と言うのは、在日朝鮮人の多くにとっては朝鮮総連は非常に嫌な存在で、何か言ってくる時はお金を要求してくると。
と言う事で非常に嫌な存在であって、わざわざ必要も無いのに朝鮮会館に行く事が無いのではないかな?と思ったもんですからそういう張り込みをしまして、で、全く使われていない。

それと同時に西村眞悟先生の後援会「熊本眞悟の会」と言うのがありまして、そこの人たちが平成16年の7月に朝鮮会館を貸してくれと言う、公民館類似施設なら貸してくれと言うふうに言ったんですね。
この人たちは西村眞悟先生を応援する人たちですから、普通はちょっと関りたくないと思うんですが3人くらいで行かれて。
その内容が人権問題を会議すると言う事で議論するという事で、「在日朝鮮人の人権問題」「部落開放のための人権問題」そして最後に「日本人拉致を含む日本人の人権問題」と言うふうに趣意書を書きまして持って行った所が、粛々と断られました。(笑い声)
それで、この事も連絡を受けましたもんですから、私どもは福岡高裁に公民館としては不適当であるという証拠として提出を致しました。

それで今年の2月2日になるわけですが、本当に最初に言いましたように私どもとしては証拠を十分に出したつもりだったんですが、どこまで裁判長が判断してくれるかと思いましたら、ここに判決文がございますが。
本当に言葉は怒ってる訳じゃないけど本当に叱責と思えるような文章が綴られております。
ここに皆様方に配られました資料の中に、2月7日と言う救う会・家族会の声明と言う中に上から4行目、

『減免措置は固定資産の所有者に対して行うものだが、同施設の所有者は任意団体で法人格を持たない朝鮮総連ではなく、株式会社「朝日商事」である。ところが同社は、「会社としての活動は何ら行われていない」ので「減免理由は何ら認められない」』

と言うふうになっていますが、実はその後に続きが有りまして、

『しかるに,この点について,被控訴人からは・・・熊本市からは・・・何らの主張,立証もない。
そうすると・・・本件減免措置は,既に違法といわなければならない。』

というふうにちょっと強い口調で言ってます。
その後に、公益性を否定した第2の所に、

『上記認定の朝鮮総聯の組織び活動等に関する事実からは,朝鮮総聯が,北朝鮮の指導のもとに北朝鮮と一体の関係にあって,専ら北朝鮮の国益やその所属構成員である在日朝鮮人の私的利益を擁護するために,我が国において活動をおこなっていることは明らかである。このような朝鮮総聯の活動が「我が国社会一般の利益のために」行われているものでない』

これも本当に、私ども先ほどから言われているようなお話なんですが。
後もう一点が、

『朝鮮会館に利用状況についても,上記認定のとおり,本件減免を申請した朝日商事代表者,すなわち,管理会代表者で朝鮮総聯熊本県本部委員長でもある金末幸から熊本市の担当者に対してるる説明がされているものの,これを客観的に認めるに足りる資料の提出は全くない。
逆に朝鮮会館が上記「公益のために」利用された形跡は全く認められない。』

と言うふうに結構強い口調で判決文を書いております。
本当に私どもとしては裁判長が熊本市に「お前たち何をやってるんだ」と言うように、気持ちが伝わってくるような判決だったと思います。
この2月2日に判決が行われたわけですが、皆さんご存知の通り熊本市の幸山市長は何を思ったのか2月15日に上告を致しまして、まだだからこの件については係争中なんですが。

もう、ここまで高裁の判決が出て。
自民党は安倍官房長官をトップにして朝鮮会館の税の適正化、現行法を厳密に適用すると言う事が行われて来ておりますと、熊本市議会も時流に乗ってといいますか、この間3月の8日に幸山市長に対して質問をしております。
朝鮮会館税減免訴訟について何べんも質問をしたんですが、この質問の間、答弁の間に非常に野次が飛んでまして、今までこういうのはちょっと見られない状況で。
そして今までこの裁判で幸山市長はいくら使って、そしてこれからいくら必要なのか?そしてこれは誰が払うのか?
と言う事を自民党の市議会議員が質問しております。

これに対して、他の質問事項の時は幸山市長というのは非常におとなしい感じだったんですが、こと朝鮮会館についての問題だけは非常に声が高くなりまして興奮気味で答弁をしておったんですが、熊本市側はこの裁判を通じて弁護士を3人つけまして、その費用だけで1、2審で180万。
上告をした事で140万。
すでに320万のお金がいっておりまして、これは、まぁすらっと言うんですよね。
地方公共団体で払います、っていうような話で自分は払う気は無いと言う話を致します。

私どもはだんだん今まで私どもが主張しても良く話を聞いてくれなかった市議会や、今度熊本には県議会に拉致議連が出来ましたがそういう自由と言いますか、北朝鮮の包囲網が出来上がって来ておりますことを非常に心強く思っておりまして、何としても最高裁で確定判決が出て、これが他の自治体に及ぶように思っている所なんですが。

これは福岡の人から聞いたんですが、福岡と金沢もあったと聞いておりますが、永住外国人の使用する施設は固定資産税を非課税とするという条例を作っておるそうです。
こう言うのが未だにやっておりまして、皆さんご存知のように福岡市と言うのはロケットランチャーを運ぶ中古のトレーラーですね。
トレーラーとかあといろいろ不正輸出事件とか絡んでおりまして、そういう事もあって未だに固定資産税減免を続けているし、救う会福岡などは税減免についての情報公開を求めても、もう一年半も公開していないとそういう状況にあります。
まだまだいわゆる抵抗勢力がたくさん有りますので、私どもとしては何としても確定判決というのを頂いて、運動の弾みになるように、適正化が行われるようにしていきたいと思っております。
 
最後にここにいらっしゃる方はそうでもないと思うんですが、私どもは第一歩で朝鮮会館をいじめようと言うんではなくて、普通の人が払うように固定資産税払ってくれと言うだけの話なので。
何も、この後、朝鮮側の市民団体は判決の後に在日への差別だとか何とか非難しておりますが、私どもは普通にやってくれ日本人と同じにやってくれ。(「差別されるのは当たり前じゃないか」の声)
そういう事でやっております。
ぜひ最高裁で勝訴の判決を頂きたいと思っております。
ありがとうございました。(拍手)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
参考リンク

★blue jewel様
朝鮮会館の課税減免措置は違法、福岡高裁判決文
http://blog.goo.ne.jp/blue-jewel-7/e/d518e50988056cb717eb493456b0e123

2006年03月20日

06.3.16加納良寛熊本救う会代表1 東京連続集会16(1)友愛会館にて

〜〜朝鮮総連施設などへの課税の適正化問題 東京連続集会16〜〜

『加納良寛 熊本救う会代表の講演 その1』

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救う会熊本の加納でございます。
今度2月2日の福岡高裁の判決が出まして、私どもは朝鮮会館の税減免問題について違法であると、一審とは異なった逆転勝訴を致します。
この勝訴をした後に私どもの元に全国の方たくさんから電話を頂きまして、元気付けられたと、良く頑張ったと言うお褒めの言葉を頂きましたが、実は負けるんじゃないかと言う思いの方が強く有りました。
本当にこの逆転勝訴の判決を下さった福岡高裁の裁判官の方に、本当にその勇気に感謝をしている毎日であります。

この福岡高裁の判決と言うのは、こちらに声明やなんかで出ておりますが、判決文をよく読みますと判決と言うよりは叱責と。
熊本市に対する叱責、「お前たちは何をしているんだ」というそういう箇所が随所にありまして、お叱りですね。
佐藤会長から先ほど教えて頂いたんですが、安倍官房長官が「佐藤勝巳が書いたような判決文だったね」と仰ったそうですが、本当に私どもの意を100%解した判決だったと思います。

しかし私どもは敗訴を十分考えておりましたので、これから負けたらどうしようと言う事を考えておりました。
と言うのは一審の判決があまりにも酷かったもんですから、この後お話をいたしますが、同じような裁判官だったら同じ結果が出るなと言う事で、その後どうしようかと言う事で。
最高裁まで持っていって負けたら、今度は、これは平成14年度の固定資産税減免の無効確認と言う事でしたので、平成15年度を次に熊本地裁からやろうと言う事で、そしてそれでも負けたら今度は16年度をやろうというふうにして。
そうすると裁判官の中にも普通の考えを持った普通の感性の方がいらっしゃるだろうから、そういうふうにして裁判を当初やって行こうやと思いました。
しかし本当に思いもかけず、というとおかしく聞こえるかもしれませんが、勝訴を頂きました。

元々朝鮮会館の固定資産税減免問題は、この救う会で適正化運動をやりましょうと言うお話があって平成15年の確か6月の幹事会でお話がありまして、丁度その頃にこちらの石原(東京都)知事が朝鮮総連本部に課税をしたと言う事で、課税をするしないとマスコミを賑わせていました。
で、私どもは平成15年の8月から9月にかけて熊本市に情報公開を求めまして、朝鮮会館の税減免問題はどうなっているのか?と言う事を尋ねました。
そうしました所がもうすでに6月29日の時点で共同通信が、熊本市は税を減免しているという事をすでに報道していたものですから、しぶしぶと言う形で税の減免を認める文書を提出しました。

私どもはそれを貰って平成15年の9月の15日に熊本市の監査委員会に、税減免は不当であると公平な課税の徴収権を怠っていると言う事で監査請求書を提出いたしました。
熊本市の監査委員と言うのは3人おりまして、弁護士と左翼の大学教授と熊本市議・地元の議員さんと、この3人がいまして、弁護士と左翼の大学教授と言う事で非常に危惧をしておったんですが、平成15年の11月18日に私どもの意に添った課税を徴収するようにと税金を徴収するようにと言う勧告が出ました。
勧告が出てから勧告を受け取った長は30日以内に必要な措置を講じなければならないと出ていたんですが、その規定には罰則が有りませんものですから、平成15年の12月の18日に熊本市の幸山政史さんは勧告を拒否いたしました。

それで私どもと致しましては平成16年に入りましてから、熊本地裁に朝鮮会館の固定資産税減免無効確認訴訟と言う訴訟を起こしました。
熊本市はこの朝鮮会館の利用状況や意見陳述、そういう物を一切行っておりませんで、ただ書類でこうこうこういう施設で朝鮮公民のためにある施設ですから減免をお願いしますと言う(書類)にただ判子を押して減免しておったと言う状況だと思うんですが。
私どもは熊本地裁でも当然そのずさんな税の減免措置と言うものに対して勝訴の判決をするんだろうと、実は思っておったわけです。
しかし弁護士の助言も入れまして、ただ調査がしていないと言うだけではなくて私どもが独自に朝鮮会館を張り込みをしまして一週間、これは証拠の関係も有って興信所に頼んだんですが、張り込みをしまして一切使われていないという事を、まぁ一週間ですが証拠として出しました。

そしてそれと同時に金末幸(キン・マッコウ)、朝鮮総連の委員長ですね。
これに証人尋問を致しました。
この証人尋問と言うのは7項目あったんですが、朝鮮総連が指定思想その他の政治思想を出してくる活動をしましたか?とか。
パチンコ店の経営などを行った事がありますか?とか。
長銀信用組合からの横領の経緯に関与した事はありますか?と言う内容の尋問をしようとした。

ところが熊本地裁の永松(健幹=たけもと)と言う裁判長は、だいたいその7項目プラス1と言う尋問をしようと思っていたんですが、尋問の前の口頭弁論の時に「これは必要ないんじゃないか?」というように、それで執拗に言うわけです。
「いや、必要だと思う」とこちらの弁護士が言うと「いやこれはこちらの裁判に関係ない」と言うように話をしまして「取り下げるように」と言う話をしたんです。

で、私どもの弁護士と言うのは皆さんご存知かどうかと思いますが。
熊本市が昼窓(ひるまど)、窓口手当てと言うのが12時から1時まで窓口勤務すると不快手当てと言う事で手当てが出ていたんです。
その人たちは別に1時から2時まではご飯を食べに行ける訳ですけど、不快手当てと言う事で窓口手当てが出ていたんですが、それを違法だと訴えた人がおってその代理人をやった森本(耕司)と言う弁護士だったんですが。
この人は最高裁まで争って、結局窓口手当て・昼窓は違法であると判決を勝ち取りました。
そういう有能な弁護士さんだった。
それで裁判所の違法とも思える裁判式というかそういう訴訟式といいますか、そういうのを封じる為に、「じゃあ、裁判所が訴訟式を変えるんだったらそういう文書を出してください」というふうにしまして、結局裁判長は違法な訴訟式ということになる物が、それを取り下げたと言う事です。

平成16年の11月に証人尋問が行われたんですが、これは本当に大事な事なんでお話を特に強調したい事なんですが、その証人尋問に出てきた時の金末幸と言う委員長が、ちょっと髪がよれよれになって、汚いジャケットを着て、普通のスポーツシャツみたいのを着て、そして背中を丸めて出てくるわけです。
いかにも自分達は虐げられているんだと、その演出が非常に上手だったんです。
私はこの間の福岡高裁の後にこの金末幸と言う人を見たんですが、別人だと思いました。
そのときはピシッと背広を着て髪もピタッと分けて、非常に何か化粧も上手くやったのかな?と言うくらい顔がつやつやしていて、この人本当に証人尋問と同じ人だろうか?と言うくらい作ってます。

本当にこういう朝鮮会館、朝鮮総連なんかとやりあう時には、北朝鮮の外交は謀略だと言いますけど、本当に謀略を考えておかないと、ついその金末幸の背中を丸めたような事でボソボソとしゃべると、なんかこの人たちに手を差し伸べなきゃいけないんじゃないか?と言う思いがして来たのを覚えてます。

私どもは一審のときにその金末幸の陳述書と、朝鮮会館が全く使われていないこと、それと朝鮮会館が政治活動やなんかに使われていること、そういうことを証拠として提出しました。
政治活動に使われておりますという事は、丁度その頃に外為法の改正が言われておったんですね。
その時に、これは朝鮮総連の中央思想統一局と言うのが1993年の1月24日に出した奴が、「日本当局は対北朝鮮の経済制裁のための一環として、外為法を改正しようとしている」と、で、「それを阻止するように」

総連の人たちが活動するんじゃなくて大事なのは、「政党支部や日朝議連・地方自治体に対する要請活動・訪問工作などをやって、日本人達が自ら反対する声を上げるように工作しなさい」と言う文書を、これは公式な文書なんですね。
これを手に入れまして、こういうのを証拠として提出しました。

ところが平成17年の4月21日に判決があったんですがまったく酷い判決で、例えばこの政治活動や営利活動についての、それは私どもの主張の主になったわけなんですけども。
片一方で朝鮮会館は社会教育法で定める公民館類似施設であるから税の減免するべきだといっておきながら、もう片一方で公民館類似施設であるから社会教育法が定める政治活動禁止の範囲が及ぶ物ではないという、全く論理として矛盾をするような論理を判決の中で展開をしまして。
結局この朝鮮会館は公益の為に使われていると言う判決が出まして、近隣の人たちが使わないとしても門戸は開かれているんだから公民館類似施設として認定できると、こういう趣旨の判決文で、結局私どもの主張が退けられたんです。
で当然、私どもは即日控訴を致します。

・・・その2に続く・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
関連過去エントリー

★第7回国民大集会(16)05.4.24 日比谷公会堂にて
『加納良寛 救う会熊本代表 緊急報告』
http://piron326.seesaa.net/article/3230453.html

★熊本朝鮮会館の税減免取り消しを求める控訴審判決、逆転勝訴
http://piron326.seesaa.net/article/12688035.html

★熊本市長は最高裁に上告する前に松木薫さんの家族の声を聞け!
http://piron326.seesaa.net/article/13321800.html

2006年03月19日

06.2.16 質疑応答 東京連続集会15(9)友愛会館にて

『質疑応答』

★質問者1

二つ程お伺いしたいのですが、一つ目は拉致被害者で帰って来られた方々がですね。
異常に怯えて暮らしているのはなぜか?
日本の警察はそれを守っていく事は出来ないのか?がひとつ。
二つ目は平壌宣言は小泉さんが金正日と取り交わしたわけなので、小泉さんの任期が9月で終わるんですね。
それがどうなるのか?と言うことですね。
私は小泉さんがその取っ掛かりを作った責任があると思うので、小泉さんに出来るだけ強く圧力をかけてですね。
この問題をもう少し前進させなきゃいけないんじゃないかな?と言うような気が致しますが、その辺についてお願いします。

★回答 西岡力氏

異常に恐れていると言うわけでもないと思うんですが、去年の12月に非常に協力してくださっていて、多分言えなかったことがあったのは事実だと思います。
でも口を開き始めているという事で、中身は分かりません。
絶対に秘密を守ると言う前提で多分話をしているんだと思います。
余り漏れない方が良いと思いますし、専門家がきちんと検証してくださる状況になっていれば、それを待ちたいと思います。
拉致現場その物は見たくないと、帰って来た直後は言ってましたよね?
思い出すんでしょうね、そういうのを見ると。

★質問者1

それに関してなんですが、曽我さんが帰ってきたときの表情と今の表情を比べるとですね。
いかに向こうで圧迫を受けて生活をしてきたかと如実に分かると思うんですよね。
皆さんそうお思いだと思うんですが、(横から「家族が帰ってきたから安心した顔になるんですよ」の声)
そうですね。

★西岡力氏

あと平壌宣言の方ですが、外交文書ですから、内閣総理大臣として署名しているので総理が代わったから無効だとかそういうことには出来ない。
逆に言えば、あそこに書いてある事が今守られているのかどうか?
北朝鮮は核問題・ミサイル問題で国際的な取り決めを守ると、あそこで約束したのにNTP条約に違反しているし、ジュネーブ合意に違反しているし、南北非核化宣言にも違反しているわけですが、自分達で核武装宣言したんですが事実上無効になっていると私は思います。

・・・集会終了・・・

2006年03月18日

06.2.16 西岡力氏2 東京連続集会15(8)友愛会館にて

『西岡力 救う会副会長のお話 その2』

今北朝鮮はアメリカや中国に対して偽札を作ってた事は認めて、金正日は「俺は知らない、部下がやった事だ」と言ってると。(笑い声)
言う線で何とか制裁解除をしてくれないか?と言う話をしているようです。
韓国政府もその辺でどうだ?とか言ってるようですけど。

昨日韓国の新聞に出ていたことによると、一昨日駐韓米大使が韓国のメディアとのインタビューで北朝鮮が再発防止で犯人を捕まえたとか言って来たらどうしますか?
それはいい事だと、いい変化だと、しかし我々はそれでは満足しないでしょうと、いうふうに駐韓米大使は答えています。

それから在米韓国大使、今度はアメリカにいる韓国の大使が今帰国していていまして、やはり韓国のマスコミのインタビューで言ってるんですが。
アメリカ政府から聞いたところによると北朝鮮は偽札を特別な秘密工場で作ってるんじゃなくて、自分たちのお札を印刷する工場で作ってる、というふうにアメリカは証拠を握っているようだ。
と言う報告を在米韓国大使は一昨日しています。
日本で言えば、大蔵省の造幣局でドル紙幣を刷っているような物。(笑い声)
と言う証拠を持っている。

しかしそれと同じ事を、日本人を労働党の作戦部がさらって言ったという証拠を日本は持っていたんです。
労働党の作戦部と言うのは金正日が命令しなければ絶対に動けない所なんです。
同じ事でなぜ制裁が出来なかったのか?と言う事ですけども、しかし北朝鮮はアメリカが本気で圧迫を始めたと感じるわけです。
それで去年の後半から日本との話し合いがまた始まったんです。
冒頭申し上げたような変化が、明らかに変化しているんです。
まだ誠実な対応まで行きませんけど、話し合いを拒否するんじゃなくて話し合いをしようと言っている。
話し合いをしながら時間稼ぎをしてブッシュ政権が終わるまで、何とか引っ張ろうとしている。
日本とアメリカが足並みをそろえて経済制裁をしたら困る。
ということで時間稼ぎに、日本とは話し合いをしながら時間稼ぎをしようと。
アメリカに対しても、拉致を認めた方式で俺は知らなかったと、犯人を突き出せば良いと言う事で時間稼ぎをしようとしている。

しかし核問題が全然解決していませんから、これはアメリカは絶対に妥協できない。
核兵器がいくつかテロリストの手に渡ってしまうと言う事は絶対にアメリカは許容できない事ですから、それが起きるかもしれないと思っているので、イラクではそれで戦争をしたわけです。
イラクでの戦争ではアルカイダの基地がイラクにあったからじゃないんです。
イラクに大量破壊兵器があると判断したからです。
あればそれがアルカイダに渡るかもしれない、未来に。
まさかと思われることでも起きる。

だから絶対に可能性を摘んでおかないとアメリカの安全は守れない、というのが今のアメリカの政策ですから。
金正日が核兵器を10発以上持ってしまえばいずれテロリストにわたる可能性が無いとは言えないとは、チェイニー副大統領やラムズフェルド国防長官が繰り返し言って来た事なんです。
しかし今では私の見積もりで10発以上持ってしまった。
と言う危機的状況になっていて、だからアメリカは本腰を入れて去年の9月以降圧力をかけ始めたんです。
そういう中で北朝鮮が少しづつ悲鳴をあげてきて、拉致問題は解決したと言いながら、拉致問題の協議には応じてきた。
と言うところまでは来たと言うことですね。

ですから多分日本が今は口に出さないけれども圧迫する事をどんどんやってます。
そして増元さんに言わせると遅いと言う事ですけども、自民党が出した法律が画期的で小泉総理が決断しなくても法律で制裁発動の条件を決めてしまうと。
そう言う事が法理論的にどうかちょっと私にも分からないんですけれど、でもそういうことを政権与党から提議を決めたんですから、それも強い圧力になると思います。
民主党は自分の北朝鮮人権法案を持っていますから、民主党の方は拉致問題担当大臣を作る、拉致対策本部を作って本部長は総理大臣だという事が入っています。
今国会でその両方の案がすり合せになっていけば、人権法案、拉致の事も踏み込んだ法案が通る可能性が高いと思います。

去年の12月にアメリカがお金を出した第2回の国際会議がソウルであったんですね。
そこに日本からも人権大使を選ばれて出して来た訳です。
私と増元さんもそれに行きましたけど、そこでもアメリカの人権大使は口を合わせて、世界の歴史で国家が偽札を作っているのはナチスドイツと北朝鮮だけだと、大使が言うんですよ?
私や増元さんが言うんじゃないんですから(笑い声)、アメリカを代表する人がそういう事を堂々と言うわけです。
マスコミのいる所で。
強い圧力ですね。

その第3回がヨーロッパで3月に開かれるんですね。
今回また斎賀大使が行って下さるんですけども、そういう状況になって来ていて日本も少しづつ圧力を加えて、いよいよある日タイミングになれば万景峰号を止めると言う事が実際に起きるかもしれないところまでは来たと、言う所です。
実は少しづつある日が近付いて来ていていると言う事なんですね。

ただやっぱり不安が一つあるんですね。
数学の用語で必要十分条件と言う言葉があるんですね。
何かを証明する時の必要条件と十分条件てあるんですけど、拉致問題を解決する為の必要条件は圧力をかけること。
彼らを落とす為には圧力をかけるしかない。
このままで良いと思っていれば拉致問題解決しなくても、何も不便が無ければそのまま行くと。
その点では圧力をかけてこのままではいられないという状況になって良いと思わせない。

しかし生きている人たちを全員を無事に取り戻す為にはその必要条件だけでは確保されないんですね。
どうやって圧力をかけた後、北朝鮮で内部圧力を高めると言う事が一言で言えば北朝鮮で。
その中で判断ミスなどが起きて、5人を返せば終わると判断ミスをして来ているんですけども、もう一回判断ミスが起きるのか?
例えば金正日軍事政権が何らかの形で倒されるのか?
いろんな変数が余りにも多いですから、日本のシナリオは余り言えませんが、圧力をかければ内部圧力が高まって何か変化が起きると。

第一次核危機の94年の時は最終的にカーター訪朝があって、金日成が出てきて核凍結と言う大きな譲歩をしてきたんですね。
そういうことも有りうるんです。
多分その可能性は低いと思いますけどね。
でも何らかの事が圧力をかければ起きるだろう。
その時に、何か大きく変化が起きたときに被害者をどうやって全員取り戻すのか?
そのためには少なくとも我々は今、被害者が何人いるかも分かっていないんですね。
どこにいるかどころではなくて、何人いるかさえ分かっていない。
特定失踪者の今登録している人は450人くらいいるんですけど、そこにいない被害者もいる事は間違いないんです。

この間ここでも申し上げましたけど拉致には3つのパターンがあったんですけども、遭遇型を除いた二つ。
つまりマグジャビ型と言って滅多やたらとするのと、人選をする型とがあるんですね。
人選をする型というのは、家族のいない人を狙うんですね。
いなくなっても騒ぎが起きない人を選ぶんです。
今特定失踪者に届出をするのは家族なんです。
拉致の半分のタイプは特定失踪者に届出の出来ない人である可能性が高いわけです。
となると分からないです。
何人いるかさえも分からない人をどうやって全員取り戻すのか?
それは今我々が国際的に被害者を全員取り戻すと言っていると、外国人被害者も含めていったい何人いるのか?
分からないです。

その次にはどこにいるかも分からない。
何人いてどこにいるかが分かれば、ある程度手の打ちようがあると思うんですけど。
目隠しをしながら嵐の中に入っていって何か取り戻さなくちゃいけない、と言う状況なのかなぁ?と。
ここで安明進さんが前に来た時に横田代表が安明進さんに質問して、「拉致問題解決は金正日が拉致問題を認めて何%進んだと思いますか?」と言ったら、いやもう頂上まで行ったんだと。
あとは降りていくんだと、言ったんですね。
何合目まで行ったと思うか?と言ったらもう頂上まで行ったと、降りていくだけだと。
拉致を認めさせると言う事は大変な事だと、金正日は絶対に認めない男なのに驚いたと言ってたんですけど、 
無事を見ると言うのも大変な事なんですよね。
嵐の中を全員降ろさなくてはならない。

そういう課題の中に我々はいて。
だから間接的に出来る事は国際社会の中で拉致の事をどんどん知ることになって、そして北朝鮮の中にいる幹部の人たち軍隊や政治警察の人たち、日本と関係しない(人たちが)拉致の人たちの事を少しづつ知るようになってきてると思います。
そういう人たちがとにかくこの被害者の人たちは重大な世界中の関心を集めている人なんだと。
金正日政権が倒れた後、この人たちを無事に保護していれば世界から非難されないで援助を貰えると。

今ニューズウイークは今週号で拉致の特集をやったんですが、そこで写真が出てるんですけども。
早紀江さんとタイの被害者の写真で(ページを開いて見せる)、これは救う会が認定している人たちの写真ですけども(別のページを開いて見せる)。
北朝鮮は当然ニューズウイークをチェックしていますし、拉致を担当しない関係者もニューズウイークは見る人も多いと思いますから、この人たちが帰ってこなければ日本は、そしてタイの人間まで拉致していたとなるとその人たちも解決しなければ、アメリカも日本も世論が納得しないかもしれないと思えば、政変が起きたときにすぐ被害者どこにいるんだ?と、言ってその安全を図る事になるんだと思うんですね。

今のところ間接的に、そうやって我々は絶対に忘れてないし、この人たちの事は絶対に重大なんだと。
日本の外交官はどこへ行っても北朝鮮の人間とパーティーなんかがあったら、拉致拉致と言って貰いたいんですが、それがどんどん報告が行くように、これを解決しないとどうしようもないと、忘れてないと。
それはだからさっきの新潟で何人集まっているかと向こうがチェックしているとなると、やはり世論が下がってくると向こうは忘れてきたという報告になってしまう。

そして今荒木さんのところでラジオを去年の9月から始めましたけども、日本語でやって今は朝鮮語と中国語と英語も始めたようですが、12月にソウルにいる脱北者の人たちが、「自由北韓放送」と言うラジオ放送を始めたんですね。
始めたらばすぐ妨害電波が出ました。
許さないというテロ宣言も出ました。
今回も、昨日行って会って来たんですが、3人くらい警察がついて護ってるですが、脱北者の人、黄長ヨプ(火へんに華)さんとかが出て話すんですね。
北朝鮮にいた人たちですから、北朝鮮の人たちが何を知りたいのかと言うのを良く分かっていて、脱北した後どうやったら安全にソウルに来られるのか?とか、そういうのを出している。(笑い声)
脱北者のソウルの暮らしとか、後世界情勢とか、北朝鮮がこう言っているけどそんなのは嘘だとか、そういうのをやってまして、そういうのの支援をやってるんですけど効くんですね。
効くから妨害電波を出している。

アメリカの方で今寄付が集まって、今度中波でやると。
中波でやると妨害電波もほぼ出せなくなりますから。
私もその自由北韓放送の理事会の理事の1人になりまして、スザンヌ・ショルティーさんが理事長で、実は録音してきたんです。
毎日今30分やってるんですが今度1時間やるようですが、その中で日本人拉致についての番組を一週間に一回、10分とか15分とか貰って私が行って向こうで話すと、朝鮮語で。
そのときいつも言うのは被害者にもしもの事があったら絶対に許さないと。

いまでもナチスドイツの犯罪者は世界中から追われていると。
60年経っても追われているんだと。
日本は絶対に許さないと。
しかし逆に保護してくれたらば、それなりの(笑い声)事を考えると、言う事をとにかく北朝鮮の幹部たちにいろんな機会を通じて言うと。
世界情勢の情報が欲しいですから、その人たち幹部が聴く。
その中の一部に繰り返して言うと言う事は、凄く意味がある事だと思います。
近くその自由北韓放送を支援する日本での支援会みたいな物を作りたいと思っておりまして、また皆さんにお願いする日が来ると思いますが。

そういうことをやって後は日本政府の方たちは言えない事もあると思うんですが、必死で情報を集めてくださっている事は間違いないんですが、ここらへんにいると言うのが分かるのか分からないのか。
分かったって言わない方が良いと思うんですが、分かっても相手に伝えない事が情報戦ですから。

でも今嵐が来ていると。
嵐の中、少しでも正確な地図を持って取り戻す事が出来るかどうか?
我々も内外の世論に訴えると言う運動が成果を呼んで、国際社会が北朝鮮の非道さを分かって核問題が中心ですけども、アメリカを中心に北朝鮮に今強い圧力がかかり始めた。
北朝鮮の内部が動揺を始めている。
5人が帰ってきたのもその流れの一環ですから、もっと大きな事が多分今年中に起こるんじゃないかと思っていますが、起きると言う事と全員取り返すと言う事は、繰り返し言ってますが今すぐ絶対イコールだと言えない。
祈るような気持ちで、実際祈らなくちゃいけないと思ってるんですが、今年を過ごさなくちゃいけないなと言うふうに思っています。
以上です。(拍手)

2006年03月17日

06.2.16 西岡力氏1 東京連続集会15(7)友愛会館にて

『西岡力 救う会副会長のお話 その1』

Img_2022.jpg

今日の企画は増元さんの企画でして、言いたいことが一杯あるんだと。
国民大集会ではいつも3分とか5分で消化不良だから、家族の話をじっくりと皆さんに聞いて頂く席を設けて欲しいという事で。
12月の国民大集会に家族会に時間くれって言って、それは外国からもたくさんお客さん来るからって、それで今日になったんです。
今お話を聞いていて、限界が近付いているんだなと。
健康の面でもストレスの面でも、もう3月になると家族会が出来てから今度10年目になるんですね。
10年目に入るという事で疲れが目立って来ているなぁと思っています。

しかし私は何回もこの場所で申し上げているんですけども、去年一年間はこう着状態ではなくて嵐の前の静けさだというふうに言ってきましたが、そろそろ静けさじゃなくなって来ていると。
かなり風も吹いてきたし雨も出てきたなと思っています。
動きが出てきたなと思っています。
それはですね、昨年の状況を分析すると良く分かるんですが、昨年の2月に北朝鮮が核保有宣言をして、そして日本とは話し合いをしないという外務省声明を出したんです。
日本が遺骨の鑑定をでっち上げている。
あれはめぐみさんの遺骨で間違いないんだ。
その様な事をいう日本とは話し合う意味が無い。
というふうに政府の立場を明らかにしたのが昨年の2月なんです。

そして7月にほぼ1年ぶりで6者協議が始まるんですが、その直前に6者協議で日本が拉致問題を持ち出すならば日本は6者協議に出る資格がない、5者協議をやろうと北朝鮮は提案するわけです。
それに対して韓国と中国は北朝鮮の言う事は理解出来ると、いう事を言った訳ですね。
アメリカだけは、いや日本が拉致問題を出す事を我々はサポートするということで、折角1年ぶりに6者協議が始まるのに日本が拉致問題を出す事によって北が席を立ったらどうするのか?と言う圧力が韓国や中国から来ていた。
それでも日本政府は拉致問題を出したんです。

そしたらば北朝鮮は、6者協議といえば最初に6者で全体会議がありまして、次の日からはそれぞれが2者で会う訳ですね。
それを中国がアレンジしながらやって、月見の会とかいろんな事をやって最後に文書をまとめようとするわけですね。
期間が長いですけど、ずっと毎日毎日6者で会ってるわけではないんです。
日本はとにかくその6者協議の中で日朝をやりたいと廊下とかですれ違ったりその席で会って、今日会いましょうと言っても全部拒否された。
(それが)去年の7月の再開6者協議だった。

再開6者協議で共同声明がまとまらなくて休会にしたんです。
休んだんです。
休会を決めた後、休会の後なら良いと言って日本と10何分か会ってるんです。
(少し呆れた声で)会ってくれって、本当にそういう感じなんです。
そこで日本側は拉致の事を言ったんですけども、持ち帰るとか言うだけで。
つまり6者協議では日本と拉致の話をしないと言う指令を受けてきたんです。
休会後に(話を)した。

ところが彼らの態度が変わるのが9月なんです。
再開されて共同声明がまとまる9月の6者協議では、向こうの方から日朝やりましょうと言って来た。
ちょっと正確に覚えていませんが、最初の日は40分だったのかな?もしかしたら60分かも。
あの、とにかく長い時間、日本が拉致問題を一方的に言って向こうが聞いていたと。
で、次の日も日朝をやったと。
その次の日もやった。
拉致問題を出すなら出て行けと言わなくなったんです。

それで最初の日に日本側の拉致で協議をしたいと言う事を聞いて、本国に伝えると言って。
そしてそれは彼らもどうせ時間が無いので本国に伝えると言って平壌に帰ったんだろうと思ったら、そうでなくてその期間中に本国から返事が来た。
拉致で話し合いをしようと言う提案があって、そして11月の話し合い、6者協議とは別の日朝協議になるわけです。
そこで日本側は3協議の並行協議と言う提案をするわけですね。
で、北朝鮮は前回の時にその提案をしていたわけですけど、11月にやった提案を北も受けて、年明けて日朝で並行協議をやろうという事になったわけです。

そこでは北朝鮮の朝鮮通信とかあるいは朝鮮総連の新聞などでも「拉致問題など懸案に関する協議」とちゃんと書いてある。
3つの協議の内のひとつに拉致があると北が認めてるんです。
諸懸案に関する協議とかになってないんですね。
拉致問題と書いてあるんです。
北のメディアもそう報道しているんです。

彼らは半年前は拉致問題を出すのもけしからん。
彼らはもう拉致問題は終わっていると言ってたんです。
ところが9月以降になってから拉致問題について日本と協議する事を拒否しない。
それどころか拉致問題、そして日朝で正式に協議するタイトルに拉致を入れる事を認めたんです。
言う事が、起きて来ているんです。

それはなぜなのか?と言う事ですけども、アメリカの圧力だと思います。
ここでもご報告しましたけど、日本政府は去年の1月2月くらいはかなり経済制裁をする準備をしたんですね。
町村外務大臣はライス国務長官などに会って、制裁した場合にアメリカは支持してくれるか?何て話をしているわけです。
しかしそこで町村さんがひとつ我々に教えて頂いたので、多分ここでも何回かお話した事があると思いますけど、実は何回か日本の経済制裁慎重になってくれと言って来ているんだと。
その中の一カ国にアメリカも入っている、と言う話を去年の前半に聞きました。

ただしそれをアメリカの外では言わないと。
アメリカの方では6者協議に北朝鮮をもう一度戻したいと。
そのために日本が経済制裁をすると出て来ない口実を与えてしまうと、言う事だったようですけども。
それを先に言ってしまうと、6者協議に出てくる事の値段が高くなって北朝鮮はもっと吊り上げてくるから、それを外で言うのはやめましょうと言って、アメリカ政府の現職の人は経済制裁に慎重だと言う事は言わなかったんですが、辞めたアーミテージ副長官とかベーカー前大使とかは話をしていたわけですね。

しかしアメリカは6者協議の再開までは待っていた。
7月に再開された後は、堰を切ったように圧力をかけ始めた。
一昨年の12月に北朝鮮人権法がアメリカに議会を通ったんです。
その法律の中には北朝鮮人権特使を任命すると書いてあるんです。
書いてあるのにやらなかったんです、ブッシュ政権は。
6者協議が再開されるまでは、(人権特使の)内定者はいたんですよ?
もう、人事決まってたんですよね?
だけど勉強させているんだとか言って、増元さん確か5月でしたよね?
マイケル・グリーンの所へ行ったのは?

つまりそれは6者協議が一回始まるまでは北朝鮮を刺激する事はアメリカも控えて、議会で決まってたのにやらなかった。
北朝鮮人権法では脱北者をアメリカが受け入れると。
それから脱北者や北朝鮮の人権問題をやっているNGOにアメリカのお金をつけると。
全面的に支援すると書いてあるのに、それもやってない。
まだやってない。
6者協議に一回出させて、彼らの反応を見る。

もうちょっと言うと、中国をアメリカは見ているわけですね。
中国は、今イランの核問題が安保理事会に行ったわけです。
北朝鮮の方が先に核武装宣言をしていて、AIEAは北朝鮮は核を平和利用しているとは保障できないと、2003年に安保理事会に報告しているのに持っていかないのは、中国が安保理事会に行く事を反対しているからです。
中国は拒否権を持っているわけです。
だから6者協議と言う場を設定しているわけですけど、中国にやらせておいて、誰が見ても北朝鮮のやってる事はおかしいじゃないかと思う踏み絵を踏ませましてね。
忍耐を持って手続きを取ってるわけですけども。
6者協議がもう一回行われて9月に声明はまとまったんですけども、結局は北朝鮮は実行する意思を見せない。
そういう中でアメリカはもう7月に6者協議を再開させたあと人権特使を任命して、それからちょっと前の6月に北朝鮮人権国際大会と言う国際会議をワシントンでやってそれに予算を付けたんです。
そして9月に金融制裁を発動した。

今、増元さんなんかが言われた、これは愛国者法と言う法律なんですね。
9・11のテロの後に作られた法律で、テロリストがどうやって資金を調達しているのか。
それを防がなくてはアメリカの安全は保てないと言って、テロ資金のマネーロンダリングに関係している金融機関に対してアメリカの財務省が一方的に指名して、弁明の機会も何も与えない。
この銀行が駄目だと言ったらアメリカの金融機関が一斉に取引を止めてしまう。
マカオの銀行は突然指名されてアメリカの銀行が取引を停止すると言う事で、それでアメリカの銀行が取引停止するとマカオの銀行は潰れると噂が流れて、2日か3日くらいで預金の20%くらいが引き下ろされて取り付け騒ぎが起きている。
預金の凍結になってマカオの行政区管理になった。
世界中の銀行がアメリカが指名すればそうなる。
なにか国際会議を開いたり安保理事会で決めたりしていないんです。
アメリカが一国で決めているんです。

日本に足利銀行と言う銀行があるんですが、朝鮮総連の信用組合は外国為替の信用業務が出来ませんから、朝鮮総連の外国為替業務はずっと足利銀行がやってきたわけです。
例えば朝鮮総連の資金がテロ資金だとアメリカが一方的に指名すれば、足利銀行はアメリカの銀行との取引を一方的に停止になるんです。
弁明の機会も何も無い、と言うかなり物凄い法律なんです。
その銀行がテロをやったとか言うんじゃないんです。
協力したんです。
マカオの銀行で、北朝鮮の銀行じゃないんです。

もう一つそのときにバンク・オブ・チャイナという中国の、中国に国営銀行って無いわけですので、5大銀行に入る銀行なんですけど、マカオにもたくさん支店があるんですけど。
その銀行も同じ法律で制裁をかける候補になっているという事をアメリカは意図的にリークするんです。
そのバンク・オブ・チャイナと言うのはニューヨークの株式市場で上場したいのか債券を発行したいのか、そういうことを計画しているんですね。
アメリカの財務省と関係を良くしたいんです。
財務省が制裁の対象になっているという事になると、大変困るわけです。

しかし一方で北朝鮮の今の・・・(聞き取れず)銀行とかいくつか銀行があるんですけどそういう所は国際的な信用が無くて、外国為替業務をやる時はバンク・オブ・チャイナが保障していたんです。
バンク・オブ・チャイナが北朝鮮との取引を止めたらば、北朝鮮の銀行も普通の貿易決済とかも一切出来なくなってしまう。
と言うところまでアメリカは手を付けたんです。
そして候補に上がったわけですから、マカオの銀行みたいになりたくないわけで、そうでなくても上場したり債券を発行したりするときにアメリカの財務省の許可が必要ですから、北朝鮮との金融取引をかなり自粛している・あるいは規制している・凍結している。
まぁ表現は分からないですけども、かなりバンク・オブ・チャイナでは神経を尖らせている。

北朝鮮は今物凄く困っているんです。
マカオの銀行にも15の北朝鮮の講座が有ったんです。
金正日の個人口座です。
そのうち11が仮名口座です。
4つは本名ですが。
制裁かかった直後に平壌から20人、金正日の個人資金担当の労働党39号室と言うんですけど、そこから人が来て。
片道切符で預金を下ろすまで平壌に帰ってくるなと言われて来ているみたいですけど。
交渉しているけどまだ持って帰れない。

私の知っている人の知人で韓国人で北朝鮮と貿易取引をしている人と、後中国に住んでいる朝鮮族の人でやっぱり北朝鮮と貿易取引をしている人が、9月以降送金が出来なくなって困っている。
送金は、朝鮮族もマカオの銀行を使ってたんです。
韓国の人もマカオの銀行を使ってたんですが、マカオの銀行が制裁のかかっていない銀行も含めてみんな北朝鮮との取引を嫌がってやらない。

で、その理由はアメリカが北朝鮮のテロ資金だと言うことですけど、具体的には偽札を作っている。
アメリカのお札を印刷していると言うことですね。
しかし、それも実は10年前からやってるわけです。
なぜそれを今強く問題にするのか?
6者協議を始める前から偽札はやってたわけなんですね。
愛国者法というのは9・11の前からあったわけなんですが、あるわけです。
でも6者協議まで持っていって、しかし圧力はかけると。
これが対話と圧力なんです。

そしたら北はどうしたかと言うと、アメリカに交渉して欲しいと言った。
だが、アメリカは交渉はしないと言った。
北朝鮮の犯罪行為に対するアメリカの国内法の適用だから、説明はしますよ。
でもこれは交渉事ではない。
6者協議にもこの事は関係ない、核問題じゃない。

で、北朝鮮は何とかこれを交渉して欲しい。
ニューヨークまで行く、ワシントンまで行くと言ってるんです。
拉致問題の交渉で彼らは東京に来た事があるのか?
北京と平壌でばかりやってるんですね。

先ほどミサイルの話が出ましたけど、困ってるのはその金融制裁の方が困ってるんです。
万景峰号が止まっても多分、トロが食べられなくて、トロは飛行機で持っていきますからね。
メロンがあれするかもしれないけど、飛行機があるわけです。
それほど本当に困る事ではないんです。
そんな事でミサイルなんかが飛んでくる事は無いという事が、今回アメリカがやった事で実証されたわけです。
そうじゃなくて困ったらどうしたかと言うと、中国に泣き付いて10月に胡錦濤国家主席が北朝鮮を訪問したのに、1月に金正日が突然2ヶ月ちょっとしか経ってないのに行くわけですね。
首脳会談をそんなに頻繁にやる必要は無いわけです。

やっぱり困って、マカオは今中国が行政権を持ってるわけです。
マカオの銀行に対する制裁をして、各国の銀行が北朝鮮との取引を止めてるわけですけど、それをちょっと何とかしてくれと泣き付きに行ったのは間違いない。
しかし中国は今、アメリカの制裁に対してやめてくれと言って、偽札に加担するのか?と言う踏み絵を踏まされているわけですね。
そういう偽札に加担するような銀行はアメリカと金融取引しませんよと、それは全うな論理ですね。

日本も人さらいに加担するのか?と。
世界の銀行などに対してですね。
言って良いわけです。
アメリカが日本に対して7月まで制裁してくれるなと言ってたわけですけど、自分は9月になったらドンとやるわけですね。
これは6者協議に関係ないといっても実際6者協議に関係出るわけです。
今北朝鮮は、アメリカに金融制裁を解除しない限り6者協議には戻らないと言ってるんです。
アメリカはそれは関係ないんだ、彼らは勝手にやってる事だと、我々の金融制裁は6者協議と関係ないんだから6者協議のために金融制裁を解除することはしないと言っているんです。
 
でもアメリカも9月から制裁をしたんですから、今好機なんです。
アメリカは国内法で、偽札で制裁をした。
我々は6者協議をしますと。
そりゃ、並行協議をやっても良いと思いますよ。
こちら側からは協議を中断する必要はないと思います。
しかし、偽の遺骨を出してきて1年以上経って、誠実で迅速な対応をしていませんと、だから制裁をかけますと。
迅速は出来なくても誠実な対応があれば解除しますよと、言えば良いわけです。

・・・その2に続く・・・

2006年03月14日

06.2.16 増元照明さん2 東京連続集会15(6)友愛会館にて

『増元照明 家族会事務局長のお話 その2』



今北朝鮮との正式なパイプは外務省しかないそうです。
向こうもこの一本で今来ているという事でね、向こうもこの協議を続けたいと言う意向はあるというふうには感じていられるそうです。
飯を食うのもいいですけど、飯を食ってる間に次の協議の日程を決めたんですか?開催日を決めたんですか?と聞いたら、「こちらサイドからお願いすると弱みと取られてしまう」
「日本が焦っていると取られてしまうので、私たちからそういう決めると言う事は出来ないんです」と。
でもそうだったら、日朝協議1月までに行われると言われていたのに、2月の10日前になってしまった。
じゃあ次、2月中は当然出来ないでしょうし3月も駄目だと4月になるんですよ?
4月になったら春になるんですよ?と、そしたら今年中に被害者取り戻せないじゃないですか。

せめてこちらサイドから要請するんではなくて、次の開催はせめて期限切っていつまでに回答持ってきて、日朝協議持たないんだったら、それ以降粛々とやるからなと、それくらい言ってくれても良かったんじゃないですか?と、私のあの時の気持ちであったし、梅田さんにはそう言っておきました。
国民の皆さん、大多数の皆さんはそう思っていると思ってますのでそれだけは言って置きますけども、これからはどうなるか分かりません。
ただ、先ほど言ったように梅田参事官、非常に情のある方であるしキッチリとした方であるのは間違いの無い様ですので、日朝協議の場で最悪の事は起きないというふうには思っています。

後は小泉さんがどうやって決断するか?
どうやって見極めるか?
それだけの問題です。
で、昨年末に安倍さんが官房長官になってから、非常に我が国が北朝鮮に対する制裁って言うか、厳しい締め付けをある箇所ある箇所で結構やってます。
先ほど言ったようにRCCの再生機構の朝鮮総連に対するお金の返済命令とか、KEDOの500億円を北朝鮮に返せとか、今まで言わなかった事を言っているし、更にマカオの銀行に対する日本の金融制裁もかけている。
アメリカの連中と連携は上手くやってるんでしょうけど、ただこれは核の問題ではなくて核の問題もそうなんですが、結局北朝鮮の偽ドル札の問題で制裁をするわけですから、日本は拉致の問題を看板にして制裁をやるべきではないかと私は思うんですが。

国家の意思としてやってもらいたいと言うのが私たちの気持ちですし、効果有る無しと言うのは、もう効果有る無しではなくてやはり国として怒る、怒ってかけるのがまず道義的声明となっていくというか、当たり前の事です。
そういう圧力、拉致問題を看板にして制裁をひとつはかけていく。
一番良いのは万景峰号を止める事なんですけども、是非あれだけは止めて頂きたいと思っています。
今年また4月から入港するようですので新潟までまた日参しなければならない。
ちょっと体が、私は大丈夫なんですけど、ちょっと大変なもんですからそれだけは止めて頂きたいと言うのが気持ちです。

今年4月にはアメリカでまた公聴会が開かれると言う事ですよね。
家族会のメンバーで何人かで行くつもりです。
ワシントンにも拉致連絡会と言うのが出来まして、アメリカ在住の日本人を中心にこの拉致問題をアメリカ国内に訴える事をやられているようですから、そのイベントにも参加できれば私自身が参加しようかなと思っています。
そうやって国際社会に訴える事が、北朝鮮がたくさん嫌がっていることらしいですので。
先日、先ほど代表が仰ったように日本の世論を気にしていると言う事で、日本が制裁をどんどんどんどん、金融制裁のように厳しい政策を取っていく。
常に世界にこの問題を広げて、それを北のイメージそして北のプライドを傷付けていく事を非常に、梅田さんが言っていたがその事を気にしていたと言います。
それでは私たちはかえってどんどんどんどん出て行って、北のイメージとかプライドをズダズダにしていかなければならないだろうと思いますが。

ただ、北のプライドと言うふうに皆さん良く言葉を聞かれると思います。
朝鮮の人たちと言うのはプライドの高い人たちですから、そのプライドを傷つけないように。
そのプライドを傷つけちゃうと本当に厳しい戦いになる可能性がある。
それは避けて、プライドを傷つけないように下手に出ましょうというのを良く聞きますけど、北の人たちにプライドがあって、じゃあ私たち日本人にはプライドはないのか?と言うことですね。
私たちは私たちとして少しはプライドを持っているじゃないですか。
国民を拉致されて何もしないと言うそんなプライドのない国であって良いのか?という、(「そうだ!」の声)事なんですよ。(拍手)
それだけは皆さんに・・・(拍手で聞き取れず)北のプライドを考えるんだったら、まず日本のプライドをまず考えようよと。

そうやってこの拉致問題を解決する方向に持って行って頂きたいと言うのが、本当に私個人的な事です。
姉なんか52、今年53になりますけど、体は大丈夫だと思うんですけど丈夫な方だと思いますから、耐えてもらえているとは思うんですが、それでもね。
北朝鮮のこんな状況で20数年間、寿命がやはり日本の温暖な気候と違って、豊かなエネルギーそれから食料の中で生きてるのとは全然寿命が違ってくると思うんですよ。
寿命が縮む思いと言うのがありますけども、あれ実際にあると思いますけど、恐怖とかそういうストレスの中で生きてると人間の寿命と言うのはどんどんどんどん無くなって行くと思うんです。
で、北朝鮮の今の平均寿命で60くらいと言う話を今聞いていますけども、あと7年、8年くらいしかない。
日本に戻ってくればまた少しは伸びていくと思いますが、それでも縮まった寿命を早く取り戻していかないと彼らの後半の人生、非常に短い物になってしまうし。
24年間、日本で貧乏しながらも楽しく暮らしきましたが、27年向こうで厳しい、日本にいるよりも長い年月向こうで暮らしているんです。
その事を考えると、何をいつまでも北朝鮮の交渉に付き合っていなければならないのか。
本当に机を蹴って帰って来て欲しいし、そうやって北に厳しい姿勢を見せなければ交渉自体が上手く行かないだろうと言うのが私たちの気持ちです。

今、家族会が圧力団体になっているのではないか?と言われているそうですが、本当に圧力をかけられる団体だったらそうなってみたいですね。
それだけの力を持って小泉さんの政策に対して大きな影響力があるんだったら、私はなっても良いですよと言うふうに思いますけども。
私たちは普通の事を言ってるだけで、家族を取り戻すために日本として当たり前の事をやってくださいと言ってるだけで、それを圧力団体と捕らえる方がおかしいですよね。
本当に。(拍手)

実際に言ってる事は確かにきつい事なのかもしれないし、一般の人たちにとって私達が経済制裁しろとか言うのは、一部の極右勢力と手をつないでやっていると言うふうに思われがちの人もいるのかもしれませんけども。
でも私たちは9年間の闘いの中でも、今はこれしかないだろうと言うその思いで経済制裁の発動を。
政府の方たちが、小泉さんが次の具体的ステップの前に経済制裁の発動の前にこれをやってこうやってそして今年中に解決させますからと言う具体的な道筋をつけてくれたら、私たちにもそれならそれでお願いしますと言ってだまって経済制裁の発動なんか言いません。
そのほうが良いと思ったら、それに代わる代案があるなら示して頂きたい。
それを示して頂けないから私達が救う会が考えて、私たちもそれに同意する経済制裁の発動しかないだろうと、今思ってるわけです。
それを圧力として捉えられるのは残念ですが。

ただ先ほどもちょっと取材を受けて言ってみたんですけども、確かに北朝鮮が暴発する恐れはありますし、それは私は(ミサイルを)撃たないとは思いますが。
それの責任をじゃあどうするのか、私たちも考える事はあるんです。
本当に北は撃たないのか?
じゃあ撃ったらどうなるのか?
でもそれを、そうですね。
それを考えたら、本当にこのままで良いのか?
前にも言いましたけど、本当に北のミサイルが怖いから何も言えないような状況で良いのか?と言う。
何も言わないのか?
北がミサイルを撃つからといって九州を割譲するのか?
そのうち北海道もやれと言われてミサイルが怖いからやれというのか?
それはないだろう、と言うのが私の考えです。
そんな事をしたらこの国は国でなくなってしまいますし。
でも、普通の方たちの中でね、そういうふうに考える人たちもいるらしいんですよ。

先日志方さんて言う帝京大学の教授とご一緒になりましてお話を聞いたんですが、あの方北海道方面の総監、一番偉い時に、北海道の某横道って言う知事がいたんですけど、(笑い声)食事会を自衛隊の幹部とした。
「志方さん、あんたたちが北海道にいるから戦争が起きるから、あんたたちは北海道から出て行ってください」って言ったらしいです。
で、志方さん何を言ったか。
「私は日本の国のために働いているのであって、あなたのために働いているわけでは有りませんよ」というふうに、ちょっと切れかかったみたいですけど、そう仰ったそうです。
でも当時は冷戦構造だったですかね?崩壊したかどうか分からないけど。
「ソ連が攻めてきたら、あなた達がいるから戦争が起きるじゃないか。戦争が起きない為には、あなた達がいなければソ連がすんなり北海道を占領して、戦争がなくて終わるんです」
とマジで言ったらしいですよ?(笑い声)
私はそれを聞いてちょっと呆れてしまいましたけど、(笑い声)志方さんそのときに何を言ったか?
「でも、ソ連は共産主義ですから、まず占領してあなた達を連行して帰る。殺してしまいますよ」と。
「それは困るね」と仰ったそうですけど。

そういう所まで考えていない人たちが責任者でいると言う事。
そして民主党のグループを作っていらっしゃるわけですから、これは怖い事だなぁと思います。
こういう方たちも、でもいることはいるんです、ハッキリ言って。
そういう方たちにどうやって説明していけるのか?というふうに僕は思ってしまうんですが、私がこうやって経済制裁の発動って言うのも、そういうことをしたらミサイルが飛んでくるとかそういう事で怖がってしまったら、どうしようもないんだろうなと。
説明のしようがないんだろうなと言う、その点ではちょっと行き詰ってしまいますが。

今本当に言っておかなければならないのは、これが当たり前の家族の気持ちであり、家族を取り戻して欲しいと言うこれは人間として当たり前のことではないですか。
そして国は当たり前のことに、国民を護っていくのが国家なんですから。
国民が北朝鮮に連れ去られたらそれを取り戻すと言うのが当たり前の国ではないんですか?と言う事を言うしかないのでは。
そのために私たちはお願いしているのであって、政府にそのために真摯に動いて頂きたいと言うふうに思っています。
これは全ての国民の皆さんに分かって貰うのは、中々難しいんだろうなぁと言うのも実感です。

今年4月、まだ時間ありますか?
今年の4月までには、これは救う会の会長が仰ったんですが、アメリカが本気になって来たと。
マカオに対する金融制裁、アメリカは4月春くらいまでに金正日政権をどうにか排除しようという、その覚悟を持って来ているのではないか?と。
ですから今年1年、今年の春までに大きな何かあるだろうと言うのが、予想です。
その中で日本と連携しているんでしょう。
安倍さんが官房長官にいる間は上手くいくと思いますが。
それがもうひとつ親北派の動きと一緒にどうなるか?は今非常に攻めぎあってる状況だと思います。
アメリカの後ろ盾、アメリカの強い意思が働いたら、北朝鮮と言う小さな国が崩壊と言う方向に向かっていくでしょうし。
中国も金正日の首を挿げ替えて済むのであれば、その方向に行くのかもしれませんが。
我々は今年の4月にはるかに大きな動きがあるかも知れないので、その日を待ち望みながら皆さんと戦っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。(拍手)

2006年03月13日

06.2.16 増元照明さん1 東京連続集会15(5)友愛会館にて

『増元照明 家族会事務局長のお話 その1』

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こんばんは。(「こんばんは」の声)
代表、副代表が遠慮がちにしゃべられて時間がずいぶん余ってますので(笑い声)、私は思いっきり言いたいことを言わせて頂きます。

まずこの今自民党の拉致問題対策本部長の会合があったと書かれてありますけど、やらないよりいいんですけど、ただ遅いんじゃないか?と言うのが非常に私の実感です。
私達はすでに2000年から経済制裁を求めている。
拉致問題の解決をするために経済制裁して圧力を加えるしかないだろうというのが2000年から救う会が言い始めた、ですよね?2000年ですよね?(控え席の方に同意を求める)

そのときに自民党の国会議員でも民主党の国会議員でも拉致問題が重要な問題だと感じていたら、当然北朝鮮への制裁のシュミレーションチームを作らなきゃいけなかったんですが、自民党が作ったのは結局2002年の9・17以降です。
ですからそれからですね、3年半になろうとしているこの状況の中で、ようやく経済制裁の発動を義務付ける事を盛り込んだ北朝鮮人権法案の骨子を了承し今国会提出。
ちょっと遅いんじゃないんですか?と言うのが実感です。

できれば昨年の通常国会でこの法案を出して欲しかったですね。
それから一昨年の12月24日に細田官房長官が、「迅速かつ誠意ある対応がなければ厳しい対応を取らざるを得ない」と言ったわけですから。
あの時に横田めぐみちゃんの骨と称する偽物の骨を掴まされるわ調査結果はデタラメだわ、国民の皆様が怒りに怒っていて、そして細田官房長官があのような談話を出さざるを得ない状況で。
で、翌年の通常国会でこの法案を出しておけばまず通ったんではないか?と私は思いますけども。
それからまた1年過ぎてしまった。
去年1年はとにかく郵政郵政で小泉さんにしてやられてしまいましたけど、郵政の中に隠れてしまったということです。

ただ、佐藤会長も仰ってましたけども一昨年の12月24日に官房長官がああいう談話をしたのにも拘らず、一年以上も日本政府は厳しい対応を表面的に取っていないと言う事は、北朝鮮にどういうメッセージを与えるか。
まぁ当然皆さんお分かりですよね?
やるぞやるぞと言って何もやらなければ、あいつはやらないんだと言う安心感を持たせるだけなんです。
一年以上も前に官房長官の談話で厳しい対応を取ると言っていながら、向こうは迅速にも対応していないし誠意ある対応もしていないと言うは当然分かっているでしょうしね。
それでも日本政府はなんら制裁に対して何もしないし、何も実際の動きをしないと言う事は、もう大丈夫だと言う安心感を与えてしまうと言うのが現状だと思います。
ですから昨年の末から今年の初めにかけての日朝協議でもあのような態度に来ている訳で。
結局なめられているなぁと言うのが非常に、日本の皆さん、私たちでなくても皆さんもそうだと思います。
余りにもなめた対応をして来ていると言う。

辛光洙と言う人物の拉致が大きく報道されるようになって当然引渡し、金世鎬(キム・セホ)もそうですが前々から引渡しは求めているんですが。
引渡しを求めたら今度は「NGOの人間を引き渡せ」と。
あの中に救う会の人間が入ってないのが非常に残念なんですけど(笑い声)、それだけ救う会の活動が認められてないのかな?と。(笑い声)
本当は佐藤会長とか西岡さんなんかの名前が告げられて欲しい。(笑い声)
全くそれが無くて山田文明さんとか李英和さんとか、そういう方たちの名前が出てくる。
もうちょっと頑張って圧力かけて。
あの二人はさすがにこういう事は出来ないかもしれませんけども。
でもね、救う会とか出てももいいのかな?と。
荒木さんは特定失踪者調査会の名前で名指しで批判された時に、非常に光栄だと仰ってましたけど。
ああいう北朝鮮の金正日政権と言うのは、悪口を言われるくらいの政治家でないと駄目だという事を。
それぐらいで活動しなければいけないんだろうなと思ってます。

先ほど言ったように辛光洙が昨年の末から非常に言われておりますけども、あれも情報と言うのが私たちが聞いている限りは、昨年末に本人から事情聴取した結果らしいです。
横田めぐみちゃんの拉致に関与したと言うのは、曽我ひとみさんが一昨年に横田家に言ってあったようですけども、地村さんやそれから蓮池さんたちの拉致の実行犯として名前の上がっている彼らに関しては、昨年末に日本政府があらためて問いただして、・・・(聞き取れず)したあれらしいです。
ですから私たちには殆どそういう話は来ておりませんし、ただ何で昨年末なんだ?と言うことなんですね。
もっと早くに言ってもらっても良かったんではなかったか?と思うんですけども。
忘れていたということなのでしょうか?
それが良く分からないし。

辛光洙の情報の出方に対してある説があって、それは辛光洙1人に全ての責任をおっかぶせて、そしてそれで幕引きを引こうとしているんではないかと言う説と。
それではなくて日朝国交正常化のハードルを上げたい、厳しく追求する為にと言う説があるんですが。
それにしても警察からリークされていなかった報道の皆さんが直接被害者の方に声を聞きたい、というのも良く聞くので。
出来れば私は直接、単独インタビューは出来ないかもしれませんけど記者会見は開いて頂いて、報道の人の前ではっきりと言って頂きたいと思います。
そうしないと憶測ばっかりで、本当に私たちも分からないし、国民の皆さんも分からないでしょうから、せめて記者会見くらいは開いて頂きたいなと言うのが辛光洙報道に対する私の感想です。

いまだに出来ないらしいんですが、報道各社が自主規制をしていると言う所があるようで、今救う会・家族会では子どもたちが帰ってきた以上、私たちに報道規制をする立場ではないですよね?
実質的には始めてるんですが報道の方で大分規制されているようですね。
帰国された方たちの方から子どもたちをそっとしておきたいという気持ちがあるようです。
でも帰ってこられている本人が記者会見をされてもいいのではないか?
特に新しい情報が出たという話ですので、それが真実なのかどうなのか?と言う事も警察のリークと言うだけではなくて、警察情報として出て来てもそれが真実なのかどうかが皆さんにもはっきり分からないでしょうし。
だからそれはやって頂ければありがたいと言うふうには思っております。

それと、日朝交渉ですよね?
日朝交渉も、何でこんなに日朝交渉何回も何回も続けるんだ?と言う思いがずっとおります。
実際3年半に近いですから、その間また同じような事をやらなければいけないのか?のがあるんです。
昨年末に斎木審議官からお伺いした内容では、とにかく北朝鮮がこのままだとテーブルに着かないから日朝国交正常化と言う北朝鮮が乗りやすい話を議題に乗せて、当然拉致と言うのをやりますけど拉致が解決しなければ国交正常化なんか出来ないのは常に言いますから、絶対に拉致を棚上げする事はありませんからということで、日朝包括並行協議と言うものに合意されたそうですけど。

私はあの時にも言いましたが絶対にそれやっちゃいけない事ではないか?と。
せっかく9.17で金正日が拉致を認めて、ようやく僕たちのそれまでの活動が国民の皆さんに訴えてきて、殆どの人たちがまだ半信半疑の中、政府は出口を一緒にしようと言うところだったのを、ようやく金正日が拉致を認めることによって入り口論に持っていったんですよね。
すなわち、国交正常化の交渉をする前に拉致問題を解決をしなければならないと言う、そういう国民の声を高まる所まで行ってたらですね。
大半の人は日朝国交正常化は拉致問題が解決してからと思ってたと思うんですけど、これを相手をテーブルに着かせるためとかそういうのは、なぜこちらが譲歩しなければならないんだ?と。
こちらが譲歩して相手をテーブルに乗せたとしても結局譲歩したと言う点が残るので、北朝鮮のペースと言うのは変わらない。
北朝鮮政府がどうしても交渉したいと言うところまで持っていかなければいけないのに、またそうやってこちら側が譲歩したような形になって後ろに戻っていったと言うのが非常に私は残念でならないです。

その点だけは斎木さんには申し上げて置きましたけど、ただ斎木さんも一年以上日朝協議が行われない事を非常に苦々しく思っていらっしゃってますし。
アメリカの公使に出られる事は昨年の秋ぐらいにすでに決まって、内定は出ていなかったらしいですけど、殆どマスコミ人事って言う奴ですか?
そういう事で保留も考えておられたようで、日朝協議の道筋だけはつけたいと言う事は思ってらっしゃったでしょうし。
それから後任になる方、今の外務省のやり方に対しては非常に自信を持っているそうです。

確かに一昨年の末から外務省が谷地さんになって日本政府の姿勢が変わってますから。
それまでは先ほど飯塚副代表が仰ったように真相究明、信頼できる情報をよこしなさいと、そういう姿勢でしたけども、ようやく一昨年の末になってから「生存者が居るはずだから返せ」と言い始めたんですね。
それ以降外務省の谷地さん、それから日朝審議官、そのラインは「生存者を返せ」と「生存者がいる」と言う前提で、向こうと交渉すると言う全部変わってきましたから。
その流れの中で斎木さんはおそらく日本政府の姿勢はおそらく揺ぎ無いものであるし、自分がいなくなっても日朝協議の場で必ず自分の後輩がやってくれるだろうと言う事を仰っておりました。
そして信じてくださいとあの人は目を見て、私たちは外務省で一番信頼できる斎木さんの言う事を信頼したわけですけども。

今回日朝協議で拉致問題の担当になる梅田参事官、この方はご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、西村眞悟議員の5年後輩で救う会島田(洋一)副会長の3年先輩です。
同じ寮で暮らしていた。
よく学生時代から人物的に知っている人です。
西村先生に先の議連の総会でお会いした時に梅田さんの事が出たんですけども、帰りがけに西村さんは「あいつはええ奴や」って言いましてね。(笑い声)
「あいつはええ奴や」
外務省の確か人事課長をやってらした時に、「村山のバンドンの発言、あれに対して涙を流しながら悔しがっていた、そういう奴や」
「だからまず間違いはないだろう」と、「少しネジ巻かないかんな」ってそう言ってましたけど。
関西弁で非常にやわらかく喋られるんですけど、迫力には多少欠けるんですけど、気持ちは強い方です。
のようです。
多分強いと思います。(笑い声)

更に強いだけではなくて情があるというのを非常に感じているんです。
日朝協議、私たち先週でしたか?
帰ってこられてすぐ説明を開いて頂きました。
その中で北朝鮮の反論、そして北朝鮮の気にしている事を言っている時に、日本の世論を非常に気にしていると。
そして北朝鮮の金哲虎(キムチョルホ)が言ってた事は「今日本では拉致問題の関心が非常に薄くなったんではないですか?」
「記者からの質問も大分少なくなりましたし、新潟での写真展でも2000人しか集まらなかった」と言ったので、たまたま梅田さんはそのことに関して「私は新潟に出張で行く事がありまして写真展も見た」と仰られて、そのときに声を詰まらせたんです。
なぜ詰まらせたか?
それは写真展のめぐみちゃんの写真を見てやはり感じる物が、私たちと同じ血が流れているのは当然感じる事なんですけど、ただ外務省の官僚がですね。
私たちに説明する時にちょっと涙ぐんだ、そういう所を見てますと情にも厚い方だというのは分かりました。
その気持ちを忘れない限りは全ての拉致被害者のために頑張ってくれるというふうには思っています。

外務省は一生懸命やってても結局はあれで終わるんです。
それはなぜかと言うと政治家が決断をしないからです。
政治家が決断してもうちょっと圧力をかけてれば、今回の協議に関してもちょっと違う物になっていた可能性はあると。
結局今回の協議ずっと今までと同じように何ら制裁の発動もしないですし、それをするという姿勢すら見せていない。
小泉総理は対話と圧力しか言わない。
小泉総理の下では結局先ほど言ったように、官房長官があんな事を言っても結局何もやらないのだから、何もしないだろうと言う姿勢で来るわけです。
その中でやっても今回はじめての新任の金哲虎(キムチョルホ)それから梅田参事官、それから原口(幸市)大使、宋日昊(ソンイルホ)という、変な奴が大使になってしまう。
その中で顔合わせだけだろうと、今回の1月の日朝協議だった。

顔合わせの前提だとしてもやる事だけはやって頂かなければならないと思っていたんですが、20時間の内11時間は拉致問題のことについて話し合ったそうです。
そして最初の拉致問題の懸案事項に関する協議、第一回目の協議の時に何をやったかと言うと日本政府が一昨年に出した調査結果ですね。
調査の精査結果、ひとりひとりについての疑問点、それをいちいち一人ずつ言って相手にぶつけたそうです。
向こうは彼らの言い分も、横田めぐみちゃんの骨も偽物だと言ってるけれど、そんな事は信じられないし。
それに対する疑義も言ってそういうんだったら返せと言ってるから、誰に返すんだ?遺族に返すのか?じゃあ遺族は分かってるんだろうな?と僕は思うんですが。
そこで聞いてくれれば、遺族は誰ですか?
そしたら金哲虎(キムチョルホ)も言うんじゃないでしょうかね?
ちょっともうちょっと突込みが足りないと私は思うんですが。

それにしてもですね。
同じ、もう一年間、一昨年の11月に出した精査結果を北朝鮮には突きつけて、去年の一年間に北京でも何回も言ってるのに、何回も向こうからの返事もあったはずです。
だから今年初めの協議に顔合わせとは言え、同じ事を繰り返して欲しくなかったと言うのを申し上げました。
でもそれに対して明確な答えはなかった。
更にこのような拉致問題の懸案に何も出てこないし、言葉は悪いんですけどむちゃくちゃな事を言ってきてよくぞ皆さん、食事をする気になりましたね?と。(笑い声)
私だったら食事など出来ませんよと申し上げたら、梅田さんは外交官ですから。
外交と言うのは正式の協議の場で相手にぶつけてこれは一応正式の協議の場ですけども、食事をしたりとかコーヒーを飲んだりとかそういう時に相手の本音を聞きだすのも外交なんだと。

当然向こうの交渉団の中で事前に行って良いのか悪いのかと言う話もされた、行かない方が良いんじゃないの?と言う話もされたそうです。
でも外交の結局そういう所で本音を聞きだす。
ですから飯を食べる時には必ずカウンターパートの隣で話を聞いて相手の本音を聞きだそうとしたと言うのがあったそうですが、こっちから言わせるとあんな人間に本音なんかあるのかな?と思いますけども。
もう見極める必要が、ここまで3年半もすりゃ見極めなければならないでしょうし。
宋日昊(ソンイルホ)、彼らが来ていたって彼らに決定権は無いわけですから彼らの正式の場で言ってる事が彼らの本音であると判断して欲しかったですけども。
それは外交手腕、次の協議までの流れを崩したくないと言うことがあるようです。

・・・その2に続く・・・

2006年03月12日

06.2.16 飯塚繁雄さん 東京連続集会15(4)友愛会館にて

『飯塚繁雄 家族会副代表のお話』

Img_1987.jpg



皆さんこんばんは。(「こんばんは」の声)
いつもながらこの問題に深いご理解と応援を賜りましてありがとうございます。

今日は金正日の誕生日なんですけども(笑い声)、明日2月17日はですね。
田口八重子の長男の耕一郎が29歳になります。(お〜と言う声)
彼が一歳のときに別れた母親が未だに帰って来ない。
差し引き28年も会ってないんですね。
本人は母の顔を直に覚えてはいないんですけど、そういう事を考えると物凄い長い時間が経ってしまったと言う気がします。

私自身もなんでこんなに被害者の家族がこうして動かなきゃいけないのか?
政府が、あなたたち家でじっと待っていてくださいと、責任持って取り返しますよと言ってくれればですね。
非常に心が休まるんですけどもそれも見えない。
かといってこのままじっとしているわけには行きませんので、皆さんとともにあらゆる活動をして政府を動かして、更に北朝鮮に刺激を与えて早くこの問題解決したいなと、常々思うこの頃です。

この問題もこんなにクローズアップされて日本の重要問題・重要課題となったのも、やはり皆さんの国民の声がかなりの比率で高まって来たと。
しかもこの問題ただの拉致ではなくて日本を立て直すという、非常に日本の将来の鍵を握る事件で課題でもあると、言うふうに私も考えております。

その中で日朝交渉は細い糸で今つながっていますけど、先日の報告の中でもですね。
いろいろ感じた事は、確かに3点セットで核・ミサイルの問題、拉致の問題、それから日朝正常化の問題、並行してやるんだという形になっておりますけども、そうは言ってもですね。
やはり拉致の問題が解決しなければ他の問題に入れないはずなんですね。
それを並行してやるって言うのはある意味危険性があると。
拉致の問題も今やってますよと。
だから早く日朝正常化交渉で日本の支援なり賠償が欲しいと。
そっちに先に行く恐れがあると言うのが私の心配なんですね。

政府の交渉団につきましては「拉致問題の解決なくして他の問題はない」と、はっきりと今回も強く言って頂いていますし、日本もあるいは日本の国民も相当怒っていると。
生半可な回答では出ないと言う強い態度でやってはおりますけども、向こうは相変わらずの強かさで何とかごまかそうと言う事では、一応話は聞いていますという。
それが誠実な態度を取っていますと宣伝しているんですね。
従ってそれをある程度回避しながら早い所日朝正常化をしようと言うのが狙いじゃないかと私は感じております。
ですからやわな対話ではこの問題絶対に解決しないなと、言うのはハッキリしている訳ですね。
やっぱり日本の強い態度を示して、本当に怒っているんだと言う事を示して、実際に制裁なりを発動して形も意気込みも北に押付けて知らしめて、向こうが「ごめんなさい」と「じゃあ全部返します」と言う形にしない限り、多分この問題はずるずる行くんじゃないかと。

対話と言ってもですね。
今の形は対話なのかもしれませんけど、何が対話で何が圧力かと言う事がいつも疑問が付くわけです。
そういう中で北が未だに拉致は解決済みと言うし姿勢を崩しませんし、それから大韓航空機の話も未だにあれは北のせいではないと、要するに北は関知しないと言う感じですし。
それから今まで報告した北の内容も、全く撤回していないし。
この3つの大きな点を完全に180度ひっくり返さない限り、この解決は見えてこないし有り得ないと。
と言うことは物凄いインパクトがいるはずなんですね。

ですから今日、たまたま機会があって政府にタイミングを見て圧力をかける、制裁をかけるという事を言ってますけども、そのタイミングとはいったいどんな場面なのか?
それも今ハッキリは言っておりませんですね。
様子を見るとか、交渉の経過を見るとか言ってはおりますけど、なかなかそこまで踏ん切りがつかないのが今の現状です。

そういう事ではですね。
一応政府の報告書の中でとにかく生きてる拉致被害者を返せ。
真相究明をはっきりと報告せよ。
それから辛光洙を引き渡せと。
言うふうな事を言っておりますけども、言葉のニュアンスが、私に言わせますとですね。
生きてる被害者を返せ、当然なんですけども、死んでる者は返せないと言う風にも取られるし。
それから真相究明と言うのは亡くなっている、要するに死んだと言う証拠を出せというようにも聞こえるし。
我々としては全員生きているんだと、いう気持ちで交渉を進めてもらいたいしそういう形で活動もしているわけですから、真相究明なんて後でもいいんですね。
日本人の拉致事件全て解決して、なんでこういう事件が起こったのか?と言うのは後でも出来るわけです。
とにかく今は細かい事はすでに究明済み、北が言っている話は全て嘘だということも分かっていますし、それを考えると全員生きているという事につながるんですけども。
とにかく拉致した人間を全員返せと言う大上段に構えた要求をしていかない限り、のらりくらりとかわされる恐れがあると感じています。

それには我々がいつも訴えている北に対する制裁、経済制裁もあればそのほかに制裁の方法もいろいろあると思います。
もちろんこれはあくまでも手段であって目的ではないわけですから、それをこういう時期にあるいは北の今の状況あるいは態度、環境、あるいは国際状況も見ながらどういうタイミングでそれを出すのが一番いいのか?
それもどれだけ早く出せるか?
言う事を早く突き止めながら考えながらやって頂かないと、また今回の交渉のように交渉はしたけども結果は全然何もないと、言うのがまた続くんではないか?という心配があります。

それと簡単にこれがさっき言ったように180度変換して全て返すという事になれば別なんですけども、多分そういう簡単な事にはならない。
しからばどういう形で日本人を救出するのか?
奪還するのか?
その方法もですね。
いろいろ考えていかなければならないと思うんですね。

今それぞれの被害者がどこに住んでいるかも分からない。
誰がどこにどういう状態で住んでいるかも分からない。
そういった状況の中でどうやって助け出すのか?
少なくとも誰がどこにいるかぐらいはですね。
いろいろな手を使ってきちんと調査、これは秘密裏でやるしかないと思いますけども、何かあった時は即助け出せる体制を考えておくと言うのも当然必要だし。
いろいろな場面があると思うんです。
奪還する為のシュミレーションと言うか、こういうときにはこうする、こうなったらこうやる。
その辺は北は物凄くそれについては研究していますし、日本はどうしてもその辺は弱い、と言うふうに感じるわけです。

ですから、この場に及んでまた1年また1年、そういうのは全く我々としては受け入れられないし、少なくとも今年中にはですね。
良い結果が出るように皆さんとともに政府の尻を叩くと言うか。
我々は政府に対してお願いをするしかないわけですね。
そういう意味では今までもそうでしたけど、これからも皆さんの力と声を借りながらですね。
政府に対してあらゆる手段を行使して頂きたいと。
制裁と言う言葉もいろいろ有りますけども、これはいろんな形で出来ると思うんですね。
そのための法案も出来てますし、全ての省庁に対してもいわゆる専門幹事会と言う物を作って、各省庁で北に対する工作・取り組みについて具体的に方法を示せと、言うオーダーも出ているようです。
今回環境省とか財務省とか全ての省を入れた形で、多分安倍官房長官のお達しだと思うんですけども、そういう話も出ておりますし。
今年正月早々、警察庁の漆間長官も「今年こそやるぞ」と言う大きな声が出てますし、そういう意味では今年は何か動くと言う気配が出てますし。
余り楽観は許さない。
強い態度で我々としても見つめて行きたいし、その結果結果においていろんな訴えてもいきたいと考えております。

本当にこれ以上にですね。
特定失踪者の方含めて物凄い数の日本人がいるわけですから、それの解決と言う事を常にイメージして戦っていかなければ途中で幕引きとなる恐れがある。
何人か見つかったからじゃあこれを返しますと、後は報告の通り皆さん亡くなっていますと、ハイそれで終わりですというふうに絶対にならないように、我々も注意していきたいと思います。
これからも皆さんのお力をいろいろな面で借りていかなければならないと思いますけども、どうか一つこれからもよろしくお願いします。
ありがとうございました。(拍手)

(司会者より「制裁法案についてのコメントを」との言葉があって、引き続き飯塚さんのお話)

全て総理が決断しなければ何も出来ないという事になれば、これからも決断を待つしか無いという事になる。 
それに代わって法律でですね。
総理の決断なくして北朝鮮に対する法案をきちっと、先ほど自民党の方でそういう物を作ろうという話がありますが、そういった形であるいは制裁を実行できると、言う事もありますし。
特定船舶の法案も発動するのにですね。
そういった法律的に、比較的に簡単にと言ったら失礼ですけども、そういう形で出来るような動きもいろいろありますし。

それから直接的にはあれですけども、例えば朝鮮総連に関係する固定資産税の徴収ですとか、あちこち裁判と言う形で騒がれていますけど、たまたま熊本でその辺の判決が出て、そしたら熊本市がそれに対して控訴しているという場面もありますけども、これは当たり前の話をしているだけで、我々と同じに固定資産税があれば全員払うと、当たり前のことなんですね。
それをきちっとやりなさいと、やって欲しいと言うのが私たちの願いで。
要するにそれを無視した形で総連を苛めているとか、在日の方々を苛めているとか言うことではないんです。
そういった今までの減免するような状態を作っておきながら、本国では日本人を拉致している。
まったく話が合わない。
矛盾だらけですね。
そういった部分も含めてこういった具体的な法案を含めて、より具体的に動けるという事にする事も我々の願いでもあるわけです。

06.2.16 横田夫妻 東京連続集会15(3)友愛会館にて

『横田夫妻の補足のお話』

★横田滋さん

今救う会の方からメモを頂いたんですが、これを見ますと前から言われた事なんですけど。
自民党の拉致対策本部が今日会合を開き、日本と北朝鮮の協議で拉致事件の解決に具体的な前進がない場合、経済制裁の発動を義務付ける事を盛り込んだ北朝鮮人権法案の骨子を了承し、国会への提出を目指す事になりました。
会合では外務省の担当者が先の日朝の政府間協議で、拉致事件の解決に向けた進展がなかった事などを報告しました。
これを受けて拉致問題対策本部は今後の会合を協議をした結果、作業チームがまとめた拉致事件の解決に向けた具体的な進展がない場合、経済制裁の発動を政府に義務付けることなどを盛り込んだ北朝鮮人権法案の骨子を上奏しました。
対策本部はこの骨子に基づいて法案作りを進め今の国会に議員立法で提出する事を目指したいとしています。

と言う事を今頂きました。
北朝鮮側は日本のいろんな船を保険をかけるとか、入れないとか、それからいろんな・・・・・調べる上でも制裁関係案が増えるから、やはり万景峰号を止めるという事になれば非常に効果が大きいと思いますし、それを山本一太さん(?)・・・・・と言うことだったと思いますけど。(この辺り、音声が悪く全体的に良く聞き取れず)
新聞でも一部出ていましたが具体的に動き出したと言う事が従来からお願いしております、拉致に進展がない場合は制裁をと言うことを訴えておりますので早く実現すればいいなと思っております。

★横田早紀江さん

今全てお話しておりました、中途半端に終わり・・・・・(聞き取れず)
お話しました事を具体的に実現してくださっている事を本当に嬉しく思っています。
早くその事は日本が毅然として実現して行く事が、またいろんな事があるかもしれませんけども、それはどんな事があってもやらなきゃならない、当たり前なんだという気持ちで日本がキッチリとした形で表していただければありがたいと思っています。

06.2.16 横田早紀江さん 東京連続集会15(2)友愛会館にて

『横田早紀江さんのお話』

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こんばんは、今日はたくさんの人がお集まりいただいてありがとうございます。
今ほとんど主人がいろいろお話をしたのですが、先日来去年の10月の9日に突然入院を致しまして、本当に皆様にご心配をおかけしまして、奇跡的に早い状況で血漿交換が出来ました事で、無事に元気を回復しました。
数値がひとつちょっと低いのがありまして、それが戻らないと完全に治ったと言える状況ではないんですけど、もう普通の生活をしても大丈夫ですよと言う事で。
あんまり無理をしたりしない、遠出をしたり緊張しすぎる生活をさせないようにという事で、気をつけながら、お酒も少し飲んでも大丈夫ですよと言う事で、それを言わない方がいいですと(会場内小さな笑い声)
ご飯も何でも食べて良いという事で、本当にもう後ちょっとどれだけか遅かったらそのままで、この席には来られてなかったと思うほど突発的に急激に低下していくお薬の副作用でビックリしたんですけども。
たくさんの病院の先生方の一生懸命の治療のお陰でこんなに元気になりました。
ご心配をおかけしまして、ありがとうございました。(拍手)

日朝交渉も今度は少しは、何かちょっとでも動きがあるんじゃないかと期待を持っていたんですけども、やはりいつもと同じように何もない状態で帰って来られまして、本当にガッカリしたんですけども。
拉致問題の解決なくして国交正常化は絶対に有り得ないと言う事を、北朝鮮にはっきりとどんな事があってもそれは動かないですよと言う事を伝えてくださった事。
そしてそれがあなたの国にとってもちっとも幸せにならない事なんですよと言う事を、ちゃんと伝えて下さったという事は本当に大きな事だったと思っております。

これからその言葉に対して向こうがどう出てくるか?っていうのは向こうがまたボールが行ってますが、いろんな物を投げ返してくるのか?分かりませんけども。
私たちは病気もしますし、だんだん歳をとりますから、もっとお年を召した方がたくさんいらっしゃいますので、こんなに許せない事をね。
拉致だけでなくて麻薬とか偽ドルとか、考えてみたらあらゆる悪をやり放題にやっていて、それがこれだけ明らかにされてきて世界的にも国際的にも拉致問題だけではなくて、今回向こうから脱北して来た方を助けてくださっている7人の方々を拉致をしたって言う事で出せと言う事を言葉に出して言ってきたと言いますけど。

そんなの本当に子供が聞いていても何を言ってるんだろう?っていうくらい馬鹿馬鹿しい事で、それは世界中に発信されて聞いていますから、北朝鮮がどんな事をやっているのか、何を言っているのか?
本当にいい加減にしたら良いという事を感じている人がたくさん出て来ていると私は思っていますし、だんだんそういった意味ではこれまで見えなかった知らなかった様な事が、いろんな事がこの10年間大変でしたけど、皆様のご支援の中でこうやって動いてくれてお陰さまでいろんな事が表に現れて。

これは日本の私たち家族だけの問題ではなくて、誰がなってもいけないし、こんな事が続いて放置されて行く事で、また北朝鮮がどんどん・・・何をするか分からないような国なんだと言う事を、日本も国民の方々もアメリカももちろんですけども、多くの方々が分かってくださいまして。
北朝鮮の人権問題と言う事も・・・からも国連の方からもきちんと言葉に出して伝えてくださるようになったお陰で大分いろんな意味で前進しているなと思っています。

ただ、子供たちの姿が見えないと言う事が私たちは本当に心が苦しくてどうなってるんだろう?
本当にどうなってるんだろう?と、あんまり突き詰めて考えるとおかしくなっちゃうんでね。
出来るだけ完璧な事は考えない。
絶対に皆さんと一緒に頑張って、日本のためにも絶対にこの事を解決するまで頑張りましょうって思うので、毎日お祈りしながら頑張っております。
本当に私たちは後どういう事をしていいのか?分かりませんが、やはり日本国としては制裁と言うことしか動きもないし、戦争と言う形でやっていく事は間違っていますし、対話だけでは絶対に埒が開かないと言う事だけはわかっていますから。
日本で出来る事はやっぱり船を止めるとか、向こうからの交流を絶つ事しかないと思うんです。
それを何とか早くやって頂きたいと。
政府にお願いするとしか言えませんけども。

一刻も早く皆さんに喜んで頂いて「ああ元気で皆帰ってきた、良かった」といって頂く事を夢見て頑張っておりますので。
今日はあまり何を話して良いか分からなくてご質問があればお答えさせていただきますが、このような事で失礼します。
ありがとうございました。(拍手)

2006年03月11日

06.2.16 横田滋さん 東京連続集会15(1)友愛会館にて

〜〜今家族が言いたいこと 東京連続集会15〜〜

『横田滋 家族会代表のお話』

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皆様こんばんは。(「こんばんは」の声)
特に報告するような事項は何も無いわけですが、一昨年の11月にめぐみの物と称する骨が政府の代表団によって持ち帰られたわけです。
そして鑑定の結果それは政府の見解から他所の物から・・・(聞き取れず)。
もう一点別のDNA鑑定から、いずれもめぐみの物では無いと言う事が判明したわけですが、それに対して日本側が抗議をしたわけですが北朝鮮側はそれは日本が捏造したと全く受け入れません。
この状態が未だに続いているわけです。

先般、日朝政府間協議が開かれたわけですけども、小泉総理の再訪朝の直後の10月のクアラルンプール以降3年4ヶ月、それ以来開かれたわけですけど。
相変わらず北朝鮮側は、こちらの新聞には出なかったようですけど・・・(聞き取れず)の事が決着しないと先へ進まないとか先方は言ったわけですけど、日本側は全体の中で一つの事を取り上げて交渉が進まなければと言うか交渉を認めないというか拒否をしたわけですけども。
そういったことも含めて全く何の進展しないわけですけども。
新聞等に今回の日朝協議でキム・ヘギョンさんを出して第三国で会わせるとかって言う噂が新聞にも出ましたけど、そういった提案はありませんでした。

それから、めぐみの写真展が11月の有楽町のマリオンに続いてその後立川と、それから最近では新潟の大和デパートの8階で新潟日報と大和デパートの8階で開いたわけです。
この間日朝の協議が開かれたときに政府関係者の人から説明があったわけですけども。
その時日本の政府の代表の人が感じたという事で、向こう側は日本の世論を気にしていると言う話がありました。
その中のいくつかの例を上げたわけですけども、そのときに先方が日本側のためにわざわざ記者会見を開いたりしているんですが、しかしそれは政府関係者の分析ですと日本向けと言うよりは北朝鮮向けであって、いかに我々は努力しているかと見せるためと言うものです。

そしてその中には日本側の記者が拉致問題に関しての質問が少なかった事で、関心が薄まっているのではないかとか、新潟で開かれためぐみの写真展にたった2000人の人しか来なくて関心が薄れているんじゃないかとかいう事を、それは記者会見の席ではなくて交渉の席で言ったそうですが。
それで日本側の代表団が、それは全くのデタラメで僕が行ったときも大勢の人が来ていて2万5千人来たんだ、と言う事を話して、新聞記事等を含めたパンフレットを作ったわけですけど、それを向こうに提出してだらが報告したのか知らないけれど日本の怒りは高まっているんだと言うのを伝えたと言う事があります。

初めから日本の情報と言うのは正確に割りに良く知っていて、写真展が開かれたと言うのくらいは調べていると思ったんですけど、しかしそれは意外にも人が来なかったと言うのはおそらく北朝鮮の内部向けの事だと思いますけど。
それくらい日本の国内の世論を気にしているという事で、それから制裁と言う事を非常に気にしている。
特に日本では経済制裁を発動したと言う宣言は無いんですけど、実質的には最近でも朝鮮総連施設に課税をするという問題、熊本については決着がついていませんけど、やっぱり総連ではそれを懸念している。
これは何も朝鮮総連に厳しく当たっているわけではなくて、本来取るべき所を取ってなかったのを正常化するというわけですけども、それにしても北朝鮮側から見れば大変困る事であって。
それから朝鮮学校って言うのは、日本で言えば英語の学校とか洋裁学校とか各種学校に当たる物で、それは非課税というのは日本でも出来ない事でそれはやめると。

それから船も万景峰号は検査を厳しくしてですね。
こういった事も北朝鮮側から見ればそれは制裁をされたのと同じだと言う事で、それは中々厳しい事だと感じているようです。
更に日本が追い討ちをかければもっと利くのかもしれませんけど、現行でも制裁をされているような印象を持っているようです。

それから最後の所では国際世論も気にしているという事で、ニューヨークの国連の人権の問題を諮りまして第三委員会で拉致の問題とか北朝鮮の人権について決議されたわけですけど、それがいずれ国連手続きに持っていかれるかも知れないと言うことを気にしているようです。
それからマネーロンダリングについてアメリカから制裁されてマカオの口座を凍結したり、それからタイ国の女性の拉致が話題になって、そして日本側が今回それを議題に乗せて、そういった事を国際的に自分達の対面を傷つけられる事を気にしている。
それから特定失踪者の問題を今回取り上げられたわけですけど、今回の結果、日本側が資料を出せば調べますという事を言ったようですけど、誰かについて居るとかといった話は全く出なかった

最近では「アブダクション(拉致)めぐみ物語」っていう、アメリカのサンメディアっていうテレビ会映画の制作会社のようなところがドキュメンタリー映画を作ったんです。
日本にも何回も来て、80分ぐらいの物に仕上げた要ですけど、駐日の大使館とかいろんな方が協力してくれたみたいですし、再現映画ではないからドキュメンタリーですから、昔の映像が必要になってくるんです。
それはフジテレビが協力してくれた他、撮影地が東京だけではありませんから地方についてはフジのネットワークでも資料を提供してくれた他、音楽については鼓童という、新潟県の鬼太鼓座(おんでこざ)という太鼓のグループがありましたけど、そこのところが協力してくれたとか、いろんな人が協力をしてくれて。

そして最初アメリカのユタ州というところで、(=スラムダンス映画祭)500くらいある中から選ばれてそして上映したそうです。
それに対して我々に対して来ませんか?と言う話も有ったんですけど、ちょっと体調が悪かったもんですからそれには行けなくて増元さんが代わりに行ってくれました。
それで私たちは映画その物は中身は見てないんですけど、日本でも上映できるようにして欲しいと言う事は、向こうから電話がかかって来た時に言いました。
それはなるべくできるように努力しましょうと、やっぱり順序としてはコンテストに出品する事が先になるので、それからアメリカでの上映が先になると思いますのでいずれ日本でも見る事が出来ると思います。

映画祭の模様と言うのはテレビでも出たり、それからアメリカでいえば随分離れたところの話ですから、政府関係者は良く知ってますけど、一般の人にインタビューしてますけども日本人の拉致の問題って言うのは余り知らないみたいで、しかしそれを見た方々は「どうしてこれまで救出できなかったのか?」とか言う事で、増元さんに随分質問が出たようです。
それで皆さんが関心を深めたと言う事です。
それとこのドキュメンタリー映画と言うのは、オランダのテレビ制作会社みたいな所がドキュメンタリー映画を作って、それは申請して政府の方からもこのフイルム貰って(?)いきますと。
それからオーストリアでも同じ拉致のドキュメンタリー映画を作ってると言う事なので、そういった事が一般の国民に対してのPRになると、そういうふうに思っております。

それからもう一つは韓国の拉致被害者の団体がいくつかあるようですが、朝鮮戦争の時のとか最近の(拉致)のとか。
一つの団体崔さん、もうひとりの崔さんがいまして(=崔成龍(チェ・ソンヨン)拉北者家族の会代表)、男の人の方が会長をやってる団体の方が北朝鮮側からめぐみの夫、北朝鮮側ではキム・チョルジュンさんというのは1977年ていいますからめぐみが拉致されて同じ年くらいのときに5人の韓国の高校生が拉致されたと言う事実があり、その中の1人でないか?と言う事を聞いたということなんです。

北朝鮮側は例えば漁船員なんかの拉致についてはスパイ行為をしたとか何とか名目で捕まえて、船と船長や艦長なんかを拉致する。
それもひとつの団体の女の方のお父さんなんかはそれで拉致されたんですけど(=崔祐英(チェ・ウヨン)拉北者協議会会長)そういった人についてはテレビに出てきて私は拉致をしましたと言わされているわけですから、拉致をしたことについては北朝鮮側は認めているわけです。
そういった人たちは日本のように交渉して帰った人は1人もいません。
しかし脱北して帰ってきた人は何人かいるようで、それともう一つ、離散家族を一年に何人かずつ集めて再会させるようで、その中に何人か混じって対面した人がいるということですが。

しかし日本人と同じ形の高校生の拉致については向こう側は認めてないようなんです。
韓国の方々の話を聞きますと、5人の高校生の内、大使館で(家族の)毛髪とか血液、爪、粘膜などを提供してもらっているようですけど、一般の人の関心は非常に低くて問題になって無いと言うことです、
少なくとも家族の人から見れば、どこの国の人でも同じですけど何とか取り戻したいと言う気持ちはありますし、ぜひ政府の方もやって欲しいと話しておるようですし。

これは新聞情報だったんですけど、有力と言われているお母さんが出てきて「うちの子供が横田めぐみさんと結婚したとすればそれは幸せな事だった」と。
向こうの人から見れば北朝鮮の人と結婚すれば帰れないわけですから。
めぐみのケースでは蓮池さんから聞いたのでは北朝鮮の人だと言う事を言っていました。
でももっと前には日本人と知らなかったと言っている。
そして最近は訛りから韓国の人ではないか?と言ってましたけどその話については蓮池さんからは何も聞いていません。

ですからどんな形でなるか分かりませんけど、もしそのうちの一人と言うことが判明すれば向こうの人と日本の家族なんかと一緒になって返還運動に力を入れたいと言う事で。
そういった事を韓国だけでやろうとすると中々話題が盛り上がらないかもしれませんので、そういったときは日本からも一緒にやれば少しは話題になって、政府も今のところは全く(北朝鮮)政府の機嫌を損ねないよう余り力を入れていないですけど是非、そういったケースがあれば一般の・・・(聞き取れず)のような形で、もしかしたらあちらに近付けば・・・(聞き取れず)が取れると言う事で・・・(聞き取れず)があるのかもしれませんけど。
これは完全な拉致でありますから、これは是非韓国政府も力を入れて欲しいと思います。

我々もめぐみの事については一番初めに言いましたように全く何も進展がなくて、特に報告する事がなくて申し訳ないんですが、我々も交渉があるたびに今度こそは何かあるんじゃないか?って毎回期待をしながらそれが無かったわけなんですけど。
最近の新聞に出てきた話題の事はご紹介しまして、第一回の話は終わりにしたいと思います。(拍手)

2006年02月02日

よど号犯人と拉致問題 東京集会(13)06.1.19 友愛会館にて

『質疑応答』

★西岡力 副会長


大体時間にはなったんですが、どうしてもと言うご質問があれば。

★質問者1

ようするに実行犯って果たしてなんや?と、何やねんと。
人を探すのが実行犯、偵察するのが実行犯。
僕はみんな実行犯と思っているんですよね。

まずひとつ聞きたいのは朴ですけども、帰国していると話しましたよね?
彼はマカオで行方不明になっていますよね?

もう一つは朴の本名が分からない。
朴某氏って書くんですよね。
あとは警視庁がマークしているって言うのがありましたよね?
この人の名前が分からない。
その辺をどう思っていますか?

★恵谷治氏

まず、朴に関しては私もデータが少なくて、警察がどの程度知っているのかも私も知らないんですが。
今の所分かりません。
最初は実行犯と言う事で言えば、これは明らかに調査部も戦闘員も作戦部も全て一緒、全員が実行犯。
これは間違いが無いです。
ですから問題はですね。
この辛光洙が現場にいたと言うよりも、本当の被害者の目撃証言があるわけで、そうすることによって先ほど来言う調査部ところが関わっているっていうのが明確になると言うお話を今日したわけです。

★質問者1

お金はどこから出ていると思います?

★恵谷治氏

作戦費用っていうんですかね?
これはもう当然労働党が出している。
それともうひとつですね。
辛光洙はたくさん金を在日から巻き上げています。
これは脅し、先ほど言ったように「手紙を持って読め」
そのためにこれは明らかに何千万レベルで何回も出してたという供述があります。
ですからそのいわゆる維持費は国内で調達していますが、出発の段階でだいたい1万ドルあるいは2万ドルが支給されます。
これは証言でたくさんあります。

★質問者1

総連長野の人物から4000万上げてますよね?
これは2200万と1800万、2回やってますよね?
この辺りの人物名、ちょっと言えないですけども・・・

★西岡力氏

それはあとでちょっと。
他にご質問ありませんか?

★質問者2

私ちょっと思うんですけど、2000年て言うかね。
2000年入ってからも拉致があったんじゃないかな?って私思うんですよ。
何でかと言いますと、私友達に誘われまして2000年の8月なんですけど、ちょっと長野県内でね。
音楽とかそういう変わった祭りと言うかイベントみたいのがありまして、そこでちょっと政治討論と言う良く分からないイベントがありまして。
そこである人と部屋でいろいろ討論している時に、私が過去に中東方面とか自分で旅した事があるもんですから、その件をちょっと言いましたら後で、さっき・・・(聞き取れず)研究会とか言いましたけど、チュチェ研とか。
そこの関係かも分からないんですけど、アジア太平洋資料センターと言うのわかりますよね?
あるのは東京に、アジア太平洋資料センター。

そこの方が丁度いまして、そこの方にその後、いきなりバーラウンジと言うかそこに誘われたんですよね。
それで、いきなり私、パスポート今無いか?って言って来たんです。
私目が見えないんですよね、全然。
私海外に行ったという事を討論で言っちゃたもんですからね。
パスポート今無いか?って言われたんですよ。
それで切れてるけどすぐ作る事も出来るって言っちゃったんですよ。
そしたらね、「北朝鮮に行って、向こうの障害者の方と交流をしないか?」とか変な事を言ってたんですよ。(笑い声)
私は名前も分かってますけどね。(笑い声)
現にその事を言われましてびっくりしまして、はぁっ?って感じで驚きましてね。

それで最初の有本恵子さんのお母さんの話を聞いていますと、あぁこういう感じで連れて行かれたのかなぁ?と、つくづく思っちゃいまして。
それでなんていうか、こういう時に私は保留をしまして、連絡先を一応交換だけはしちゃいまして、それでその後結局その人物って言うのはね。
2000年の終わりかそれくらいに、例の重信房子が捕まったじゃないですか?
あの捕まった時に、その匿ったと言うか何か分からないんですけど、それも完全に捕まってるんですよ。
その人も。
それで、もしかしたらな?って言うか、私のほかにももう一人その後誘われた男の人がいたもんですからね。
その人は北朝鮮に行ってみたいとか変な事を言ったもんだからね。(笑い声)
えっ?というか、もしやというか、私はあれから断ったんですけど嫌だって言って。
一週間のコースだとかそういう事を言われましたけど、お金はこっちの方で出すとか言われましたけどね。
気持ち悪い話だって言うか、お金をそもそも向こうに出してもらうって自体が気持ち悪いなと、で結局断ったんですけどね。

それで、私今思うに、その頃もそういう事をまだよど号の連中は、さっき言ったかりの会でしたっけ?
ああいう、やってたんじゃないかな?って、2000年当時。
あるいは私はそう思えてならないんですけど、今でも。
その辺、ちょっと誰か・・・

★西岡力氏

他にご質問あればまとめて、もう時間が無いので。
あと一人どなたかいらっしゃれば。
短めに・・・

★質問者3

端的に言います。
今回工作員が拉致をした事が明らかになったじゃないですか。
それで思うんですけど、政府・警察が一生懸命動いてるのは分かるんですけども、経済制裁とか動いてるのは分かるんですけども、そしたら拉致した工作員の方。
取り締まる法律とかは、日本政府としてはちゃんと動いてるんでしょうか?
例えばスパイ防止法とかですね。

★西岡力氏

他に何かご質問はありますか?
じゃあ一応、これで・・・

先ほどの2000年の事はあとで考えて見ますが、多分、2000年の段階では韓国にかなりの直接工作が出来るようになっていましたので、日本人を拉致して、先ほど言った目的で拉致をするという事をするような、まだるっこしい事をしなくても、金大中政権ですのでちょっと考え難いなぁと。
だからよど号、日本の新左翼の人たちが何を考えていたのか?と言う事は分かりませんが、労働党としてそういう事をやっていたと言うのは朝鮮半島情勢全体から見ると、考え難いなぁと。

★質問者2

いや、多分それは赤軍系だと思いますけども?

★西岡力氏

思いますけども。
あと今のスパイ防止法の事については、全く動きがないですね。

★質問者3

無いですか?

★西岡力氏

じゃあ、恵谷さん、何か最後に一言。

★恵谷治氏

いや、特に・・・

★西岡力氏

じゃあ次回の事を一応・・・

★平田隆太郎 事務局長

また今回も時間がですね。
恵谷さんにはもうちょっと話して欲しかったんですけども、また改めて機会を作ってやりたいと思います。
次回は2月の16日です。
木曜日この場所で行います。
で、次回は横田さん、飯塚さん、増元さんに話をして頂く。

このお3人の方は東京で集会をやると本当に3分か5分くらいしか時間が無くて、地方に行くと30分ぐらい喋れるもんですから、今度東京で少し長めに喋って頂こうと思いまして、そういうことを2月の16日に行いますので、また是非来て頂ければと思います。
本日はありがとうございました。(拍手)

・・・集会終了・・・

よど号犯人と拉致問題 東京集会(12)06.1.19 友愛会館にて

『西岡力 副会長のお話』

ありがとうございます。
ちょっと私の方からも、今の拉致がどのような形で行われたのか?と言うのを頭の整理をしてみたので、その問題提起をさせて頂いて、そして質問があれば受けたいと思うんですが。

今恵谷さんがまず拉致の形としてですね。
3つ言ったんですね。
遭遇型がある。
拉致を目的にして入って来たんではなくて、別の目的で入って来て見られてしまった。
遭遇したと、そこで拉致が行われた。

マグジャビ型。
朝鮮語でむやみやたらと言う意味だと恵谷さんは言いましたけども、マグジャビ型と言うのは人定がされない段階で入って来てアベックなら若いアベックを連れて来いとか、言う形で連れて行った。
これがあったという事を証言しているのが安明進です。
聞いている。

それから3つ目が人定型だと。
工作員がまず人定をして、そして海岸に連れて行って戦闘員に渡す。
戦闘案内員ですね、今の言い方ですと。

そして今度は拉致の目的が今まで明らかになっている物は、4つあるいは5つあるんです。
ひとつは工作機密の隠蔽である。
ふたつめが身分の取得と。
三つ目が工作員の教官。
四つ目が工作員として使う。
これはよど号グループがそうですね。
五つ目に恵谷さんが検討の必要があると言ったのは、専門知識の取得。
これはまだ実例が上がってはいないんですが、しかしそれは想定されると言う事です。

そうするとですね。
遭遇型をAとして、マグジャビ型をBとして、人定型をCとする。
そして目的の方の工作機密隠蔽を1、身分取得を2、工作員用教師を3、工作員を4、専門知識を5とすると、Aの1、2、3、4、5と考えられる。

遭遇型ではAの1が明らかになっていて、それは寺越さんたち。
それ以外にAの2、3、4、5というのは今のところ明らかになっていません。

そして次のマグジャビ型をBとすると、BはBの3しか明らかになっていない。
工作員の教師とする。
この部分が一番問題になるわけです。
マグジャビ型で工作員の教師とするのがあったかどうか?

今表に出てるのは横田めぐみさん、地村さん、蓮池さん、市川・増元さん、曽我さん親子、富山のケース。
誰かにつれて行かれて海岸に行ったのでは少なくともない。
海岸の近くにいたわけです。
そして襲われている。
マグジャビ型とも思われる。

それから今度はCで人定型。
Cの1は無いんですが、Cの2で身分の取得では久米さんと小住さんと原さんが問題になる。
Cの3では田中実さんと田口八重子さん。
Cの4で松木さんと石岡さんと有本さんがやられて。
今のところCの5というのはまだ判明していない。

ここで問題になるのは、マグジャビ型があったのかどうか?
今マグジャビ型とも想定される横田さん、地村さん、蓮池さん、市川、増元さん、曽我ひとみさんと富山のケースですね。
具体的な犯人像が明らかになっているのは、地村、蓮池、曽我、富山のケースなんですね。
犯人が目撃されている、被害者が証言している。
このケースは皆4人と言ってるんです。
地村さんも、蓮池さんも、曽我さんも、富山の人たちも4人に襲われたと言っている。
4人の内3人が戦闘案内員で、一人が工作員であったと思われる。

地村さんは辛(光洙)がいたと言っている。
後3人いたと。
蓮池さんは朴がいた。
そして3人と。
曽我さんは3人の男が後ろから歩いてきて襲われたと言っている。
そして女性工作員、中年の女性と一緒に工作船に乗って清津まで連れて行かれて、清津から平壌まで一緒に行って、その女性工作員がある期間、教育係だったと言ってるんですね。
それはつまり女性が工作員で、3人が戦闘員。

富山も4人と警察は認定しているんですが、多分直に4人と聞いているんで、中に辛と似ている人間がいたわけで、少なくとも辛は当時40代ですから、40代の工作員がいて辛なのか他の男なのか知りませんが年取ったのがいて、そして戦闘員は20代だと思われます。
が、3人いたと。

安明進の話ではマグジャビ型で当初やった所、工作員の教官として使えない人もいたので、後で日本国内の組織に人定をさせてそれから上手くいった。
いう話を工作機関の教育の中で聞いているんですが、しかし人定型はマグジャビ型と並行してあるいは先に行われてますので、その説明だけでは教師のリクルートの部分だけについての説明なのか?限定的だと思いますが。

つまりBの3、マグジャビ型で工作員の教師を連れて来いという形があったのか?
あったとするとそこの部分については日本の国内の協力者の存在と言うのは余り考えられない。
工作員も日本の事情を知っている工作員が、数ヶ月とか、あるいは私は一緒に追って来たのかもしれないと見ている。
そこで土地勘のある人間と3人で、まぁ安明進に聞いたら、一人が一人を拉致するのは簡単なんだと。
二人拉致するのに予備で3人いて、日本の事情を分かっているのがもう一人いたんじゃないかと。

もう少し厳密にですね。
恵谷さんの仰っていた、何部の所属でどうなのかと言う事を当てていって、考えなければいけないけれども。
こういうふうに考えていくと、今日警察庁に行きまして警備局長が年末に拉致被害者から新たな証言を聞いたと。
その結果、拉致の実行犯は今まで考えているよりは限定されているんじゃないか?
同じグループが何回も拉致していたんじゃないかと、今思っている。
一つの班が何人いてどういう目的でやったのかもう一回洗い直さなければいけないという話をしていたんですが、その前に実行犯がマグジャビ型なのか、人定型なのか、遭遇型なのか。
目的が教師なのか、身分なのか、あるいは工作員として赤軍の仲間にしようとしたのか、全体像としてそれを考えていかなくちゃいけないんではないかなと。
今の段階で言えるのはこれ位じゃないかな、と私は整理しているんですが恵谷さんどうでしょう?

★恵谷治氏

いえ、もう、はいそうです。

2006年02月01日

よど号犯人と拉致問題 東京集会(11)06.1.19 友愛会館にて(恵谷治氏その3 音声有り)

『恵谷治氏の講演 その3』



いずれにせよ70年代そういう形でやったんですが、一番ポイントはですね。
80年によど号の、それまでにご存知のよど号の妻たちってのがどんどん日本に入って来ます。
80年にNHKでも報道された、名古屋から魚本(民子)が連れて行った男性がいたらしいんですが、どうやら帰って来ていると。
私もイマイチ判断出来ない、苦しいのはですね。
返す人間と返さない人間とどう違うのか?
それでいろいろ私も考えてですね。
ふと先ほど言った、調査部マターか連絡部マターか、つまり部署の違いがあるのかなぁ?と言うふうに考えました。

ご存知の安明進と言うのは有名な工作員といわれますが、彼は調査部でもなく連絡部でもなく作戦部という、金正日が大検閲をして以降、新たに設置された組織の人間です。
とにかくまだ結論は出ないんですが、そういうふうな視点で物を見る必要があった。
と言う事でもう一度話を戻しますと、拉致をこれまでしてきた部署を見ますと調査部か連絡部なんです。
それ以外は、証拠・事実としてはないんですが、可能性としては偵察局、軍です。
ただ具体例はまだありません。
今までハッキリしているのは調査部か連絡部なんです。

で、作戦部といいましたがもう一度、金正日が大検閲を行った後、紆余曲折はあったんですが77年までに固まったのはですね。
3号庁舎には連絡部、調査部、作戦部、統一戦線部、4つ目の統一戦線部。
これは皆さんもご存知だと思いますが、朝鮮総連を管轄する指揮する部署です。
この4つで確定されたと言うか、現在に至ってます。
その間いろいろ名前が変わりまして、その当時の部署、例えば大韓航空機爆破事件を起した金賢姫と言うのは調査部に属していまして、調査部と言うのが新聞報道でいろいろいろいろ言われたもんですから、その後は35号室と言う名前に変えてます。
しかしこれは誰が見ても調査部で、工作員も未だに調査部と古い名前で呼ぶケースが多いんですが、いずれにせよ3号庁舎には4つあります。

拉致の作戦計画、当然上からも来るんですが、この先ほど言った調査部と連絡部の二つの部署が、いわば競い合って拉致をやる。
その良い例がですね。
70年代、77年ぐらいだったかな?
ドイツに在住していた韓国人ピアニストと、ユン・ジョンヒという女優さんが奥さんでした。
彼らを金正日の指令で拉致をする。
ところがこれもザグレブ、ユーゴスラビアでその拉致は失敗します。
それは連絡部でした。

翌年今度は韓国の申相玉さん(映画監督)と崔銀姫さん(女優)の夫婦を、別々に拉致するんですがこの拉致をしたのは調査部です。
調査部は金正日から高く評価されたんですが、いろんな事があるんですが、一つ拉致についても競い合わせる。
先ほど言ったようによど号の連中は連絡部管轄。
しかし、拉致の作戦実行、作戦を担当するキム・ユーチョルと言うのは調査部の工作員だと。
この辺が未だにちょっとハッキリしないんですが、よど号の場合はそうだと。
もう一つの見方としてはですね。
調査部と連絡部の二つの違い、大きな違いと言うのは連絡部は基本的に対南工作を専門。
もちろん例外はありまして、先ほどのザグレブの拉致未遂が連絡部であったんですが、それは例外的です。
調査部と言うのは韓国以外、ですから日本であれヨーロッパであれアジアであれ、そういう所で様々な作戦をする。
こういう大きな違いがあります。

皆さんもご存知だと思いますが、金正日政治軍事大学というところで4年あるいは6年間教育を受けてですね。
成績の良い順から部署配置がされる。
彼らは卒業後、配置と言う。
つまり一応希望は出すんですが、自分の意思とは無関係に配置されます。
その場合ですね、優秀な順に調査部、連絡部、統戦部、で作戦部なんです。
それがいわば3号庁舎の格付けですね。
3号庁舎内の部署の格付けです。

つまり調査部が一番偉い。
で、例の安明進はですね。
彼は外交官になって海外に行きたかったんですが、調査部に入れば多分、彼は亡命しなかったんじゃないかと思うんです。
で彼はあれだけの能力があるから当然調査部に入れたんですが。(横で西岡氏が「彼は調査部だったんです、調査部の依託生だったんです」の声)
ごめんなさい、失礼勘違いしました。
入る段階で、決まってたんですね。
で、卒業後に作戦部に回されたもんで頭に来て亡命をしたと、異色の人間なんですが。

でなぜ今のような格付けが起こるかといいますとですね。
最初の頃にも言いましたが、作戦部というのは金正日政治軍事大学でもですね。
全員がやるんですが、とにかく一番体力的に頑張る。
もちろんいろんな無線だのいろんな事があるんですが、頭脳より体力が優秀な方が作戦部に回す。
作戦部は工作船、あの展示している工作船と言うのは作戦部管轄で、その船長も作戦部そこに乗ってる人間も作戦部の人間で、3号庁舎内では最も人員が多い部署です。

その作戦部の部長はゴ・コクレツという金正日と同級生、学校が同期だった非常に有能な男がいるんですが、彼が部長をしています。
しかし、末端の人間、例えば韓国にたくさん脱北者がいますが、その工作員と言うか、金正日政治軍事大学の卒業生の同窓会のような物があります。
その中でですね。
「お前出身は?」「調査部だ」と言うと一目置かれるんです。
「お前は?」「作戦部か」というような明らかなランクがあるんです。
ある人間が私に言ったんですが、「作戦部と言うのはタクシーの運ちゃんですよ、変わらんのだから」

つまり船を運用します。
陸上で車の場合もあるかもしれませんが、基本的に日本の場合は船を運用する。
これはこれで非常に重要な任務ですが、そこに辛光洙のような調査部の人間をゲストとして乗せます。
この間奄美沖といいますか、銃撃戦があって沈んだ中に誰が乗っていたかと言うのはまだハッキリしませんが、これは作戦部以外の人間が乗っていたと言うことだけはハッキリしています。
証拠があるんです。
まだ公表されていませんが。
ですからあの船が何らかの任務であったと言う事は間違いないんですが。
いずれにせよ作戦部が運用する工作船には定員がありまして、全て作戦部の所属の人間です。
そこに連絡部、あるいは調査部の人間を乗せて運びます。

拉致と言う物をもう一度具体的に考えて見ましょう。
辛光洙の場合、辛光洙はですね。
めぐみさんを拉致したあるいは地村さんをという証言が今出て来ていますが、ハッキリしているのは原敕晁さんを拉致した。
その時は80年の4月に宮崎の海岸から潜入します。
それからですね。
人選をし、情報を集め、原敕晁と言う人物をピックアップし、宮崎まで連れて行って一緒に北朝鮮に戻ります。
それが6月24日に北に到着するんですが、いわば2ヶ月、一人の人間を拉致するのに2ヶ月、少なくとも彼の証言です。
それが可能だったんですが、それにもう裁判でも分かってますが、彼が主導していろんな人間に当たって、協力者を集めて宮崎まで連れて行くわけですが。

いろんなケースはあると思うんですが、先ほど行った調査部なり連絡部なりの人間が拉致をするというのは、いわゆる暴力的にと言うかそういう事をするわけではなくてですね。
まず命令を受ける。
その命令に添った人物を選定する。
それから接触をする。
それである程度納得させてある場所まで連れて行く。
で、そこで今度は作戦部の人間に任すんです。
それはもっと言いますと、迎えに来た人間、これには船に乗っています作戦部の人間が。

その中で最初に言いましたが船に乗っている人間は全員工作員ではなくて、戦闘員といいます。
ゴムボートで上陸する、その人間を戦闘案内員と言います。
日本語的に言うと案内員と言うのは何かイメージが違うんですが、実際はですね。
自分は案内員をしていたというと非常に能力がある。
つまり敵地に入って日本側の警戒をチェックして、客である調査部の人間、工作員を潜入させる。
あるいは回収する。
それをやる人間ですから、優秀な人間が選ばれます。

ですから覚えているか、これは偵察局マターだったんですが、潜水艦が韓国の沖に座礁した事件があります。
一人だけ生き残りがいます。
何人か殺されて逃げ出して射殺されて、おそらく一人だけは逃げ帰ったと思うんですが、ひとり韓国に生き残っている人間がいます。
彼なんかに話をして、彼は案内員だったんですね。
偵察局の中で、偵察員であり、案内員であったんですが。
その案内員、「あなた案内員だったんですか?つまりそれだけの能力・力があるんですね?」と言うふうに彼にインタビューしたときにですね。
「お前は分かるか?」という位にですね。
その案内員と言う響きが日本人には非常に馴染みが無いんですが、それは余談としまして。

とにかく案内員が基本的に拉致をする。
暴力的に振り向かせるのは、蓮池さんは声をかけたのは朴だったと言う言い方をして、声をかけて振り向かせて後ろからバンと殴るのは作戦部。
それまであの男をやるぞというふうに、ずっと指揮をするのは調査部。
この違いを皆さんとにかく覚えていてください。

もう一つのポイントは、辛光洙の事件も出てきますが、総連の関係者です。
話したい事は半分も言えなくて。(笑い)
辛光洙、もっと言いますと原敕晁さんのケースは、本当にこれは辛光洙流のやり方で、すねに傷を持っている総連関係者を集めて、何とかしろと。
結果的に2ヶ月だった。
で、彼は非常に有能だったと。
もっと言いますと、検閲の後に彼らは呼び戻されて、有能で無い人間はそこで全て辞職させられたはずですから、彼は80年に戻ってくる。

ただ、ここでもう一つだけポイントは76年に償還されて80年の4月に日本に来た。
その間にめぐみさんの事件、あるいは地村さんをやったという事はですね。
ポイントは何か?と言いますと、先ほど言ったように、原敕晁さんを拉致するには潜入して人定して決行まで2ヶ月なんですね。
ですから76年から80年の間に、そのベテラン工作員がずっと教育を受けていたなんて事は有り得ないんですね。
数ヶ月で戻ってきて、拉致して戻る。
また作戦で来て戻ってるのは間違いない。
それが一つの例が未遂事件の時に、目撃されているということです。
ちょっと話が中途半端になりましたが、後は質問で受け答えたいと思います。
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